カントとフィヒテ②

昨日に引き続き…。

私たちの脳の5感覚がとらえる模様・形の現象世界の裏側について、どう考えてますか?そんなことを考えても意味がない?

その世界をカントは「あるべきの世界」つまり、なかったらこの現象世界は存在しないから、必ずある。フィヒテは「ない世界」全て実体であるから1つしかない世界。

私もないと思っていましたが、フィヒテの哲学が無意識に教育されていたのかと思います。現象世界の裏側が「ない」になると現象世界は錯覚の世界であるので、真実はどこにあるのか?現象以外の世界がある現象の裏側の世界を「ない」としてしまえば、日常で使えないし、考えても意味がなくなる。無意識に人間は虚無主義になってしまいます。カントの「あるべき」世界を知って、これは日常で使えると思いました。

では、この「あるべき世界」とは何か?それは人間の脳ではとらえることが出来ない世界です。これを知るためには、人間の脳の感覚をはずす感覚を得ることが重要になってきます。

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