とあるBL小説読了(毒吐き)

入院中で、一時帰宅するたびに積読してあった本を持ってきてる。この本も、べんきょーのために古本屋で買ってそのまま積読置き場に居た本。一応入院中の目的は、まあ体調をなおすのが一番なんだが、あと、原稿をすることで、そっちをメインにしてたんだが、やはり病院という環境がよくないのか、うまくいかないので、ちょっと気分を変えてみようと思って、こないだの一時帰宅の時に持ってきた。

深呼吸/木原音瀬

えーと、まず鼓膜って再生することを知ることが出来た()ありがとう。
あと、p43と、p168に、「香ばしい香り」とかいう文言が出てきて笑わせてもらった。
こんなバカ言い回しを書く方も書く方なら通す編集者も編集者なんだよな。

で、例によって1と2からの二部作で出来ていて、1で話のオチがついているにも関わらず、2でまだ焼き直しみたいな話を掲載する意味が、…わかるけど、わかるけどさ、オタクだから。でも、要らないと思った。

BL独特のこの制度(笑)、そろそろ廃止してもいいんじゃないか?

後半の話は語り手が変わっただけで、物語の筋を楽しむというより、どんなふうにらぶらぶ描写になっていくのか(しかもラストはほぼ分かっている)、が、作者の書きたいところなんだろうが、つまんねえ小説だった。

1はまあまあ面白かったから余計にそう思う。

んで、2のラストが、「それが恋という感情だと榛野が自覚するまで、少し時間がかかった」
という、あまりといえばあまりな終わり方で、力が抜けた。

こんなとってつけたようなラストシーンならなくてもよくね?

このラストシーンが合う小説ならほかにあるだろう。

2なんて、なかったほうが、切なくて、なんだかこのあとのハッピーエンドが予想出来そうで良いと思うんだが、そう思う私はやはりマイノリティなんだなきっと。
マイノリティの業界の中のさらにマイノリティってどうよ⁈

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