忘れないように(1)

中学校3年間や、これまでの大学生活に比べて、高校3年間の私の思い出はとにかく薄い。薄すぎるので、忘れないように、今のうちに振り返りたくてnoteを書きます。書けば濃くなる気がする。もう終わった出来事たちだけど、文章にして無理やり濃くしていこうと思います。

部活の思い出はまあまあ濃いです。クラスの思い出が皆無。


入学式。自分のクラスに入ると、可愛い女の子がたくさんいました。え、高校でこんな急に皆垢抜けるの??私髪伸ばしただけなんだけど大丈夫か??とそこに、明らかにメイクをした女の子が一人登場。え!?!?メイクってするもん?若いうちは肌に悪いよって言わん??大丈夫なの?ここ自称進学校だよね??

メイクをしている女の子が一人いたくらいで治安が悪いと勘違いするくらい美容には疎い人間でした。や、間違ってはない。メイク禁止だし。

というわけで、イケイケ女子高生とほぼ関わることなくこのまま3年間過ごしてきました。似たような境遇の友達を徐々に作っていきました。

吹奏楽部に入りました。高校の部活の中で最も忙しいとされる。部活はまあまあ楽しかったのですが、部活行き過ぎてクラスに友達が出来ないんですよね。皆が休みでも私は部活があるし、稀に部活が休みだと部活の友達と遊んじゃうし。
昼練とかもう友達を失う行為でしかない。

学祭準備も後半は部活に行っちゃうし、当日も公演あるし。いや部活忙しすぎやろ!!!!
本当に、「楽器を辞めたくない」それだけで3年間乗り越えました。

2年生になるときに、首席(すごく簡単に言うと同じ楽器の人の中で1番うまいとされる人)になれなかったら、部活辞めようと思ってました。なってしまいました。ありがたいことですが、辞めるわけにはいかなくなってしまいました。

クラスに友達がいないので、そりゃあ恋愛もすることなく3年間、、、

部活の異性は、恋愛対象というよりは仲間。男女比も1:8くらいだったし。男と思ってみてる暇もない。部活の人。仲は良いけど、部活の人。なぜか先輩も後輩も異性は皆相手がいました。私の代だけ何にもなかったのなんで。

クラスの異性に至っては、相手にもしてくれない(し、私も自分から話しかけられない)。
たま~~にとても優しくて話を合わせて話してくれる人もいましたが、優しすぎて感動して終わりました。感情抱くの下手すぎる(笑)

1,2年生の頃の思い出がこれくらいしかないという悲しい事実。あ、でも、部活ではいろんなところに公演に行きました。某アーティストのライブに出たり、某番組に出たり、フッ軽部活。それは楽しかったかな。や、しんどかった、正直。

女の子の日に先生に振り回されて、家帰って大号泣した日もありました。お腹痛いからとかじゃなくて、情緒不安定回だったので。ま、今でも思い出してむかつくくらいあの日の先生ひどかった!もう!!

2年生のときの修学旅行のグループ分けも、なんやかんや人間関係上手くいかず、上手くいかなかった者同士の集まりみたいなグループに入って、それはそれで楽で良かったんですけど、特にそのメンバーと特別仲良くなったわけでもなく、なんかずっと友達関係は我慢して生きてました。友達面では部活のほうが好きでした。やっぱ部活辞めなくて良かった。

2年生で一番大事なこと思い出しました。数学の先生。

1年生の時、急に数学が苦手になって、逃げまくっていました。それを覆したのが、2年生の時の数学の先生。

あまり感情が分からない人で、いつも冷静で少し怖くて、真面目おじさんみたいなイメージだったので苦手意識を持つ生徒も多かったのですが、これがびっくりするほどわかりやすい。
プリントを用意してくれる先生だったのですが、まあ全プリント役に立つんですよ。毎回ちょっとした成績に入らないけど追試があるテストをやってくれて、それで解き方を覚える。

頑張っても褒めてくれないので褒められたくて必死でした。

40人中35位とかだった私の数学が、40人中5位まで成長しました。文系ですよ。理系を差し置きまくってる。(この後、他の科目がまんべんなく苦手だったので、数学に頼りまくる人生が始まります。)

3年生では違う先生になってしまうと聞いて(3年の数学はほぼ演習ですが)、それは困ると訴えました。すると先生は、「りいは最初ぽけーっとしてたけど、最後はすごくよくできてたよ。授業中の目が変わったのがわかったよ。」と言いました。


先生が人を褒めた!!!!!!!!!!!!

というわけで、3年生になっても先生のもとに通い続けました。数学の質問もしたし、センター試験としてのアドバイスも頂きました。
途中から、数学のこと聞きたいというよりは私のこと忘れないでほしいが勝ってた。


とりあえずここまでが、1,2年生の出来事です。よくよく読み返すと本当に薄い。
後編は3年生の出来事を振り返ります。

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