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UNROCKライナーノーツ⑨Avenir

09.Avenir[words by RAY/music by RUY]

Find the Wayにつづいてまた名曲だねw

最近の僕としてはちょっと感傷的で分かりやすいメロディの曲かなって想う。スルスルっと出てきた。サビを思いついたかなー最初。すぐ出てきたといっても、きっかけが出てくるまでは結構苦労した。というのは…言って良いか分からないんだけどもw「誰ソ彼」のような名曲を作りたかったんだ。初期アワセルのTKBさんの名作ね。越えられないのは分かってますがf(^ー^;真似をしたというわけではなく、あくまでもイメージね。

そのTKBさんが特に出だしの歌詞を褒めてくれてるけども、ここは確か僕が提案したんじゃなかったかな。冒頭からその曲のシチュエーションを想起させるような一文を置きたくてね。これがなかなか難しいんだ。何となくだけど、独り暮らしの頃を想い出してたw実体験ではないけどねww

ちなみにイントロ、AメロのコードはF(Dm)のキーで、Gmから始まる。2度だね。よく2-5-1って王道の進行があるけども(Sweet Rain Bluesみたいに)、単純に5度へは行かずに4度に行く。やんわり、って感じかな。フワっと。実はCQの「燃える朝焼け」のイントロとかもそうだね。

Bメロはガラっと変わるね。ここはギターが聴きどころ!ピッキングハーモニクスっていうのかな?それがポイントだね。打ち込みではできないサウンド…

サビはとにかく分かりやすい名曲にしたかった。それだけかな!TKBの甘い声と少し感傷的な歌詞が相まって、リスナーに届けばと想って…。あまり奇を衒わずにメロディーを付けていった。コーラスは誰ソ彼同様僕がやらせてもらった。意外と相性いんだよね、TKBと僕f(^ー^;

間奏はちょっと雰囲気を変えたくて、ガット・ギター的なソロをYu-Gさんに弾いてもらった。からのストレートなロックなソロへ移行する感じで、大活躍してもらった。もう、本当に興奮したね。さらに予定にはなかったんだけども、Yu-Gさん発案でサビが終わった後にもソロを弾いてくれた。本人も大変満足行くプレイだったようで、最初に聴いた時は鳥肌が立った。曲に共感してくれて、さらにこの曲を高い次元へ持っていってくれて、本当に感動した。直接は逢ったことはないんだけど、だからこそ音と音のコミュニケーションに依ってこのような感動的な曲が完成するという、まさにオンラインユニットならではだと改めて想う。


最後2回転調するんだけども、最後の歌詞はとても気に入っている。かなり序盤で合鍵は返してもらってしまったけども、やはり捨てきれない想い……。冬の時代はいずれ終わりを迎える、はず。そんな想いを抱えたままむせび泣くようなギターに導かれて、まだ冬の装いのある本当のエンディングに突入するのである。

一番最後に控えるアウトロ部分は映画のエンディングのようなものにしたいと考えていた。ここは何度も描き直したんだけど、転調に継ぐ転調で、本編の歌詞のように色々な事が起こるけれども日々は続いていくんだ…というようなことが表せていたら…と想う。本来はシンセのアルペジエーター的なアレンジだけで最後まで行こうと想ってたんだけども、結果的にK2R、それからTKBまでもシンセサイザーで参加してもらってアレンジにも幅が広がり、そしてアルバムは終わりを迎えていく。この曲で一度幕を引き、10曲目のTIME UPはアンコール的にガツン!といこうと。

ということで、次回はセルフライナーノーツ最終回。TIME UP!!!!!!!!!!

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アルバムはこちらのマガジンで発売中(試聴できます!)
https://note.mu/ourcell/n/n152842d9fa3e

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