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UNROCKライナーノーツ①Key of Ekstasis

01.Key of Ekstasis[words by RAY/music by RUY]

オープニング曲から今までにないアワセルの感じだね。アワセルとしては珍しい重厚なパイプオルガンから始まるこの曲は何といってもまずはギターの存在感が最大の聴きどころだと想う。
バンド、PrestoVivaceのリーダー、Yu-Gさんが全面的にプレイしてくれた。前回のアルバム「OC2」がサポートメンバーなしだったからというわけではないけども、今回のアルバムには素晴らしいメンバーが参加してくれている。その中でも度肝を抜くようなプレイとサウンドを目指したつもり。Yu-Gさんも「こんなのが1曲目だったらアワセラーがビックリするんじゃないの」と言っていたが、ぜひビックリしてもらいたい!

今まであんまり表に出したことないけど、ギターをお願いする時にデモと一緒に渡してる楽譜を今回は公開してみようかな。今までは単純にメールでコードを書いたりしてたんだけど、今回はより僕の最初のイメージを形にしてもらうために五線譜を書いてみた。Yu-Gさんはプロなんで特に丁寧にwもちろん楽譜通りに弾いてください!というわけではなく、あくまで参考にして下さい…って感じだけども。ここからYu-Gさんがどういう風に自分のプレイに持って行ったかっていうのを想像するのも面白いんじゃないかな!

曲ができたキッカケは、僕を幼少の頃にロックに目覚めさせてくれたバンド、Deep Purpleの公演をこの夏20年振りに武道館で観たこと。70歳近い現役の彼らが新曲を出してツアーをやっている。しかも当時に負けないパフォーマンスで。かつては再結成とか年を取ってからのライヴはどうしても全盛期に勝てないと思って、あまり興味はなかったんだけど、今回考えが変わった。まぁそれは置いておいて、その情熱を感じて帰宅した夜に一気にオケを作った覚えがある。ちなみに作り方としてはいわゆるロックバンドっぽくバンド演奏を全部作ってから、メロを最後に載せた。本当はTKBにやってもらおうとしたけど、勢いで僕がやってしまった。

オルガンやアルペジオによるキメのフレーズはもちろん彼らへのオマージュ!でもK2RによるシーケンスやMIXはただの懐古主義じゃないところを狙ってもらった。それが"UNROCK"。MIXは非常に苦労したけれどね。ちなみにTKBが最後にシャウトしているのはお気づきだろうか。僕もビックリしたwいろいろ溜まっているのかなww

キース・エマーソンを知るまで僕はDEEP PURPLEのオルガ二スト、ジョン・ロードに夢中で、彼が弾くようなブルーノートスケールを一日中練習してた。だから今もそのスケールだけ異常に得意なんだけどもwジョンはレコーディングにおけるアドリブのソロプレイは1,2テイク目が1番いいって言ってた。僕も同じ!デモ聴いてみると分かるけど、ほぼそのまんまが最後まで残されてる。そうゆうところも影響受けてるんだねー。

アルバムの中でも曲名が最後まで決まらなかった1曲だね、これは。最終的には「エクスタシーへの鍵」というようなタイトルに決まった。エクスタシーといってもエロい意味だけじゃなくw「エクスタシス」というのは、エクスタシーの語源のような感じで、魂が身体から抜けるような意味合い。
もちろんそのままカギという意味で捉えてくれてもいいし、keyというのが本当はKeyboards(それは鍵盤でもパソコンのキーボードでも)なのかもしれないし、この曲はTKBのkey(調)がギリギリだったというのもあり…セクシーTKBのkeyだぜ…という意味合いも込められているとかいないとか。
いろんな楽しみ方ができる1曲だと想うんで、みんな固定観念なんか解除(アンロック)して楽しんでくれ!!


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オンライン音楽ユニットアワセルとは
http://ourcell.net

アルバムはこちらのマガジンで発売中(試聴できます!)
https://note.mu/ourcell/n/n152842d9fa3e

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