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パルフェ リメイク プレイ記録(プレイ完了)

G線上の魔王に続き、ADV欲が止まらないので丸戸史明至高の一作と名高いパルフェをやるぞ!!ということでやってみた。
リメイクされててSwitchでできるらしいのでそっちを買ってみた。

プレイ記録(備忘録)

2023年2月2日: 由飛ルート、玲愛ルートクリア
2023年2月3日: 明日香ルート、かすりルートクリア
2023年2月6日: 恵麻ルート、里伽子ルートクリア

各ルート感想簡易メモ(ネタバレあり)

由飛ルート

ビジュアル好みブッ刺さりの天真爛漫系ヒロインを真っ先にプレイしました。主人公的にもかなり運命的な出会いをした少女枠だし、最初にプレイすることを公式も奨励してる気がする。知らんけど。
性格的にもかなり好きなキャラのはずが正直天真爛漫さと天然さが行きすぎて途中イラっとすることもなくはなかったが←、それはまっすぐに育ったが故の行動で悪意は一切ないのがわかるので結局OK。可愛いからいいんだよ!!
個別突入直前の”そういうふうに考えたことなかった”の発言は男傷つくよあれは…天才的な脚本だなと思った。
個別ルート入ってからは伏線張られてたピアノへのトラウマの克服をしっかり描き切っていていいエピソードだったね。
プレイ時間は共通の最初から数えて4時間くらい。

玲愛ルート

いやーーーー唸ったわ。完成度高すぎるシナリオだった。話のスケールは全然自分達の日常にも起こり得そうな規模なのにどうしてこんなにのめり込める話が書けるんだろう。丸戸先生恐るべしだわマジで。
シナリオに華を添える..というか根幹になっているのは間違いなく玲愛のキャラクターとしての魅力なんだけど、色んなところで一番好きなキャラにパルフェの玲愛を挙げる人が一定数いるのも大納得の魅力的なヒロインだった。自分はあんまり好きな系統ではないんだけど、それでも愛おしくてたまらないキャラだよ…。冴え彼とかの作風にも色濃く系譜が表れているなと思った。
騙そうとするくだりはまじでゾワゾワしたけど他のメンバーの結束力も見せつけられたし、他のキャラも生かしてくる構成が素晴らしかったね。体感的にすごく短い話しながらも一気に読み進めてしまうシナリオでした。
プレイ時間はスキップ挟みながら2時間弱かな?

明日香ルート

家庭教師と生徒、店長とバイト。そんな危うい関係のバランスで成り立つ関係。終始明日香ちゃんの年下らしさ、年相応さみたいな部分が表れていたね。普通に映画鑑賞中にイチャつくのはいいけど周りに迷惑になるようなことはしてはいけないぞ。
別ルートなのに助け舟を出してくれる玲愛の評価が爆上がりしつつ、最終的に辞める時にみんなに挨拶回りするシーンが良かったね。いい仲間に巡り合うってこういうことを言うんだな。
明日香ちゃんは呼称の使い分けがすごく印象的で、いろんな立場から仁と接することで他のルートとは違う側面を引き出してくれるヒロインだったね。
プレイ時間はだいたい2時間くらいかな?

かすりルート

器用貧乏なかすり。自分がどこか秀でてるものがない、という点を気にするエピソード見てから一気に好きになってきた。
かすりは多分1番ヒロインの中だと普通というか、際立ったものがない(胸も)からこそのシナリオという感じがしたね。だから最終的にもかすりが自分に自信を持てるようになるまでの小さなエピソードという印象。結構最初の方にやるといいシナリオかも。
かすりさんの可愛さはあったけどシナリオのインパクトは1番弱めかな。読みやすくはあった。
プレイ時間は共通含めて2時間弱くらい?

恵麻ルート

義理の姉であり、初恋の人である恵麻。禁断の関係。でも別に何か法的な制約があるわけじゃないし、気持ちとか世間的とかそれだけの話なんだけど、背景が背景だけに重いテーマとなっていたね。テーマは重いんだけど、恵麻さんダントツでえっちなんだよな…これが貫禄か..。恵麻がりかこに対して大人気ない態度とるのがかなりリアルだし、仁がタバコ吸ってた理由も明らかになったね。半年前の火事で、りかこは仁が恵麻を選んだと感じてたんだな。なんともめんどくさいけど、りかこらしい…。(里伽子ルートでそれだけじゃないのが明かされるけど)
初恋の延長上で兄である一人との恋慕の情を越えてまで仁を愛してしまう、世界一ピュアな恋だな…。ホワルバ2の要素をすごく感じるシナリオだったね。
プレイ時間は2時間弱。

里伽子ルート

このルートは絶対最後、というのだけ情報入れてたので最後にプレイ。りかこのめんどくささと純真さが最高だね本当に…。
BADでの仁の行動はりかこは自分のことを絶対にわかってくれるという驕りが招いた結末。左腕が動かなくなっていたのはあくまでそれが露見するきっかけに過ぎないんだよな..。1番頼りたかった時に恵麻につきっきりで頼らせてもくれなかったというりかこの感覚。それは傷つき、前を向けなくなるには十分すぎる。
それだけに、TRUEでの仁の起こしたアクションでの着地のさせ方が本当にめちゃくちゃ良かった。このシナリオ読まされたら大満足でしかないですわ。いろんなルートの集大成として、家族を大事にする仁だからこそりかこを家族に迎え入れようとする動きにも納得感が生まれたね。本当によかった、胸がいっぱいです。気づけばやっぱりりかこが1番愛おしくなっていたなぁ。このシナリオやれただけでもパルフェをプレイした価値があった。
プレイ時間は2時間半くらい?

総括

項目ごとに記載

世界観・設定

丸戸先生らしくあくまで現実の世界に即した喫茶店を中心に繰り広げられる些細な物語があまりに愛おしい。ホワルバ2もそうだけど、人間関係だけでこれだけのものを描けるのはすごい。
ブリックモールという商業施設で並び立つ二つの喫茶店、というわかりやすい設定も良かった。制服可愛いしね…。

シナリオ

もう言うまでもなく傑作。丸戸先生は世界観のところでも記述したけど、あくまで現実世界の中でファンタジー要素をいれずに人間関係の機微を描くのがうますぎる。一つ一つの言動に無駄がなくそれでいて遊び心があり、いつのまにか世界観に没入してキャラクターへの愛着が不思議と強くなってるんだよな。
個別ルートの脚本の強弱はありつつも決めるべきところでしっかりと決めてくれるし、個人的にはボリューム感がめちゃくちゃちょうどよかった。サクサクと読み進められるし、盛り上げところはしっかりと盛り上げるメリハリも魅力かな。

キャラクター

本作の一番の魅力点と言っても過言ではない。丸戸さんの生み出す女の子はどうしてこうも魅力的なのか。
天真爛漫な由飛、ツンデレ属性の玲愛、理想の後輩な明日香、ギャップがかわいいかすりさん、1番エロい恵麻さん、最強正妻ポジ里伽子。全員可愛かったし、好きになった。シナリオでの見せ方もあいまってそれぞれのキャラクターの考え方の違いとかもわかったし、本当に魅力的。
個人的なランキングは

里伽子>由飛>明日香>かすり=玲愛>恵麻

ゲームシステム

個別ルートに入るまでは日付ごとにどこに行くか?の選択肢のみ選ばせる形式。基本狙いたいヒロインがいるところを追っていけばいいので難易度は低めかな?(自分はそもそも攻略サイト見る派なのですが)
Switch版のリメイクはキャラデザなどかなりモダンになってるのでUIとか含め全く違和感なかった。

音楽・グラフィック

音楽はそんなに特化した作品ではなかったが主題歌も含めて世界観にマッチ。欲を言えば、エンディングの差分や里伽子ルートのTRUEはグランドエンディングとかあってもよかったかも?


という感じでつらつらと書いたけど、総じてめちゃくちゃ満足な作品でした!思い切ってプレイしてよかった。

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