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UNROCKライナーノーツ②TONIGHT

02.TONIGHT[words&music by RUY]
先行シングルとして出した曲。アワセルとして初めて人前でリアルライヴをした3月を終えて、すぐにデモを作った。最初のジャジャッジャジャをギターで弾いた時に、「あ、この曲イケル」と想った。デモをマネージャーEMKが「ヘビロテしちゃう助けてー」!って言ってたのは嬉しかったな。身内に本気で気に入られるのはなかなか幸せ。満更でもないw

歌詞も僕が書いたけど、常にステージでこの曲をやってるアワセルのイメージ、特にTKBが目を閉じてこの曲を口ずさんでるイメージを頭に浮かべながら描いた。「今夜は許して」「好きにするさ」「眠れないよ」…もちろん男女間のようなことも重ねて描いているけど、基本的にはライヴのことを想定してる。僕らについて来て欲しいし、オーディエンスに導かれたい。一体感を味わいたい。またそんな夢のような一夜が体験できたらいいなーと想って!

曲はロックでありつつ、メロディは今の洋楽にも通じるようなポップにしたかったんだけど、やはりこの曲もどこか懲りたくて、間奏を変拍子にした。さらには僕らとも親交が深いあゆ犬さんに全面的にギターをダブしてもらった。クリーンなアルペジオとかも味わい深いけど、間奏後半で出てくるギターオーケストレーションがもはやあゆ犬ブランド。個人的にここはKing Crimsonのような重厚かつ複雑な感じを出したかったんだけど、もうこれしかないってくらいあゆ犬ギターがはまった。

オルガンも結構な勢いで入ってるけど、注目してほしいのは「高速グリッサンド」かな。アワセルデビュー曲「Anytime」のアウトロですでに登場してるけど、この曲のアウトロではもうこすりまくりw憧れのキース・エマーソンが得意とするプレイで、昔からこればっか練習してるのが今回も生かされたかなwサビのキメフレーズでも使ってるから聴いてみて。ドローバー(オルガンの左側に付いてる音色を調整する仕組み)を調整してキュンキューンってやってる。

前はオルガンとピアノはソフト音源(パソコンに入ってるシンセサイザーによるもの)ではない実機(キーボード)で録音してたんだけど、いろんな手間の問題があったり、ソフト音源でも音がいいんで、もう最近はロジック付属音源を使ってる。細かい設定も可能だし、修正も可能だしねw面倒だからほとんどしてないけど。でも、このグリッサンドだけはロジックではうまくいかなくてね。いちいち実機でやってる。実機といってもXB-2というデジタル機種なので、本物のハモンドとは言えないんだけど。以前持ってたHammondのL-112はもっといい音が出た。メンテナンスが大変で手放しちゃったんだけど。ホントに後悔してる(泣)

最後はイントロと同じフレーズを繰り返して終わる。キメで僕らの手拍子を入れてるけど、ライブだったらみんなで一緒に手拍子したいね!楽しみにしてる。

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オンライン音楽ユニットアワセルとは
http://ourcell.net

アルバムはこちらのマガジンで発売中(試聴できます!)
https://note.mu/ourcell/n/n152842d9fa3e

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