見出し画像

創作活動に至るまでと言いたい事

本題に入る前に!12月22日は私の誕生日です!やったー!!!
と言うわけで本題です。
この記事は「ョョョねこ Advent Calendar 2020」22日目の記事です。

・まず自己紹介
創作活動サークル MindCoreCarbon所属です。
音楽活動ではサークル タマユラプラネット所属しています!
直近の活動ではタマユラプラネットとして活動し、VR系音楽イベントに参加しています。
VirtualMarket4 では 合同出展として Project Remember として参加しました。
https://booth.pm/ja/search/Project%20Remember
(※一応説明しておくとProject Rememberはサークル名ではなく、個々の創作物を持ち寄った合同出展プロジェクト名です)

・何について語るの?
時間も経ったことなので以下のVirtualMarket4の販売物と
https://booth.pm/ja/items/1826356
創作活動について、ここでまとめたいと思います。

・創作物、都市記憶群をなぜ作ろうと思ったのか
大まかな構想自体は昔からありました。
具体的に言うと 2014年頃です。(さらにその原型まで遡ると 2007年頃です)
ただその頃は明確に「こう言う物を作る」と言う物ではなく、
ぼんやりとしたイメージに過ぎませんでした。
その頃は並行して二次創作などを通じて別の創作活動をしていて「創作活動をする」と言う行為に慣れようとしていました。

都市記憶群と言う、販売物として具体的な物を作るまでに至るのはVirtualMarket4が契機でした。

・世界構築に至るまで
VRChatでも配信でも色々な人に説明したので改めてここにまとめたいと思います。
元々私はオリジナルアバターを作る予定は無く、オリジナルキャラクターを作ることが前提でした。
その一番最初の計画を建てたのは 2014年ですが
ただ様々な事情と複数の理由が絡み合い、この計画が頓挫します。
そこで思ったことは「自分は絵も書けないしデザインも無理だから将来誰かに何かを頼むかもしれない」と思って貯金することでした。
この時の私にとって貯金とは自分の創作活動に対する先行投資でした。
ただ貯金して具体的に何をするのか?の具体的イメージはこの時はまだありませんでした。

ただ無為に貯金するだけでは人生の浪費と思い、「世界に触れよう」と思い、日本各地へ出向いて色んな人と出会いお話すると言ったことをたくさんしました。
ほぼ毎週末出かけて、時には平日夜でも強行で食事会を行い、
正確な人数は計算していないのですが名刺が数百枚以上あるので恐らく名刺と同等数以上と出会い、お話をしました。(名刺をお持ちでない方も結構居たので実数はそれ以上でしょう)
当たり前と言えば当たり前なのですが、出会った人の人生はそれぞれ完全に別で同じと言える物は全くありませんでした。

色々な人に出会って人の話を聞きたい、ただその一心でホームパーティーも複数回開催したことがあります。※今はやっていません。
面白いことにホームパーティーを開催すると、ホームパーティー好きな人から「うちのパーティー来ない?」と誘われてそこへ出かけてまた新たな出会いがあると言う好循環が発生しました。
そこで出会った様々な人の話や経験、考え方は私に自分の知らない世界をたくさん教えて貰いました。このことは多分私の人生で一番糧になっていると思います。
人との出会いがさらなる出会いを連鎖させたことで私は興奮し、パーティー関連出費(主に交通費と食費と宿泊費)が凄まじい金額になりました。
その副作用はある年以降はもうお金が持たないと言う理由で現在はパーティー系にはほとんど参加していません。

このパーティーや食事会を通じて、私が得たことは
「人それぞれに違う人生がある」と言うのは頭では理解していても、
肌感覚で「違う人生がある」と理解したのは実際に人に出会ったからです。
中には映画のようなアップダウンの激しい人生を歩んでいる人や、信じられない奇跡の連続のような人生を生きている人もいました。
事実は小説より奇なり、とは使い古された言葉ではありますが事実そのような生き方をしている人が何十人もいました。
その時、この世は奇跡の連続じゃないのか、と思いました。
また自分自身が知らず知らず無意識の内に抱えている先入観や偏見も気付かされました。
この時出会った様々な価値観を自分なりに解釈や改変を加えて世界を構築しています。

・人
※あまり細かく書くと個人情報にも繋がるので情報をぼかすことをお許し下さい。

私はとあるパーティーである人と出会いました。
その人はパーティーの開始から終了までほとんど一言も発さず、ただニコニコしていました。
「大人しい人なんだろう」と思っていたのですが、ある機会に小規模な食事会でその方とまたご一緒することになりました。
その時にその人と話をして、正直に「以前のパーティーではほとんど会話されていないように見えましたけど、なぜ参加されたんです?」と聞きました。

するとその方は実は大人数の場が苦手で、会話が難しいと言うことでした。
それでもなぜ参加するのかと言うと、自分はこう言う活動をしたい、こう言う表現をしたいと言う情熱に満ちあふれている方で
その想いを共有出来る方を探しているためにパーティーに出ている、と言う方でした。
ゆっくりと自分のペースで話す方なのですがそこから3時間近く物凄い熱量で色々なお話をされていました。
この熱意や情熱に感動し、この方の創作活動のお手伝いをさせて頂いたこともあります。
その時同時に思ったのは「熱意や情熱が人を動かすと言うのはこう言うことかもしれない」と自分も思い至りました。
誰かの熱量は自分の熱量にも引き継がれるのです。
と言うことは、自分の熱量も誰かにぶつけられるのでは?と思いました。

・他人に熱量をぶつけよう!
私自身色々想っていることがあります。
それは頭の中でぐちゃぐちゃしていて、乱雑で、全然まとまっていません。
ですが「こう言うことをやりたい」と人に説明する時には分かりやすい言語化した資料が必要です。
この「言語化」と言う作業は凄い時間がかかります。
自分の熱量を可視化するためにも将来、そう言う機会が来ると思い私は設定資料を作ることをはじめました。
特にクリエイターや創作物関係であるなら、「いかに私は本気か」を示す設定資料と事前準備は必須だと思ったからです。
また同時に資料が隙間の無い資料であってはいけないとも思いました。
隙間の無い資料と言うのは他人が口出ししづらく、こうしたら良いのでは、こうしましょうと言う提案の余白を消してしまいます。
誰かに創作活動を依頼すると言うことは同時にその人の創作活動も取り込む余地を残す必要があります。
それこそが相身互いの創作活動に対するリスペクトある行動だと思っています。

・辞書作りから始まった

画像1

※ネタバレになるのでボカしています。

なぜ人は作られた世界、作り物のお話に魅力を感じるのでしょう?
私達は自分達の人生の一回しか生きることしか出来ません。
だからこそ違う人生に触れたり、想像、遊ぶ、関わる楽しみがあるのではないでしょうか。

そう考えた時に辞書作りを思いつきました。
なぜ辞書が大事なのか、文明社会の知識は辞書が根幹とも言えるほど辞書は重要な存在です。
https://www.youtube.com/watch?v=0kwCc-1o1lc

その時その時代に意味を持たせるために辞書作りに着手しました。
辞書は世界を理解するための重要な仕組みです。
辞書の骨格が出来ると次は歴史です。

世界とはただそこに突然ポツンとあるわけではないはずです。
前後の世界、お話があるはずです。
そして世界とは私達の世界と隔絶された世界ではなく、どこか遠くで繋がっている世界です。
それは私の世界と直結しているわけではないのですが、薄い細い糸で絡み合って繋がっています。

私達の宇宙がいつか原子崩壊するとしても
https://www.youtube.com/watch?v=uD4izuDMUQA
その世界に一つの熱量がかつて存在したと思われる存在でありたいです。

画像2

※年表、実世界の年表および様々な各国の大学の未来予測やコンサルティング会社の未来予測データを複合させた物。ネタバレになるのでボカしています。

・世界は動的
当たり前ですが世界は日々激動です。
創作の世界よりも激しく動きます。
人1人が表現出来る情報量はただかしれています。
つまり何か創作活動をする時点で何らかのインプット情報量は制限されており、アウトプットはさらに出力が絞られた内容になります。

Twitterで情報収集するにしても基本的に自分の志向と近い物をフォローするので世界の動きを追うことは出来ません。
そのために新聞と言った旧来メディアとインターネット上の情報洪水の両方を定期的に摂取するようにしています。
前者は情報フィルタリングしてくれているので適度に情報量が制限されているのですが、後者は情報の洪水であり自分自身でフィルタリングをかけないといけません。

後者は毎回自分でフィルタリングして手動取得するのが大変手間と考えました。
そのためにリモートサーバを構築(つい最近、OSのメジャーアップデートに伴いリプレースしました)し、shellscriptとpythonで情報を収集し、収集した情報を整理選別してファイルを吐き出し、それをデータベースへ蓄積すると言う一連の流れのプログラムを作りました。

使用データベースは SQlite https://www.sqlite.org/index.html
その後、このデータを mecab https://taku910.github.io/mecab/ を用いて形態素解析にかけます。
その後、極性辞書を用いてこれらを分析していきます。
この分析結果は楽曲制作、創作活動等に反映されています。

画像3

※この画像はウェブサービスが公開している正規のAPIを利用し、情報をテキストマイニングし、自然言語処理を行った上で分析可能状態にしたファイルをLinuxOSにSSH接続して確認している場面です。
※利用規約に従い正規の手順でデータを取得しています。個人情報と結びつける情報は取得していません。

・公式サイトの整備
2016年12月から整備を開始し、現在まで定期的に更新を続けています。
この公式サイトについてはまだ進行中のことが多いため、詳細はまだ話さないことにします。

画像7


・アバターの発注
「口に出した夢は叶う」そう言われて育ってきたのでTwitterで正直に「オリジナルのアバターが欲しい!」と言いました。
するとそれを見た方から VRChatでのご紹介、仲介を経て サークル⊿S.I.Nさんの戸森美影さんと出会いました。
これに私は衝撃を受けました。
なぜなら人生で初めて購入した3Dアバターがサークル⊿S.I.Nのシャーロちゃんだったからです。
https://tomori-hikage.booth.pm/items/987296

「これは何かの運命なのでは?」と勝手に思い、その後色々なやり取りを経て正式にご依頼することとなりました。(見積依頼書の作成に気合を入れす過ぎてかなりの文章量になりました)

画像8

・VirtualMarket4

VirtualMarket4があると、それに併せて合同出展をしませんかと言う話があったため、これは良い機会だと考えて合同出展させて頂くことになりました。
合同出展者様は以下の通りです。 ※五十音順となります。 
・紅茶のお店様
https://soil70808.booth.pm/
・ ⊿S.I.N 様
https://tomori-hikage.booth.pm/
・だんけわーくす様
https://danke-yui.booth.pm/

私以外は全員CGアーティスト、Unityエンジニア、イラストレーターと言うこともあり
完全に外様(音特化でそれ以外何も分からない)みたいなポジションでしたが、逆にそれが良かったと思っています。
色々と専門外のお話もたくさん聞けて大変勉強になりました。
また何かの機会にぜひご一緒したいですね!


・文字だけでは伝わらない。
「人に伝えるためには言語化が大事」と言った直後にこれですが、
言語だけでは伝えきれません。
言語化が重要なのは創作活動で直接、間接的に関わる人達周辺で、それ以外の人達にリーチするには言語化以外の表現も重要です。

画像4

Twitterでは文字情報だけでは情報が拡散しづらいです。
そこでぱっと見で雰囲気が分かるイメージ的な物を作る必要がありました。
そこでUnity上でアセットを並べてライティングすればそれなりに見える物になるのではないかと想像してそうしました。

画像5

画像6


・社会は何のために。
唐突に話題を切り替えますが、なぜ私達は社会と言う物を作り上げたのでしょうか?
恐らくは生存が第一目的であったはずです。
しかもその生存は単独や孤立による生存ではなく、他者との協力あるいは時に支配を通じた生存を強制させる社会です。
私達は社会発展と改善を通じて、この社会基盤を絶えず維持、建設、破壊、改善を繰り返してきました。
社会が行うその規模と大義名分は常に時代と共に変化してきましたが、結局のところ「何がしかの人(または人の属する集団、群)にとって生きやすい環境の構築」が主たる目的ではないでしょうか。
私達はその社会の為に何が出来るでしょうか?
創作活動とは単に虚構で無意味なのでしょうか?

真に私達が創作を失った時にこの社会基盤は夢と希望を失い、喪失する気がしています。
もちろん根拠や理論を示せと言われても、そこまで突き詰めた理論を構築しているわけではありません。直感のようなものです。
私達は究極的にはただ生きるためには笑わなくてもいいし、ゲームで遊んだり音楽を聞き、映画を見たり、旅行したりスポーツをする必要は無いのです。
でもそれは生きていると言えるのでしょうか。
人とって絶対の存在と言うのはあると思います。私にとって音楽の無い世界は想像出来ません。
生きるとは何でしょうか?そのために社会はどうあるべきでしょうか?
少なくともその存在全てに回答可能な現実的選択肢を私は提示出来ません。
それは数多の人間の行動や成果を通じて得られる物、そして常に複数の選択肢がある社会だと思います。
しかし私と言う存在は、少なくとも音楽を通じて、そしてこのVR空間を通して、その存在や創作を訴えかけて行き、
社会と言う漠然とした巨大な存在の複雑怪奇な権力体制や社会構造を論ずる前に、
ただ一人の個人や身近な出来事を通して少しでも前を向けるような、少しでもワクワクするような。
そんな世界が世界の片隅にあっても良いのではないかと、そう思っています。
そのために、私と私達と私達の想いに賛同してくれる人を集め協力を得ながら
今日も誰かに想いは届くだろうと願い求めながら創作活動をしています。

今これを読んで頂いている方とも、もしかしたらいつか何か創作活動でご一緒出来るかもしれません。
もちろん創作活動でご一緒しなくても、創作をしない人であっても、その想いを共有出来る方は戦友のようなものです。
みなさんも、もし頭の中で考えているだけでまだ何もしていない物や事があれば何か創作をしてみませんか。
この世界を明るく楽しくしていきましょう!これからも宜しくお願い致します!
~終わり!~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?