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【マルタ】サッカー業界の実態

本日はマルタリーグについて🇲🇹情報を提供させていただきます!

マルタという国はイタリアの下にある小さな島国(東京23区の半分)でマルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島から成り立っています。

公用語は英語とマルタ語。最近では英語を学びに留学に来る日本人が多数見られます。またリゾート地としても有名で毎年多くの観光客が訪れています。

マルタ本島に1~4部、ゴゾ島に1〜2部で構成されるサッカリーグがあり、マルタ本島の1部リーグで上位に入るとCL.ELの予備予選に出場する事ができます。しかしゴゾ島にあるリーグはFIFAに加盟しておらずリーグ優勝をしたとしても、CL.ELなどの国際大会に出られません。不思議なリーグです(笑)ただそちらのリーグは給料が良く、かなりレベルの高いブラジル人などがお金目的でプレーしていたりします!
シーズンは7〜8月にプレシーズンが始まり、9月の頭あたりから開幕し4月の終わりまでリーグ戦は続きます。

マルタはドイツ、スペイン、オーストラリアなどと違いワーキングホリデーの制度を日本と提携していないので通常3カ月までしか滞在できません。なのでサッカープレイヤーは基本的にチームとプロ契約をしプロサッカー選手としてワーキングビザを与えてもらいプレーする形になります。こういった事や各リーグ外国人枠があるので(1部7人。2部3人。3.4部1人)契約を勝ち取るのは簡単ではありません。

みなさんマルタってどこ?マルタって絶対サッカーのレベル低いでしょ?って思う人が結構いると思うんですよ(笑)
たしかに個人的な意見になってしまいますがめちゃくちゃレベルが高いとは思いません。ただ活躍するのは難しいですし、たまにすごい経歴の選手もいるんですよ(笑)かなり有名なところでいうとミッコリやザッカルドと言った元イタリア代表で活躍した選手などもプレーしていた過去があります。マルディーニの息子も以前マルタでプレーしていました。今年もユベントスでプレー経験のある選手やブラジル一部リーグでの経験がある選手、セリエAのチームからレンタルなどで来ている選手も多数います。

またマルタからステップアップして行く選手もたくさんいます。今のセリエBのパレルモに所属する10番の選手は2.3年前までマルタでプレーしていました。今年の夏もオーストリアやフィンランドなどレベルの高い1部リーグに移籍している選手や東南アジアにかなり高額なサラリーで移籍した選手もいます。


弊社でサポートしている選手たちはまだ一年もプレーしていないのでステップアップとして他の国へ行った選手はいませんが、これからは日本人がステップできる道を選手と共に作っていきたいと思っています!

【中村駿介】c.t.c代表。高校時代は浦和レッズユースでプレー。高校卒業後は神奈川県の専修大学に入学。専修大学卒業後ヨーロッパのマルタ共和国でプロ契約を結びプロキャリアをスタートした。
海外で生活することで得られる事の大きさ、素晴らしさを感じ、少しでも多くのプレイヤーにその環境を与えられればと考えc.t.cを設立。

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