栗本 薫さんの描く完結編を楽しみにしていたのに……。
サイロンの光と影―グイン・サーガ121巻/栗本 薫
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ファンタジー系は、何といってもグイン・サーガです。
でも、私の中でのグインは、この121巻「サイロンの光と影」で止まっています――。
初めてグインを知ったのは大学生のころ。家庭教師のアルバイトをしていましたが、その生徒がグインを熱く語っていたのを覚えています。
若干、興味は持ったものの、当時は第二次推理小説ブーム(←繰り返しますが、自分の中の)に突入していて、赤川次郎ばかり読んでい