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コロナ後遺症(抜け毛)回復までの記録とデーヴァセーナありがとうの話

11月初旬だったと思う。
大量に毛が抜けてることに気づいた。

元々毛量多いし、季節的なもので毛が抜けてると思って、あまり気にもせず見て見ぬふり状態だったけど、もう見ずにはいられないくらい抜け毛が増えていった。

洗髪の後の排水溝に溜まった抜け毛の量を例えるなら、拳一個分くらいだったろうか。この頃からはもう二度見せずにはいられない。

それから抜け毛量はどんどん増えてって、終いには誰か子供の頭が排水溝に入ってるんではないかくらいに抜けるもんだから、この現象自体にもそうだし禿げになることについて恐怖に襲われた。

何か重大な病気に晒されてるのか?でも何も他の面での体調で思い当たることはないし…もしかしたら老化現象なのか?いや早すぎやしないか?(私は34歳)でも最近は30代から若年性更年期障害始まる人も多いって聞くしな…

とりあえずこの量で抜け毛が進むとあと5日後には禿げになるから、何か解決の糸口を見つけたいと思って、ネットで『抜け毛』と検索した。

そしたらすぐに検索候補に『抜け毛 コロナ後遺症』となるものを見つけ、原因が判明した。

私は確か7月31日にコロナに感染している。そのコロナ後遺症での抜け毛は感染から3-6ヶ月後に発症されることが多いだとか。正しく今で、私の状況だ。

原因がわかるだけで、どれだけホッとするだろうか。ひょっとしたらこの記事によって、誰かの謎の抜け毛の原因が判明するきっかけになったらいいなと思ったりもしている。

その後、私の場合抜け毛は2ヶ月続いた。はっきり言ってこの期間はめちゃめちゃ辛くて、髪の毛を洗うのも、櫛を溶かすのも何日間もサボった。そしてここにも気づきがあって、ライフスタイルにもよるけど、私の場合そもそも毎日髪の毛を洗う必要はなかったということを。

そして幸い私はヨガを練習していて、大量の抜け毛に対して、客観的に冷静に状況を捉える自分がいて、その感覚に繋がれるのは救いだった。それでもヨガ哲学で学んだ『目の前に起きることはすべてギフトである』とその最中には思えなくて、とはいえ今は抜け毛の経験は間違いなくギフトだったと胸を張って言える。こういうハードな経験をしてこそ、強制的に自分と向き合えるからだ。

そして結論、私は禿げなかった。私は剛毛で毛量多くて、今まではその遺伝子を感じるパパを憎んでいたが、今回の件で毛量に救われてパパの遺伝子には心から感謝している。前髪の頭皮が何度も透けてきたときは、その度に後ろや横の髪の毛を前髪に勧誘させて、誤魔化しながら過ごした。念のためにターバンを2本買っておいたことも記録しておこう。これは禿げてもこの可愛いターバンをつければ大丈夫とお守り代わりに買っておいたものだ。

何より今回はデーヴァセーナにありがとうを伝えたい。デーヴァセーナとは映画『バーフバリ』シリーズにでてくる女性で、この期間にバーフバリを観て、彼女の強さを目の当たりにした。抜け毛程度でクヨクヨしていた自分が恥ずかしくて仕方ない…彼女の人生を知ってしまうと。

何を隠そう、洗髪するときは心の中でいつも浴槽にデーヴァセーナを召喚して、勇気づけてもらっていた。彼女に思いを馳せながらだったら、力強くシャンプーできて、この抜け毛の悩みだってちっぽけに感じることができた。

デーヴァセーナありがとう。
また何かあったら勝手に召喚します。


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