2019/2.1 とある夜


夜景はとても切なくて、悲しくて、暗い街を小さな明かりが点々と照らしている。
そんな景色を見ていたら あの日々を思い出した。そういえばこんな夜もあったっけな。って

上手い言葉で説明なんてしたくない夜。
一言でまとめれない夜。
どうしようもない感情を抑えきれなくて頬から雫がつたった夜。

何度も何度も繰り返し繰り返し。
答えなんて無いなら、いっそ、全部壊れてしまえばいい、

その時 小さな箱に詰めこまれて息もできないような、守られているようで苦しめられて生きていた。それは誰にも伝わらない心の叫び声と空気の中に紛れている見えない圧力に押さえつけられているみたいだった。

苦しかった。辛かった。不安だった。怖かった。

周りはみんな敵に思えた。初めて人間を疑うって本当の意味を知った。賢い奴しか生き残れない世界なんだと知った。相手の都合の良いように使われて最後には捨てられる、人と人との関係はそんなもんだと。

同時に 今まで生きてきた意味がわからなくなった。

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