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趣味でミステリーを書いている者ですが

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自己紹介と、読んできた本の紹介です。(小説投稿サイト「カクヨム」からの転載が主となっています)※ネタバレしない紹介を心がけています。
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2020年4月の記事一覧

栗本 薫さんの描く完結編を楽しみにしていたのに……。

サイロンの光と影―グイン・サーガ121巻/栗本 薫  ※早川書房のオンラインページはこちら ファンタジー系は、何といってもグイン・サーガです。 でも、私の中でのグインは、この121巻「サイロンの光と影」で止まっています――。 初めてグインを知ったのは大学生のころ。家庭教師のアルバイトをしていましたが、その生徒がグインを熱く語っていたのを覚えています。 若干、興味は持ったものの、当時は第二次推理小説ブーム(←繰り返しますが、自分の中の)に突入していて、赤川次郎ばかり読んでい

時折のぞく、火村英生の闇

46番目の密室/有栖川有栖  ※講談社BOOK倶楽部の該当ページはこちら 綾辻さんの「館」シリーズを読むうちに、あとがきでたまに登場する有栖川有栖さんにも興味を持つようになりました。 綾辻さんとは盟友ともいえる(←私が勝手に思っているだけかも)有栖川さんを読まねば!と、手に取ったのが「46番目の密室」です。 これは斎藤工さんが主演してTVドラマ化された(実は見ていませんが)火村英生シリーズ、その第一作となります。 物語は探偵役の火村助教授とワトソン役の作家・有栖川有栖が

私的第三次推理小説ブームのきっかけ!

十角館の殺人/綾辻行人 ※書影は講談社文庫HPより 今までに読んだ本への思い出をつらつらと。 もともとが雑食系なので、その時々で面白いと思ったものを読んできました。 こてこての理系頭なので、文学的な観点からの高尚な見解を持っていません。 自分を振り返る意味で、思い出の本にまつわる話を書き溜めていこうかと思います。 ※あらすじにはほとんど触れず、ネタバレがないように心掛けています。 ★ 最初に取り上げるのは「十角館の殺人」。 この企画を考えたとき、まず最初に浮かんだのが