世界の中心で念を唱える
暑くもなく寒くも無いこんな季節が、一生続けばいいなんて。思ったそばから一気に真夏に突入するのが近年の日本というものです。
今年も海に行けないなぁ、と25mのプールもろくに泳げない私が言うとりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
3度目の緊急事態宣言中。相変わらず息苦しい毎日なのはマスクのせいではないですが、そろそろゴールデンウィークらしいゴールデンウィークをゴールデンにウィークしたいです。
このウィルスが鎮静して、世の中が正常に動き出した暁には是非「特別大型連休」みたいなものを発令して、全国民に30連休くらいさせてほしいものです。
そしてその30連休中には中止になったり延期になった大型フェスやイベントが連日連夜行われるわけです。ライブハウスも連日満員。映画だって毎日オールナイトで上映。飲食店もそう、24時間営業でとにかく回す回す。
通販サイトでは軒並みスーパーセール、実店舗でも叩き売り。ホテルや旅館も連日満員。
国からは「不要不急に外出して」と連日テレビで報道される。そんなテレビでも連日24時間テレビ。初の30日ノンストップ番組も放送。
国民からは「体が幾つあっても足りない」「配信でライブを聴きながら字幕映画を見てるから内容が入ってこない」などと苦情の嵐。
それでもみんな笑顔。雨や台風が来てもお構いなしで踊りまくる。盆と正月が十年分いっきに来たくらいの高揚感。
そうなったら自分はどうするかなって想像してみました。
きっと部屋に篭っていやらしいことだけして過ごしてると思います。時計をぶっ壊して、スマホの電源を切って、時間と曜日感覚が失われるまで。
気分はネアンデルタール人やその類。食べて寝ての繰り返し。そこで初めて自由に生きることの素晴らしさを噛み締めるんです。
世間のみんなが消費に飽きて疲れ切って、自宅に戻って眠る頃に、ようやく外に出て
人が少なくなった世界に立って、大声で叫びたい。歌いたい。歌いたいな。
誰かのためとかじゃなくて、自分がこの世界に生きていることを証明するために歌いたい。
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