エイリアンワークショップ
ホラー映画を見てても途中で寝るという事態が連日続いてまして、好きなはずのホラー映画が完全に日常化してしまっているのかもしれません。
朝のニュースを見るようにホラー映画を見てしまってるので、怖いという気持ちが全く無い。今日の天気は晴れかな?肌寒いから上着いるかな?と同じような気持ちで「誰が先に死ぬかな?」「思ったよりゴアシーン少ないな」って感じで見てしまっている。
これじゃいかんのです。私が幼少に見ていたホラー映画は当日どころか翌日の睡眠にまで影響を与えてくるほどのトラウマがあったんです。
小学生の頃。エレベーターで人が死ぬ映画を見た後なんて、エレベーターに乗れない生活になってましたからね。友達が8階に住んでようが階段ダッシュしてたんです。
それが今は全く無い。怖くない。怖くないどころか、もはや面白くもない。映画を見ながら本を読んでしまうくらい集中力が切れるのです。
それでも私はホラー映画を見続けているわけで。そうすると時々は面白いなと感じる映画が出てくるんです。それをお勧めするときまって「これホラー?」って返されるんです。
たしかに、ホラーじゃないのかもしれない。
どうやら私はホラー映画に怖さよりも斬新さを優先してしまう体になってしまったのです。純粋に怖いものを感じる術を失ったのです。アンテナがバカになったのです。
先日も「恐怖人形」といういかにも臭そうな映画を知人らと見たわけです。感想として私はとても良いと感じたのですが、知人らは「?」です。「なんで、デカイ人形が走って追いかけてくるの?」って感じです。
私からすればデカイ人形が走ってくるだけで既に面白いわけです。それも前例が無いデカさですから、内容どうの以前に最高なのです。
むちゃくちゃデカイ。180くらいある。
こんなんがチェンソー持って走ってくるんだから、ジェイソンもブギーマンもレザーフェイスも真っ青です。て、全員顔の表情わからんやんかいさ!(スラッシャーノリツッコミ)
まぁ、実際怖くないんですよ。でもそれ以上に斬新さを評価してしまう。最近は本当ずっとそうなんです。
怖い映画なんてこれからの時代に生まれるわけない。もう全部出尽くした。という諦めがそうさせるんです。残念ですが、仕方ないことです。
しかし、これだけは言わせてください。
ホラーゲームは別です。あれはダメ。怖すぎる。不安すぎる。
先日、一年くらいかけて任天堂Switch版の「エイリアン アイソレーション(Alien: Isolation)」をクリアしたんですが、このゲーム本当に怖いんです。
私、映画のエイリアンがめちゃくちゃ好きなんです。あの世界観とディテール。このゲームは映画エイリアンとエイリアン2の間を描いた作品なので、ファンとしてはやらない選択肢がないんです。
ソフトを立ち上げるとそこは完全にエイリアンの世界、序盤からワクワクが止まらないんです。そのワクワクもエイリアンが出てくるまでの短い間だけでしたけどね。
本当に鬼畜なんですエイリアンが。ちょっとした物音とかこっちの存在に気づいて、全力疾走してくるんです。ドタドタドタドタと音を立てて正面から走ってくるんです。 Switchを投げたくなるくらい怖いです。
ゲーム中のアイテムとして動体検知機みたいなのがあって、それを使えばエイリアンが近くにいるかどうか調べられるんですけど、その動体検知機のピコンピコンいう音にすらエイリアンが反応して走ってくるので、もう何をどうしたらいいかわからないんです。
中盤以降になると火炎放射器という素晴らしい武器が手にはいります。エイリアンが登場してもこれをぶっ放してやれば、火を怖がってエイリアンが逃げ出すんです。
それまで全く勝てる気がしなかった鬼に対して強力な武器を手に入れた私は、わざと音を立ててエイリアンを呼びつけては火をかまして笑う日々を送ってたんです。
しかし、再び恐怖の日々が訪れたのです。
普段通りエイリアンが出てきたのでニヤニヤしながら火をぶっ放したんですが、エイリアンが火に構わず突っ込んでこちらに向かってきたんです。
私は「ぎゃー」と声を出しましたよ。
なんだよこのバグは、、とイラつきながらインターネットの攻略サイトを見るとこう書かれてたんです。
またAIの特徴として学習能力がある。主にプレイヤーの攻撃手段に対して用いられる。
例えば、初期であれば火炎放射器で撃退することが可能だが、何度か使用することで「火炎=脅威ではない」ということを学習し、火炎放射器を当てても問答無用で襲い掛かるようになる。
聞いてないよ〜
使い所のないこんなセリフも自然と出てしまう、そんな状況でした。ゲーム上のモンスターに人工知能はダメです。許せない。
と、まぁ他にも色々ありますがなんとかメインシナリオをクリア出来たわけです。
ホラー映画では全く怖がらない私でも、この手のゲームは本当に心臓に悪い。自分で操作してるから余計かもしれない。
でもまたやりたいな。他のゲームもやってみたいな。と思ってしまうのは、ホラーに取り憑かれた人間の性というものですね。
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