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令和の髙田延彦。

令和の髙田延彦。

(※Top画像はタイトルと無関係です)

令和の髙田延彦は
1995年参議院選挙に比例代表でさわやか新党から立候補したこともあり、リベラルチックで東京オリンピック中止を意見するTwitterおじさんである。
いや、この話はこう言うことではない。

もしくはただの野球好きのおじさん(昔は野球少年)

いや、この話はこう言うことではない。

髙田延彦はヒクソン・グレイシーに殺されたんじゃない、
ファンに殺されたんだ。
しかし、ファンに生かされていたんだ。

第二次UWFが終焉し、UWFインターナショナルを立ち上げ、
「最強」を掲げ、(社長及び)団体のエースとして日本マット界を熱狂させ、一大ムーブメントを起こしたと言っても過言ではない 。

Uインターは紆余曲折あったが、
新日本プロレスとの対抗戦があったりと日本マット界に彩りを与え、
第一次/第二次UWFそしてUインターの流れや、
第一次/第二次UWFから派生した「U系」の系譜が日本の格闘技界(特に総合格闘技)の礎になっている。
ここに対して、佐山なのか、前田なのか、髙田なのかは、
今日は置いておく。

しかし、「最強」髙田延彦が「400戦無敗」ヒクソン・グレイシーと対峙する舞台。
場所は「東京ドーム」
これが日本の(メジャー)総合格闘技のスタートラインと言えるだろう。
佐山の「シューティング」そして「修斗」、
船木の「パンクラス」は?って声は今日は無視します。笑
「修斗は競技」

「PRIDE」という(格闘技)イベント、エンターテイメント

「PRIDE」
後に"世界最高峰の舞台"と言わしめる。

「PRIDE.1」
「最強」髙田延彦が「400戦無敗」ヒクソン・グレイシーと対峙する舞台。
当初は一回限りの開催趣旨であった。

1997年10月11日 場所は東京ドームである。

「最強」を掲げる髙田延彦が「400戦無敗」を倒し、
「最強」を確固たるものにする闘いの舞台だ。

満員御礼47,000人がドームに駆けつけた。
髙田やプロレスへの期待の現れだ。

長嶋茂雄に憧れていた野球少年は、
のちにアントニオ猪木に憧れ、プロレスラーを目指すことになる。

「KING OF SPORTS」新日本プロレスを経て、
第一次/第二次UWF、そしてUWFインターナショナルの(社長及び)エースに
「猪木イズム」「ストロングスタイル」「ゴッチ流ストロングスタイル」の流れを汲む、
「最強」を掲げる「平成の格闘王」となった。

1997年10月11日 場所は東京ドーム
メインイベントは髙田延彦対ヒクソン・グレイシー

「最強」の「平成の格闘王」は無惨に散った。

「最強」は幻想だったのだ。

「強さ」よりも、「強いと言う幻想」が勝つ国 ニッポン

その日、観客やファンは声を挙げることは出来なかった。
そして、その声は罵声へとも変わっていった。

その日、「最強」そして、「平成の格闘王」は殺されたんだ。
「ヒクソン・グレイシー」にではなく、「ファン」に

実際の強さを讃えることより、
「幻想」が崩壊したことを嘆いた。
「戦犯」呼ばわりされた。

アントニオ猪木は(プロレス、プロレスラーが負けたんじゃない)よりによって一番弱い奴が出ていった。
と髙田に向けて声をかけた。

ヒクソンの首を取りに行く、
髙田の敵を取りに行く

そのために兄貴分、前田日明が声を挙げ画策した。
しかし、一年後に同じ場所に
ヒクソン・グレイシーの前に対峙した「男」は
髙田延彦、本人であった。

「PRIDE.4」
髙田とヒクソンが一度限り闘う舞台は、
2(横浜アリーナ),3(日本武道館)とイベントを続け、4の舞台を再度東京ドームに帰って来て、
リベンジの場となった。

1度目の悲愴感は見えず、
入場時は力強さを感じた。
「髙田」が「最強」の「平成の格闘王」が帰ってきたと
観客は期待した。

結果は敗けた。
一回目より「善戦」したが、敗けた。
しかし、髙田は「もう一丁」と声をあげた。
その声は叶わなかったが、

1995年6月18日に「近い将来、引退します」とマイクで宣言した男は
2002年11月24日、PRIDE.23まで闘った。
ようやくここで「俺と真剣勝負してください」に応えた。
2Rに右フックで失神KO負け。
田村潔司に「お前、男だ!」と声をかけた。
この日も場所は「東京ドーム」だった。

田村潔司、桜庭和志にそれぞれ違ったカタチでUのバトンを繋いだ。

髙田延彦が「格闘家」なのか、「総合格闘家」なのかは置いておく。
「猪木イズム」「ストロングスタイル」「ゴッチ流ストロングスタイル」の流れを汲む「アイアムプロレスラー」
「プロレスラー」であり「エンターテイナー」なのだ。

「令和の髙田延彦」

「令和の髙田延彦」は朝倉未来だ。
朝倉未来は「令和の髙田延彦」だ。

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