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過去レポ 劇団四季『オペラ座の怪人』 2017.03.26(日)マチネ

友人Sさんのレポを漁っていたら、自分の過去レポもFBで見つけたので上げちゃうよ。

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横浜『オペラ座の怪人』開幕2日目!

怪人役が土日で異なるなんてすごいサービスぶり?だが、今後のキャストが気になる。

でも、キャストより何より、大好きな怪人が観られることがとにかくうれしい!

ここ一週間ほど、自分の中では怪人がムッチャ盛り上がっていて、こんなに観劇が楽しみだったことはホント久しぶり!!

しかも生オケ!!

【観劇後追記】

マダムジリーでなくとも「本当に素晴らしかったわ!」と言いたくなる、最高の舞台であった。行けてよかった!

ご存知『劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい』というキャッチフレーズも大ウソレベルに落ちていた時期も正直あったが、オペラ座の怪人の新しい時代の始まりだ。

何よりも素晴らしかったのが高井怪人。こんなに調子がよい高井さんを観たのは10年以上ぶりで、噂された名古屋での不調ぶりがウソのようだった。

歌も聞き取りやすく、声にも艶があり、こんな怪人なら毎日でも観たい。

そしてビックリしたのが、最後の「行ってくれ。お願いだ〜〜〜♪」を伸ばして歌ってくれたこと! わたしは山祐版CDを聴き慣れているせいか、あそこは伸ばしてほしいんだよね〜。でも記憶にある限り、高井さんはいつもブツ切り(今井版CDは比較的ブツ切りなので聴き比べをオススメする)。それがそれが、今日はロングトーンで歌ってくれようとは! 感動した。

山本クリスも素敵。お顔がわたし好みなので採点は甘くなっちゃうが、スタンダードなクリスティーヌとしてかなり完成していたと思う。

ただ、あの歌い方でロングランを乗り切るのは厳しい気もする。当然複数キャストで回すのはわかるが、それでももうちょっと、喉に負担の掛からない歌い方をした方がよいのでは、と思った。野村さんのようになっちゃうことのないように。

見せ場のひとつ「墓場にて」の最後が変わって、「どうぞ与えて力を」を二度歌うようになり、最後聴かせる感じになった(欧米版標準)のもとてもわたし好み。あれだけの難曲を歌いこなすのだから思い切り拍手したいけど、あそこで窄むように歌われちゃうと拍手が難しいんだよね。

これはきっと浅利色からの脱却のひとつなんだろうな、と思った。

神永ラウルは存在感ゼロ。これも欧米版への回帰だと感じた。日本版では石丸幹二さんに代表されるように、ラウルの価値を必要以上に高めて三角関係のニュアンスを強調する造りになっていたが、今回はそれが解消。浅利色からの脱却その2、なのかね。

涼太に代表されるような、目立ちすぎてウザくなるようなラウルはもう見られないのかもしれない。でもわたしは涼太ラウル、好きだった。。。

その存在感の薄さとは対照的に、墓場でのシーンが三重唱に変更。細々と音楽的変更は散見されたが、ここがいちばん大きな変更だったと思う。目新しさはあるものの、さて。

カーテンコールでの拍手やスタオベも、それが義理なのか心からなのかは、見ていればわかる。今日のカテコは、観客の人たちが本気で感動して、出演者を褒め称えていたよ。

次はゴールデンウィークに必ず観る!

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というわけでGWの過去レポはこちら。


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