塵になったお祈り文書
届いてしまった
GW後になると聞いていた選考結果の連絡であるが、本日自宅に郵送で届いた。そして不採用の3文字を以ってジョブチェンジ失敗となった。
ちらっと見てあーあってなって、そのまま封筒に戻した。仰々しい赤いハンコが忌々しく思えた。
まぁ思うところはあったのでそんなには驚きはしなかったけどやっぱりちょっと悲しい。
職種の中では高待遇だったので、心の中でくそ〜と盛大に地団駄を踏んでいる。
まぁ、その分求められていたものも自分が持ってるものより高いのはわかっていたので、面接受けさせてもらえただけましかな、ととにかく落とし所を探るようにいろいろ考える。
落ちた時が1番の耐え所
不採用だと気持ちも落ちやすいけど、ここさえ乗り越えればという所はある。
選考に落ちると、人間としての価値を否定されているような感覚をどうしても感じてしまいがちで学生時代瀕死だった。
でも実際のところは、その人がその会社に合うか、需要と供給が合うかを見ているので、その人自体の人間的価値がどうこうなんてちゃんちゃら関係ないよねーとまぁ今なら思えるようにはなった。
あと学生時代、落ちちゃったよ、もう人生終わりじゃね?とか思ってた。いやー、別に終わりはしないから!今生きてるし!
とは言っても、もやもやはもやもや!
とは言っても悲しいものは悲しい!もやもや!はーーーパパッと切り替えたい!
ということで届き立てホヤホヤのお祈り文書を燃やすことにした。
火をつける前にもう一回だけ中身を見て、不採用ってちゃんと確認した。
水の入ったジョウロとマッチを引っ張り出して外に出た。マッチはどれもしけっていて、一瞬火がついてもすぐ消えてしまった。気を取り直してチャッカマンで火をつけた。
端の方からじわじわ燃えていって、火が端まで辿り着く頃には30センチくらいの火柱が上がっていた。
ふふ、ざまーみろー、ばーかばーか
あれ?これってロックじゃない?ってちょっとワクワクした。
お祈り文書は1分半ほどで燃え尽きた。水をかけたら灰が流れて何も残らなかった。ちょっとすっきりした。
今度から、落ちても燃やせば大丈夫だと分かった。だから怖くないよねー。心配ない。安心して次も頑張る。
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