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ゲーム業界で2年間長期インターンした私が、卒業を機に伝えたいこと

こんにちは! Wekidsインターン生のMisakiです。

この度、2年間務めたWekidsのインターンを卒業することになりました。
この節目に、まだ見ぬインターン応募者に向けて、等身大のWekidsインターン生活をお伝えしようと思い、筆を執りました。
この記事では、私がWekidsで何を見て、何をして、何を感じてきたのかをまとめたいと思います。
この記事を通し、あわよくば、応募者の方々のWekidsへの興味を、行動に移すところまで昇華させられたらな、なんて思っています。
冗長なところは多々あると思いますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

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Wekidsをやめる理由

読者の方々が一番気になるのは、恐らく、”Wekidsをやめる理由”なんじゃないかなと思います。
理由は簡単で、4月からIT企業に新卒として入社するからです。
Wekidsのインターン生の大学卒業後の進路は様々です。
Wekidsで社員としてばりばり働いている人もいれば、他のベンチャー企業を渡り歩いている人もいたり、電通やリクルートなどの大手企業で活躍している人もいます。

じゃあなんで私がWekidsに入社しないのか、ですが、理由は大きく分けて2点あります。
1点目に、Wekidsとは異なる環境で働いてみたかったからです。
実は私も就活を始めるまでは、Wekidsにそのまま就職したいな、と思っていました。
Wekidsは、ゲームという軸で仕事ができ、少数精鋭かつフラットで、手をあげればチャレンジさせてくれる、個人的には理想の職場でした。
だからこそ、ずっとWekidsにいたら、他の職場で働けなくなってしまうのでは?という危機感も感じていました。
そこで、新卒という区切りで、Wekidsとは全く違う環境で働くことにチャレンジしてみたいと思いました。
もっと色んな人たちと関わる機会を持って、揉まれて、視野を広げたいと思いました。

2点目に、ゲーム業界とは違う畑で働いてみたいと思ったからです。
幸いなことに、私はこの2年間を通して、私が仕事に求める必要条件に「ゲーム」が入っていないことに気づくことが出来ました。
Wekidsでは、ゲームとコミュニティという軸に沿って事業を展開しています。
ゲームのコミュニティに寄り添い、ゲームの発展につなげる仕事もあれば、ゲーミングチームのファンに寄り添い、チームの収益化につなげる仕事もあります。
私が担当していたのは後者でした。
例えば、ファンミーティングの企画から実施まで行ったり、選手のインタビュー記事を執筆したり、アパレルグッズの考案から発注をしたり、などです。
アパレル、企画、なんて一口にいっても、ひたすらグッズを袋詰する地味な作業もありました。
ゲームを作ったり、広めたり、面白くしたりするでもない仕事でしたが、どの仕事も凄く充実していました。
そこで、仕事を任される、自分の頭で考えて提案・実行する、成果を出して褒められる、という3つのサイクルにやりがいを感じていることに気づきました。
だから、ゲームというジャンルに縛られず、このサイクルをもっと大きな規模感で出来たらなと考えるようになりました。

私が新卒で行く企業は、SIer(システムインテグレーター)です。
さっくり説明すると、国や法人に対して、大規模な情報システムの提案、作成、導入、運用を一貫して行う企業です。
ひとつのシステムを導入するのに、億や兆のお金が動くことも珍しくありません。
前述したように、かなり大きな規模感で、提案から実行までのサイクルを回すことができます。
これからは、Wekidsで学んだこと、Wekidsで培ったチャレンジ精神を活かして、新たな場で様々なことに挑戦していきたいと考えています。
Wekidsでビシバシ鍛えられた根性を武器に、頑張ります。

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Wekidsでの2年間の振り返り

本当は、Wekidsでこの2年間に何があって、どう乗り越えてきたのかを事細かに書こうと思っていたのですが、やめました。
理由は2点あって、1点目は、1年目の上半期を振り返るだけでもブログ記事を2ページ近く消費してしまったことです。
濃いにも程があるだろ、Wekids生活。
2点目は、私の今までをひたすら書き連ねているだけでは、ただの自己満足になりそうだったからです。
私はこの記事を通してしたかったのは、そんなことではありません。
そこで、ここからは、私が実際にWekidsでどんな仕事をしていたか、仕事を通してどう変わったか、そしてゲーム業界を目指す人に伝えたいこと、の3点に絞って書きたいと思います。
Wekidsでの仕事のリアルが、少しでも伝わればいいなと思います。

実際にWekidsで任されたこと

私が実際に携わった仕事を、一覧にして並べてみます。
インターン生でも、こんなに色々任せてもらえるんだ……という指標になればいいなと思います。

ALL HANDS MTG(全社総会)の企画、進行
slack botの作成
ゲーム公式Twitterの中の人
ゲーム公式LINEのコンテンツ企画、作成
ゲーム公式生放送のアシスタント
新システムの導入のディレクション
採用ホームページの企画、作成、反映
社員インタビュー記事の執筆、連載
インターン生の面接、採用ディレクション
Rush Gamingのメールマガジンの企画、作成、配信
Rush Gamingファンミーティングの企画、実施
Rush Gamingアパレルグッズの考案から発注まで
選手のメイクアップ、ヘアスタイリング
新年会、クリスマス会等の季節イベントの企画、進行

などなどエトセトラです。
細かい仕事をあげ始めたらきりがないので、これくらいにしておきますが、概ね上記のような仕事を任されていました。
勿論インターンする会社によって変わるとは思いますが、Wekidsの場合、任される仕事の幅や量が多岐に渡るというか、制限がないのは、お分かりいただけると思います。
インターンシップを検討する際に、参考になれば幸いです。

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Wekidsで自分が変わったと思うこと

変わったことは、数え切れないくらいたくさんあります。
ですが、中でも一番は、仕事のやりがいを知って、一生バリバリ働きたい(目指せバリキャリ!)と思うようになったことだと思います。

私は大学2年次の冬休みにWekidsに入社しました。
当時の私といえば、「社会人2年目で寿退社して、さっさと専業主婦になりたーい」と公言するような、頭がゆるふわ女子大生でした。
どうしてお前なんかが入れたんだよ!というお怒りの声が各所から聞こえてきそうです。
受かったのは、正直運とタイミングが良かったからだと思います。

当時の私は、恥ずかしながら、パソコンをまともに使ったことがありませんでした。
パソコンの使い方を教えてもらいながら、簡単な業務を少しずつ覚えていく毎日でした。
ただ、無能にもかかわらず負けず嫌いだった私は、その状況が悔しくて仕方ありませんでした。


そんな私がWekidsで初めて主導した仕事は、入社して1ヶ月を過ぎた頃に実施したAll Hands MTG(全社総会)です。
パソコンもまともに扱えない、ゲームの知識も少ない、私にできることは皆もできる、そんんな状況で自信を失っていた私に、この企画と進行を任せてくれたのは本当にありがたいことでした。
この企画を担当し、「自ら提案しやり遂げる」ことの達成感を知ってからは、色んな仕事を率先して手伝うようになりました。
それ以外にも、どんな仕事でも私にできることはなにかを徹底的に考え、挑戦することを意識するようになりました。
これが転機となったのか、2ヶ月目頃から徐々に、責任のある仕事を任せてもらえることが増えてきました。
仕事を任せてもらえることが本当に嬉しくて、背伸びをして挑戦して、成果を出して褒められて、また仕事を任せてもらう…というサイクルにやりがいを感じていました。
仕事が楽しすぎて、一時は友人との約束をすべてキャンセルし、喜んで仕事に行っていたくらいです。
きっと、挑戦することを推奨(というか自分から動けないやつはゴミ)してくれる環境が性にあっていたのだと思います。
Wekidsで仕事のやりがいや楽しさを知ったことが、今後の就職先への選択につながっています。
昔の寿退社バンザイだった私はもういません。

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将来ゲーム業界に就職したいと考えている人たちへ

Wekidsに入社してから、色んな人に「ゲーム業界に私も入りたい」「ゲーム業界で仕事できるなんて、絶対に楽しいでしょ」と言われてきました。
就活をする中で、ゲームが好きで、ゲームに関わりたいから、という理由でゲーム業界を目指す人もたくさん見てきました。
確かにゲーム業界は、夢と遊びに溢れていて、とても楽しい業界だと思います。
私自身も、この2年間は心の底から楽しかったです。
だからといって、私は無差別にゲーム業界をオススメすることはしません。
なぜなら、ゲーム業界に入ったとて、みんながみんな楽しめるわけではない、と思っているからです。

ゲームは娯楽です。
今までは趣味や遊びとして楽しんでいた娯楽がいざ仕事になったとき、貴方は本当にその仕事を楽しめるのでしょうか。
美味しい料理を楽しむのと、美味しい料理を作ることを楽しむのはまた違うように、ゲームを楽しむのと、ゲームの面白さを伝えることを楽しむのは、大きくベクトルが異なります。
たかが2年間携わっただけで、小娘が偉そうに何を言ってやがる、と思われるかもしれません。
ですが、今一度、消費する側から、消費してもらうために頭をひねる側になるということを、よく考えてみてほしいなと思っています。

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インターンって凄いんだぜ!

インターンを始めようか悩んでいる学生の皆様へ。
長期インターンは、個人的に本当におすすめです。
Wekidsでのインターンを例にして語ると、以下のようなメリットがあります。

・ビジネスの基本的な考え方が身につく
・基本的なITスキルが身につく
・ビジネスマナーが身につく
・社会に出る前に仕事がどんなものか体験できる
・普通のバイトより稼げる
・社内外の社会人と関わる機会が増える

そしてここからは声を大にしては言えませんが、個人的にはマジで重要なメリットです。

・いろんな職種、業務を簡単に体験できるのは今だけ
新卒は最低3年勤めるべきと言われていますが、インターンにそんな理屈はありません。
合わないと思ったらすぐに切り替えることができます。
幸いなことに私はWekidsが性にあったので、2年間務めましたが、友人の中には、2ヶ月に1回ペースで職場を変えている子もいました。

・就活時のガクチカが豊富になる
学生のうちにビジネス経験があるのは、他の就活生に比べて大きなアドバンテージだと思います。
私もWekidsでの経験のおかげで、ガクチカのネタには困りませんでした。(逆に、色々と挑戦しすぎてどのエピソードを話すかで困りました)


Wekidsに来るのか、他社さんのインターンを始めるのかはこの際おいておきましょう。
インターンでの経験は、きっと貴方の力になります。
未経験だから不安だ、という方も大丈夫。
未経験でも歓迎してくれるインターンはたくさんあります。
是非勇気を出して、挑戦してみてください。
また、沢山の会社を検討した上で、それでもWekidsがいいという皆様。
新たな後輩がWekidsに入社してくることを心待ちにしています。
可愛い後輩の誕生、大歓迎です。

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最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
正直、話がかなり横道に逸れた気がしますが、ご容赦いただけますと幸いです。

最後に、2年間私と一緒に働いて、たくさんお世話になったWekidsの皆様に。
私はWekidsに入社して、人生で初めて、役に立てないのが悔しくて泣きました。
私なんかがWekidsに入って本当に良かったのか、ただ迷惑をかけているだけじゃないか、私なんかいない方が良いんじゃないか、とまで思いました。
それでも、赤ちゃんみたいに何も出来なかった私を、皆さんは見捨てずに、励まして、導いてくれました。
駄目なところがあったら叱って、良いところがあったら褒めて、成功したときは自分のことのように喜んでくれました。
皆様の優しさは、私の挑戦する勇気と頑張る活力になりました。
Wekidsの皆様のおかげで、今の私があります。
感謝してもしきれません。
最高の職場でした。
本当に、ありがとうございました。

いつか、私が成す仕事を通して、Wekidsに恩返しができますように。

※こちらの記事は2019年2月に公開されたものです。

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