AG03のイヤホンジャックが壊れたので直したい(その1)
どうも、るろんです。
GW暇すぎてnoteばっか書いてますね。
今日の記事は、AG03がいかれたという記事です。
状況
うちの初代AG03の初音ミクモデルです。結構お気に入りで使ってるんですが、久しぶりにイヤホンジャックを使おうと挿したらなんとも腑抜けた音が。へにょへにょしてるというかなんというか。
原因
これはとっても簡単。GND端子が接触不良のときの音がします。
一般的にイヤホンジャックはこの様になっています。
音声信号自体は電流よりも電圧で、電圧というものはある基準からの差なんですね。基本は0v基準のそこ(GND)から5つ上向きに離れてるのが5V、1Vを基準にすると6Vの地点が5つ離れてるので電圧は5Vみたいな感じです。(ちなみに下向きに離れてる−5vなんかもあります。オペアンプとかで使いますね。)
その音声信号ですが、この3.5mmの3極だと、先っぽからLの+、Rの+、LRの共通の-(GND)となっています。
察しのいい人はお気づきでしょうが、L+とR+は、共通のLR-を通じて繋がっているんです。
しっかりとした音を出すにはGND端子という基準の場所が必要なんですけども、これが繋がっていないとL+とR+の差で2つのスピーカーを鳴らすことになり、腑抜けた変な音になるわけです。
音の方向がおかしくボーカルも聞こえにくい。そんな音ですね。
修理(応急処置)
さて、原因がわかったところで修理といきましょう。
今回の場合は、イヤホンを違うものに差し替えても発生したのでAG03の問題であると言えます。
開けるのに必要なものです。
プラスドライバー
T10(トルクス)のドライバー
ラジオペンチor12mm?のソケット(11っぽいけど12で回った)
T10ですが、セキュリティトルクス(真ん中にポッチがあるやつ)ではないので、頑張ればマイナスドライバーでも行けそうな気はします。
とりあえず見えるネジと、6.3mmの端子についてるナットをすべて外していきます。
取れました。ボリューム類は引っ張れば取れます。
普段は凹凸で掃除しにくいので、こういうバラしたタイミングで掃除しましょう。
開けましたら、3つL字に並んでるところの角が問題のジャックです。これを開けます。
赤丸のところ、横側の真ん中に金属が見えてます。ここに爪が出てるので、押し込んでおきます(逆側も。)
そして、青丸のところにプラスチックの爪があるので、ここを外側に向けながら筐体を引っ張るとカバーが取れます(同じく反対側にも爪はあります。)
紫丸が件のGND端子です。ここが汚れてたら磨く、そしてちょっと内側の方に押し込んでおきます。
本当は交換が良いんですけど今回は応急処置で。
戻す
はい。戻します。そしたらテストしましょう。
直りました!しっかりと音が出ます!
ですが、今回のは応急処置なのでまた再発すると思います。
気が向いたら、交換する記事も書こうかなと。これと同じ端子が手に入るかというのが問題です。一応探してみます。
おわり
はい、ということで簡単に修理してみる記事でした。
交換できるのが一番いいんですが、とりあえずで応急処置で修理してみました。一応そういう記事でした。
余談
実は、うちのAG03ちゃんなんですがtypeC化してます。
秋月電子でtypeCのDIP化基板がありまして、改造してつけてみました。
これ、Androidのスマホにも直接つなげるようになったり(確か正式には非対応?)するので便利です(といってもそとんどスマホに繋いで使ったことはないが。)第一、typeBなんて時代遅れですからね。mk2からtypeCですし。
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