ぽく大合格体験記

体験記依頼が来なかったので、ここにひっそり残しておきます。

1.この度、北海道大学医学部医学科に合格しました。高2の夏まで、水泳部に所属していました。地震が起きてからは、何もしていません。

2.志望理由。医師になりたかったので。

3.参考書(太字はお勧め)

(1)一年時の勉強
専ら、4歩と英単語。考査前には、全部がっつり。世界史とか楽しかった。講習は数学はちゃんと出た。

(2)二年時の勉強

数学。先取学習なるものに手を出し始める。夏休み中に、4歩ⅡB、3月中に4歩数Ⅲ終わらせたが、結局ちゃんと理解したのは三年の中盤に入ってからだった気がする。他には、一対一、論理学で学ぶ数学、メジアン、東進の数学ぐんぐん、鈴木貫太郎(youtube)、試験前に赤チャなどなど。北大以上の大学を志望校とする人には、二年時に太字の三つを学習することを強くお勧めしたい。メジアンをしっかり解けるようになれば、北大なら3完は堅いだろう。

英語。六月から鉄壁、英文読解の透視図、英語長文500、スクランブル。あとは、学校のとかセンター模試の過去問。英表の考査は、力を入れた。

化学。学校の問題集(一年の時のエクセルと二年の時のセミナー)と新標準演習、新研究読み読み。化学基礎問題集を甘く見てはいけない、COD、ヨウ素滴定、逆滴定など難関大で頻出のテーマが意外とあります!

物理。学校の問題集と風をやった。力がついた分野ごとにに移行した。

地理。考査のみ。

国語。センター現代文(代ゼミのやつ)と古文単語。前者めっちゃいい。冬休みやったらセンター同日で96点取れた。今年度からセンターないけど。

(3)三年時の勉強

数学。夏休みくらいまでは、メジアン。四歩。微積もぐんぐん。講習。夏休みが終わったら、志望校(志望学科)別にコースが開設されたので、北大コース、医学部コース、難関大コースの三つに入って、たくさん演習したのと北大50か年(1956-2005)、一対一数Ⅲ、模試過去問。難関大コースのは、半分くらいしかできなかった。50か年は、半分ほどしか解けていないが、いろんな問題(sec,cosec,cotとか微分方程式)ができて勉強になったし、実際入試で役に立った(73年ベクトル)。北大の問題は、東大とかの問題に通ずるところがあるので力をつけるにはちょうどいいと小山先生が言っていた。一対一の複素数のやつに収録されてる総合問題は、メッチャいい。微積の典型がそろっていた。センターが終わったら、いよいよ過去問十五か年。すぐに終わっちゃったので、東北大や横国の問題などを解いた。東北大の極限を解いたおかげで、今年の北大極限に勝利できた。開示が楽しみだ。

英語。12月くらいまでは、鉄壁、スクランブル、英文解釈、英語長文問題精講、英表。前者三つはじっくり時間をかけてやった。英文問題精講は、英文60本分含まれているのだが、難易度も高く、じっくりリリーディング(?)と新出語句をチェックした。英表の授業は必ず予習して、できる限り質問もたくさんした。センター明けからは、過去問と、英文解釈の技術3割くらいと、やっておきたい英語長文700と1000の半分くらい。センターボケしてたのでやておきは、解いた後に声に出して読んだ。これが多分よくて、本番までにいい感じに持っていくことができた。いぇい。

化学。講習、過去問、模試過去問、センター問題集、セミナー、重要問題集、化学入試問題集(数研)、新演習。前者3つは別として、難易度は、センター問題集からだんだん難しくなっていく感じ。習ってぴんと来なかったり(理論)、まだ覚えきれていないもの(高分子)を易しめな問題集で慣らしていった。正直北大なら、重要問題集で十分だが、医学部なら、新演習までやってもいいと思った。あと、暗記物はしっかりと。今年の北大許さねえからな!(ゴムくそ)

物理。学校の問題集、風、森、重要問題集、過去問この三点セットで、北大はオーバーキル!横国の物理は、北大のとめっちゃ似てるから直前期におすすめ。

地理。考査と模試の過去問と世界地図パズル(iPhoneアプリ)。世界地図パズルを息抜きがてらやったりした。めちゃくちゃ役に立ったのでお勧め。みんなで、記録を競ったりしていて楽しかったなぁ。俺は遅かったけど(笑)。

国語。けっかはうんこ。二年の時のほうができた。

二次面接。自分だけの面接ノートと代ゼミの医学部面接の本、河合の「医学・医療概説」の三冊を利用した。医療倫理について学んだことや面接練習についての記録をノートに書き込んでいった。札医の推薦組は、二月半ばに受験が終わっていたので、その友達に手伝ってもらったりした。面接練習してもらった先生の数は、6、7人ほど。先生によって意見が真逆だったりもするので、自分がいいと思った考えを随時取り入れた。個人的に特に役に立った先生は、約分するときにキュンキュンする先生と、学年主任の物理の先生。

こんな感じです。

(4)アドバイス
先生方の意見にほどほどに斜に構えることが大切かなと思う。たまに先生の言うことを全部聞かない人がいるけども、そういう人は、あんまり伸びていないと思った。宿題を全部こなしたりする必要もないけど、思考停止せずに、自分にとっての取捨選択を考えるのが大切だと思う。あと、塾至上主義の人。これも危険。学校の授業講習は、同じもの全てを塾で再現したなら、何百万もすると思う。貴重な授業を寝て、塾で頑張る。そんなもったいないことはしてほしくないと思う。添削、質問、これらも大切に。
また、講演会、セミナーにはできるだけ参加すること。stktが案内する催しは、全国有数だと思う。今、日本の最前線でコロナウイルスと戦っている北大の西浦教授、「AIvs教科書が読めない子供たち」の著者である新井紀子氏などなど、すごい方々をお招きしている。医学部志望者だったら面接で有利になると思うし、それだけでなく、将来のビジョン設計、教養を身につけるのに大きく役に立つと思う。
部活が勉強に与える影響は、本人の努力次第だと思った。野球を三年間やり切って東大に現役で受かったすんごい友達だっていた。自分は、途中でやめたけど、やめていなかったら、受かってはいないかなと思った。

(5)受験
実際、受験当日を迎えてみると、過去問演習とは全く違うなと実感した。親が本番2週間前に離婚したり、長男であることのプレッシャーだったりとそれらからくる極限の緊張状態で受けたセンターの結果は、惨憺たるもので、合格者平均よりも大幅に下回る点数を取ってしまった。大学別模試では、志望校内順位一桁や、冊子に名前が掲載されたりしていたので自信があったものの、やはりいざセンターで失敗してみると出願先をじっくり考え直したり、ご飯や勉強に全く手がつかなくなったりと地獄のような一週間を過ごした。しかし、今までの努力を無駄にしたくないと思い、北大出願をした。家庭学習期間は、専らクラスの北大志望の友達たちと勉強をしていたおかげで、センターからの約一か月間を頑張りきることができた。センターでの失敗を生かし、二次試験前日に河野玄斗の緊張との向き合い方についての動画を視聴し、本番を迎えた。二次試験は、さほど緊張することなく、手ごたえもあり、自分の実力を出し切れたと満足することができた。二日目の面接も、自分の考えをしっかりと面接官に伝えることができ、満足して帰宅。その後、友達とのカラオケを十二分に満喫した。楽しかった。

(6)終わり
自分は、たくさんの方に支えられて志望校に合格することができました。その感謝の気持ちを忘れることなく、これからも邁進していきます。後輩たちには、是非、行きたい大学に合格してもらいたいと思っています。この体験記が少しでも役に立てば幸いです。頑張ってください。これまで読んでくださりありがとうございました。