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息してる

今週は本当に忙しかった
月曜から金曜までびっちりと残業

今日は絶対になんもせん
酒飲んで寝るんや、そうやそうや

寝たふりしとくからギュって抱っこしてほしい
どさくさに紛れて小鳥キッスしてほしい

そういや寝たふりエピソードが2つある

1つめ

19、20歳くらいの頃
バイト仲間で一人暮らししてる奴の家を溜まり場にしてて
その日も男女数人集まってうだうだしてて

結局今日は朝まで遊ぼってなったけど、
徐々に寝る奴も出てきて 俺もその中の一人で

布団に入って寝てたんやけど、なんか手に当たるもんがあって
偶然かなって思って避けてたら、それでもなんか当たってきて

え?ってなって薄目で見たら先輩女子(JD)が俺の指を握ってて
「え?寝ぼけてる?」って思ったから寝たふりして先輩女子の手の感触を味わってた

次第に先輩の指がどんどん侵食して、ほぼ手を握ってる状態にまでなったから、賭けでこっちからも握り返したら先輩女子が「ふふ」って笑った

みんなに隠れてハグして朝を迎えた
俺は童貞やったからそこから先は何にもなかったし、その後も別に何にもなかったけど

今の自分ならそのまま部屋を飛び出して先輩を連れ出してセックスしまくったやろうな、ってなるけど

実際はそんなことにもならず公園でコーヒーでも飲みながら世間話して終わってたんだろな

2つめ

一人暮らしをしてから少しの間だけ付き合ってた彼女

嫌いなとこなんて無かったけどなんとなく距離も空いてきて、ある日俺の部屋で別れ話になった

彼女は泣いたけど、俺は何にも言えんかった
あまりにも泣いてるもんで、このまま帰らすのも危ないし

とりあえず今日は泊まって帰りってことにした

一緒に寝るわけにもいかないから彼女をベットに寝かせて、自分はソファで寝ることにした

別れ話の疲れもあってソファでもすぐ寝てしまった

深夜、彼女が下を脱いで俺の上に跨ってた
男性の生理現象(朝立ち)を利用して、彼女がゴムも付けず挿入してた

なんでや?ってなったからとりあえず寝たふりでそのままやり過ごそうとしたけど

彼女は抜くまで止めようとしなかったので、そのまま起きて抱きしめて「ごめんな」って言ったらまた泣いた

その日からはもう会ってないけど、数年後に一回だけ電話があった

電話の内容は忘れたけど、
ほんとは覚えてるけど

そういう話です


寝たふりには色んなエピソードを生む魔力を持っている

寝たふりはエモーショナルな気持ちにさせる

寝たふりしてる間に宇宙のブラックホールが大きくなって地球ごと吸い込んでくれるなら

その時は会いに行こうと思う


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