愛とは恋から生まれるもの 変わるんじゃなく別々にあって

どうもTEARのるいです。
先日友人の結婚式に出席しまして、披露宴の余興で歌わせてもらいました。その時に2人のために書き下ろした曲について話したくnoteを書いてます。



バンドを始めた時からずっと"友人の結婚式で歌う"事に憧れを持ってました。新郎新婦にとって一生に一度の大切な日に想い出を一つ作りたいとずっと思ってて、念願が叶いました。本人達にも直接伝えてますがこの場を借りてもう一度、夢を叶えさせてくれて本当にありがとう◎2人にも両家の家族にも喜んでもらえて何よりでした!






それでは曲の話に入ります。
作るきっかけになったのは新郎が5年以上前からの友達で結婚すると報告を受け結婚式への招待の連絡が来て、もちろん出席すると答えました。それから諸々の連絡をしてた時に"余興のお誘い待ってます"と俺から送ったら余裕で無視されました。
せめてなんか返せよ!

その後新婦と会った時にその事を伝えると
"じゃあ旦那には内緒で余興やろうよ!"という事になって新郎にはサプライズという形で余興で歌うことが決まりました。
ちなみに最後までバレなかった✌️ 

結婚式の余興で歌う事を俺が通ってるボイトレの先生に話したら"折角だから曲作ってみたら?"と言われ作る事を決めました。新婦に曲を作りたいと思っていると伝えると是非!と言われ、それから曲作りを始めました。



完成した曲は"結婚したら"といいます。
どんな曲を作ろうかな〜って考えていた時に思いついたのが歌い出しの"結婚するなら あなたがいいな"のメロディーでした。お!いいかも!ってなってそこから広げていって大まかな構成とメロが出来上がって作詞に入る事にしました。

作詞する上で自分の体験や想像だけじゃなくて
二人の実体験を取り入れたいと思って新婦に電話で馴れ初めだったりプロポーズの言葉やシチュエーションを聞きました。

その中で俺が1番グッときた言葉が
結婚をする1番の決め手を聞いた時に

"あの人と一緒にいない未来が見えなかった"

でした。今でもあの時真っ直ぐに答えた新婦の声を思い出せるぐらい鮮明に覚えて、深く刺さりました。結婚ってすげ〜!!って思いました笑

でもそれくらい一緒にいることが2人にとって当たり前に思えるからこそ結婚したんでしょうね。お金とか肩書きとか外面で見える部分じゃなくて優しさだったり安心感とか見えない部分でそう思えるっていうのは本当に心からその人の事を好きで愛してるってことなんだと思いました。とっても素敵!!




そして電話をしてからしばらく、結婚について自分なりに考えてみました。

結婚をする時にどんな事を大切にするのか。

プロポーズする時は絶対に自分から言いたい。

自分のことよりも相手を大切にしたい。

相手が自分の前で涙を流す時は嬉し泣きだけにした
い。悲し泣きなんて絶対させたくない。

もし子供が生まれたらその子がやりたいことは絶対に応援したい。俺の両親がバンドをする事を反対しなかったように。

強がって無理している時は甘やかして全部自分に吐き出してもらえるようになりたい。弱いところも嫌なところも全部受け止めたい。


考えてみたら意外と沢山出るな〜ってその時思いました笑 これが全部じゃないけどキリがないので割愛!



考えている内に段々と結婚から恋と愛についてへの考えにシフトしていって、夏に友人がおすすめしてくれて買ったエーリッヒ・フロムが著者の
"愛するということ"
という本を読み直しました。初めて読んだ時は面白すぎて一瞬で読み終わりました。ラブソングを書くバンドマンには絶対読んで欲しいくらい面白くて興味深い本です。

その本にはざっくりと"愛とは与えることである"という事が書かれています(本当はそれだけじゃないけど気になる人は読んでね)。見返りを求めることなく
無償で与えるものこそが愛である。ってことですね。たしかにと思うばかり。

凄く当たり前のことだけど友達だったり恋人だったり家族が自分のために何かしてくれた時に"愛だね"と感じるのは相手が自分に愛を与えてくれたんですね。それに絶対に"俺が愛を与えたんだからお前も愛をくれよ"なんて思わないし。こんな感じでエーリッヒ・フロムは本当に素晴らしい考え方をしてる人です。マジでバンドやってとんでもないラブソング作って欲しい。


"愛するということ"を読み直して改めて恋と愛について考えてるうちに自分の中で

"よく言われる恋は愛に変わるって実はそうじゃなくて恋と愛は共存してるんじゃないか?"

という一個の疑問が生まれました。

恋をしているうちに愛が産まれてきて愛することで恋が無くなることがなく、恋することも愛することも平衡に行うって事ですね。

結婚して夫婦になってからも恋人の時と同じように手を繋いで、キスをして、変わらずにドキドキすること、それを忘れないで欲しい。恋の延長線上に愛があって欲しい。俺がこの曲で1番伝えたいことです。
だから恋愛という字は恋の後に愛がつくんだろうな〜と納得しました。やっぱり恋愛って人生において大きな要素なんだなって改めて思いました!


ここまでが歌詞が完成するまでに考えてたことです!すごい脱線した気もするけど気にしません!

曲を披露する当日新郎はいつも泣いてるのにその日は泣きませんでした。なんでだよ!笑
兎にも角にも喜んでもらえたのでこの曲が完成して本当に良かったと自分でも思ってます。今度バンドでアルバム出す身がいうことではないかもしれないけど、"結婚したら"は俺が2023年で作った曲の中で1番好きで1番良い曲です。

きっとそれは初めて誰かに贈るために作った曲だからだと思います。この曲が作れて本当に良かった。2人に出逢えたからこそ作れた曲です。ちなみにTEARでこの曲をやる気は全くないです。生で聴きたい人は俺の弾き語りに来るか俺個人を企画に呼んでください。この曲は自分で歌いたいので!





これを読んでる2人へ
改めて結婚おめでとう◎ 沢山幸せになってねー!
なるべく早くに家遊び行くわ!笑タコパしようぜー!


以上です!ここまで読んでくれてありがとうございます!最後に"結婚したら"の歌詞を置いておきます!これを読んだ上でもう一回聞いて欲しいです!




結婚したら

結婚するなら あなたがいいな
深い理由はないけど 心がそう思った
結婚するなら あなたがいいの
今はない理由もこれから見つけられるよ
結婚するなら 僕から言うよ
格好つかなくてもちゃんと伝えたいんだ
結婚するなら 指輪を買わなくちゃ
あんまり好きじゃないけど
あなたとのは付けたいんだよ

不思議なほど待ち遠しい
あの暗いワンルームに灯りが付いてて帰れること
"あなたがいない未来が見えない"
心からそう思える人に出逢えたよ
自分より大切にしていくと決めたから

不安が募る夜 あなたと支え合い
涙を流すのは嬉し泣きだけ
そんな約束とあなたを守りたい
覚えてないかもしれないけどね

結婚したら 子供が欲しいね
やりたい事は絶対やらせてあげたいんだ
結婚したら 強がるのはもう辞めにしようよ
全部受け入れるから

結婚しても 手を繋ごうね キスをしようね
恋することを忘れないでよ
"結婚しようよ” やっと言えたんだ
照れ笑うあなたの顔 忘れられない

不安が募る夜

不安が募る夜 あなたと支え合い
涙を流すのは嬉し泣きだけ
そんな約束とあなたを守りたい
覚えてないかもしれないけどね

愛されるよりも愛したいんだ
見返りなんか求めてないよ
それが愛するということ
与えることこそが愛なんだ

あなたを幸せにしたいんじゃなくて
あなたと幸せになりたいんだ
あなたの悲しみは僕がもらう
僕の喜びはあなたにあげる

愛とは恋から生まれるもの
変わるんじゃなく 別々にあって
恋することも愛することもこれからもずっと続けていこう

初めて言うよ "あなたを愛してる"
一生で一人にだけ贈る言葉
それをあなたへ

結婚しても 恋をしようね
結婚したら 愛を育もう
結婚したら 二人で1つでいよう





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