見出し画像

ジャンプフェスタ2024  石橋陽彩VS 花江夏樹 棋譜解説 前編

先日、ジャンプフェスタ2024というジャンプのお祭りイベントの中で、遊戯王SEVENSのステージイベントとして、デュエルリンクスのラッシュデュエルポイントバトルNEOが開催されました。

その中で、王道遊我役の石橋陽彩さんと、蒼月学人役の花江夏樹さんの対戦があったため、その対戦の模様を棋譜として、石橋さん視点で解説付きで記事にしていきたいと思います。

想像以上に長くなったので、全3回の記事になります。良ければ、最後までお付き合いください。

対戦の模様はYouTubeにアーカイブがあるので、記事の前にこちらを見ていただけるとより楽しめるかもしれません。


対戦開始、同時に参加ボタンを押せば、
マッチングしやすくなるのは、
それはそう

先攻は石橋(以下、敬称略)使用キャラは、それぞれ自分の演じたキャラ。


先攻1ターン目の手札

ターン1 先攻:石橋

手札は、
1.セブンスロード・マジシャン
2.ダーク・ソーサラー
3.ドリアード
4.セブンスロード・ウィッチ
5.セブンスロード・ウィッチ

プレイ手順は以下の通り
1.ドリアードを攻撃表示で召喚
2.ダーク・ソーサラーを攻撃表示で召喚
3.ドリアードをリリースして、ウィッチを攻撃表示でアドバンス召喚
4.ダーク・ソーサラーをリリースして、ウィッチを攻撃表示でアドバンス召喚
5.マジシャンを手札に残して、ターンエンド


ターン1 自分ならどうしたか

今回は解説として、そのターンに自分ならどういうプレイを選択したか、という内容も合わせて記載していきます。

この手札から考えられる強い最終盤面は2パターン。

盤面に強いモンスターを並べるのであれば、ドリアードとソーサラーを召喚して、どちらかをリリースしてウィッチを召喚。手札のウィッチをコストにして、マジシャンを召喚。
残す下級は、デモンズ警戒なら攻撃表示でソーサラー、少しでも攻撃を警戒するなら、ドリアードを守備表示にするのも良し。

ただ、相手ターンでの最大打点が2100しかなく、全力展開しても相手が簡単に返せる可能性が高いので、基本的に盤面フル展開は選択しないと思います。

先攻1ターン目ということもあり、自分が取るであろう丸い選択は、ドリアードとソーサラーを守備表示でセット。ソーサラーをリリースして、ウィッチを守備表示でセットで、ターンエンド。
こうすることで、手札にウィッチとマジシャンのセットを抱えつつ、ライフを減らす可能性を最大限に減らす展開になります。
下級を1枚でも引ければ、リリースからのウィッチと特殊召喚ができるので、上級を抱え込むリスクも少ない、攻守ともにバランスの取れた構えだと思います。

ターン2 後攻:花江

手札は画面から分からないため、実際のプレイ内容を記載。

1.スピーディー・パフォーマーを攻撃表示で召喚
2.効果を発動、山札の上から死者転生が落ちて、自身の攻撃力を400上げる(本人もすぐに間違えた、と発言)
3.闘将ナンデスを守備表示でセット
4.パフォーマーとナンデスをリリースして、キメルーラを攻撃表示で召喚
5.益荒男を攻撃表示で召喚
6.益荒男をリリースして、埋組を攻撃表示で召喚
7.それぞれでウィッチを攻撃して、ターンエンド

本物の召喚


ターン終了時の盤面

ターン2 自分ならどうしたか

手札に上級モンスターを抱えておきたくはないので、最終盤面は同じになるのですが、使う順番によって与えられるダメージが異なるため、以下の手順で進めます。

1.パフォーマー、ナンデス、益荒男を攻撃表示で召喚
2.ナンデスをリリースして、埋組を攻撃表示で召喚
3.埋組に益荒男とパフォーマーの効果を発動させて、攻撃+400と貫通を付与
4.益荒男とパフォーマーをリリースして、キメルーラを召喚
5.魔将奮迅を発動して、片方のウィッチを守備表示にする
6.埋組の効果を発動して、どちらでも良いので攻撃・守備を500下げる。
7.キメルーラで攻撃表示、埋組で守備表示を攻撃

これで与えるダメージが1000→2500に変わるので、今後のゲーム展開がぐっと違ってきます。

ターン3 先攻:石橋

手札
1.セブンスロード・マジシャン
2.アクセルワンダー・スプラ
3.死者転生
4.万能地雷グレイモヤ
5.ダーク・ソーサラー

手順
1.グレイモヤをセット
2.死者転生を発動、スプラを捨てて、ウィッチを回収
3.ソーサラーを攻撃表示で召喚
4.ソーサラーをリリースして、ウィッチを守備表示でセットしてターンエンド

ターン3 自分ならどうしたか

本人も使った後に、プレイミスで気づいてましたが、死者転生を使ってしまうとグレイモヤを捨てない限り、マジシャンを呼べないため、ここでの正解は転生とグレイモヤをセット。
ソーサラーをリリースして、スプラを出して、スキルで2600まで上げて、キメルーラを攻撃して、ターンエンド。

また、相手のライフが少ない場合は、転生からウィッチを回収、グレイモヤをコストにして、ウィッチとマジシャンを展開して、相手を攻撃して詰めにいくパターンも取れる手札でした。

ターン4 後攻:花江

手順
1.イカズチのサンダーを攻撃表示で召喚
2.埋組とサンダーをリリースして、ヤメルーラを攻撃表示で召喚
3.益荒男を攻撃表示で召喚
4.ヤメルーラの効果発動、レベル7以上のアドバンス召喚を封印
5.益荒男でキメルーラに貫通を付与
6.カードをセット
7.キメルーラで守備表示のウィッチを攻撃→グレイモヤ発動で破壊
8.攻撃するかどうか悩んでいたけど、ターンエンド

通称ヤメロック
最強カード万能地雷グレイモヤ

ターン4 自分ならどうしたか

今回のケースではグレイモヤを踏んでしまいましたが、基本的にはグレイモヤを相手が引く前提で戦うのが普通で、どのタイミングで踏んで処理するか、というのは意識したい所。
今回のケースでは、LP6000の状態で、守備表示のヤメロックが決まっているタイミングなので、返しのターンで死ぬ可能性が低いタイミングで処理できたのは良かったと思います。
問題になるのは、相手が裏側守備表示でセットした上級モンスターを、1200の益荒男で攻撃するかどうか、といった問題です。
リスクとリターンの話になりますが、この状況であれば、守備表示の相手を攻撃して、ダメージを受けるリスクに対して、相手の上級モンスターを倒せるかもしれないリターンは、ローリスクハイリターンであり、LP6000の状態では攻撃一択といってもいいぐらい。
逆にLPが少ない場合は、削れた上に、返しのターンで1200を起点に一気に倒される可能性があるため、殴らないケースはあります。

以下、中編に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?