そう、久しぶりに歌うのさ
2021年5月23日。約2年と4ヶ月ぶりにリバーシブル吉岡の名前で人前で歌わせてもらうことになりました。
こんな機会を与えてくれたアルカラ稲村さんには感謝しかないです。本当にありがとうございます。
そして、再び人前で歌うことに対して快く受け入れてくれたお客様にも感謝しかないです。本当にいつもありがとう。
私の場合、ライブ中に熱いことを言うことはないので、想いはこのnoteに少し書き残しておきたいと思います。MCで熱いこと言うのがかっこいいと思わない体質なのですみません。飄々としてるのが一番かっこいいと思ってるので笑。
あ、別にライブで熱いことエモいこと言ったり、泣いてMCしてる人が悪いってことじゃないですよ。私の個人的な趣味嗜好の問題です。全然いいです、どんどんやってください。私はやらないだけです。
閑話休題
たいすけさんから電話でオファーを受けた時、きっとたいすけさんは「あつまれ!ぐぅチョキぱぁ」名義かなんかで出てもらえたらって思ってたと思います。
でも、私の中では結構前から「今年ネコフェスのオファーがあったら、リバーシブル吉岡で出よう」と決めていました。
というのも去年の動きからして2021年もきっと思うようなライブなんて出来ないんだろうなと年始の時点で思っていて、結果的に予想通り(いや、予想以上に)締め付けが強くなってしまってます。
そこで、自分がアーティストという立場として何が出来るかと考えました。もちろん新しい活動をしたり、変わったことをしたりして驚かすのも大事だと思いました。
その時頭に浮かんだのは、やっぱりお客さんの顔で。暗くなって落ち込んで、喜んで裏切られて、悲しくなって。感情の起伏でへとへとになっているみんなの顔を見てると、なにか「あ!」思えるようなものを提供しなくてはって思ったわけです。
正直なところ、リバーシブル吉岡が一日限りの復活をしたところで、この世の中になんの影響があるんやという感じです。殆どの人にとって「は?」な存在ですから。
でも、この行動が0.0000000001%でも微かな火種になるのであれば、私はそれを絶やさずに次のアーティストへと繋いでいきたい。そしていつかその種火が大きな火柱になって、再びフリーキーたちとキャンプファイヤーが出来れば良いと思うわけです。
ほんとそれだけです。
自分には自分の音楽で有名になりたいとか、ご飯食べれるようになりたいとか、お金持ちになりたいとか、そういった気持ちはありません。
だって正直、サラリーマン頑張ってますし。役職もどんどん上がって管理職してますんで、お金にも困ってないですし。
でもそれだけじゃないのが、音楽でありアーティストなんです。生きるよりも大事なことは、誰かの心に影響することだと私は思ってます。
自分よりも圧倒的に他です。
私が放つ言葉や声や温度が、誰かの目に耳に肌に届いて、それが誰かの心に少しでも影響するなら。誰かが笑ってくれるなら。私の音楽を聞いて嫌な事を忘れたよって言ってくれるのなら。
私は死ぬまで歌いたいと、そう思ってます。
5月23日、太陽と虎で、会いましょうな
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