10年前のKobo電子ブックリーダーでPocketとDropboxを使えるようにする方法。
今回は、10年前に発売になった楽天Koboの電子ブックリーダー、Kobo Gloを引っ張り出して再セットアップしたお話です。
「それって、10年前の、しかもKoboでしょ?」って思った方もいると思うんですけど、そんなあなたに教えたいことがあります。
どうですか?ちょっと興味出てきません?
上記で書いた3点のうち、1番目と2番目は普通にアップデートすれば使えるのですが、3番目のDropbox連携についてはちょっとした「裏ワザ」が必要になりますので、このnoteでご説明する次第です。
ちなみに、ここでご紹介している内容はGloに限らずほぼ全てのKobo電子ブックリーダーでできると思います(miniとArcはダメだと思いますが・・・)が、Glo含め「この裏ワザの実施は(それ以前・それ以降に発生することも含め)全てにおいて自分自身の責任において実施してください」ね。
私は全くもって完全に、そして徹底的に保証・サポート致しません!
■まずはとにかくアップデート
お手元のGloを充電した後、電源入れて(まだであればセットアップもして)Wi-Fiに繋いで同期させれば、自動的に最新のファームウェアがダウンロードされ、更新されると思います。
■NickelMenuをダウンロード
次に、Koboソフトウェアの隠されたメニューを有効化させるために、NickelMenuというカスタムソフトウェアを導入します。
NickelMenuというのは、カスタムスクリプトを実行したり、無効化されている設定をいじったりするための非公式アプリでして、下記からダウンロードできます。
→ KoboRoot.tgz というファイルをダウンロードしてくださいね。
■導入、そして設定
ここからは手順を数字で示していきますね。
① Mac/PCにKobo GloをUSBケーブルで接続し、デスクトップに内部ストレージがマウントされたら .kobo フォルダの中に先ほどダウンロードした KoboRoot.tgz を保存してください。
→ その後、安全に接続解除すると、Kobo Gloが再起動します。
②改めてKobo GloをMac/PCに接続し、デスクトップに内部ストレージがマウントされたら .add フォルダ→ nm フォルダの中に config という名前のテキストファイル(拡張子なし)を作成します。
→ config ファイルを開いて、下記のコードを記入したら上書き保存します。
③次に .kobo フォルダ→ Kobo フォルダの中の Kobo eReader.conf ファイルをメモ帳などのエディタで開いて、下記2箇所を変更・記入します。
kobo_dropbox_link_account_enabled=False となっている行を見つけ、末尾を =True に変更します
dropbox_link_account_poll= となっている行を見つけ、末尾に下記を追記します
→ ここまでが完了したらKobo eReader.conf ファイルを保存し、その後、安全に接続解除をします。
④ Gloを見ると、右下にNickelMenuが追加されていると思います。
そこからdropboxを選択すると、Kobo Gloとのアカウント連携画面が表示されますので進めてください。
無事完了すれば、このようにDropboxの アプリ/Rakuten Kobo フォルダにあるファイルが参照できるようになります。Gloで読みたいファイルをタップすればダウンロード完了です!
いかがでしょうか?
DropboxとPocketを使えば、スマホで見つけたあらゆる「読み物」を(PC/Macを介さずに)Koboに転送することができますよ。
ちなみに、Gloだとダメですが、防水モデルを使えばお風呂でいろんなものを読めて至福タイムになります。お試しあれ。
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