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重陽の節句


先日の9月9日は重陽の節句、菊の花を愛でる1日でありました。思いっきり記事が遅刻しちゃったのはご愛嬌!_(:3 」∠)_


ひな祭りや子供の日、七夕といったメジャーな行事に比べると若干控えめな気がしますが、こちらも日本の節句のうちのひとつです。
古来より縁起が良いとされる奇数の日は「陽の日」と呼ばれ、その中で最大の数字である9がふたつ重なる日ということで「重陽」の節句になったのだとか。
こういった由来にまつわるお話はやっぱり面白いですね。

もともと菊の花には抗菌作用や疲労回復の効能があり、スピリチュアルな方面に関しても邪気払いや魔除けの効果があるというすごいお花らしいので、厄除けの日の主役にはぴったりです。毎回お刺身パックについてくるのもただの賑やかし要員じゃなかった!
さらにそこに9(”き”ゅう)と9(く)の読み方を掛け合わせて「きく=菊の花」になったのだとしたら、言葉の意味を大切にする日本らしいセンスが溢れた素晴らしいアレンジだと思うですが…その辺はどうなのかな?

そしてもうひとつ、菊の節句と聞いて思い出すのが「雨月物語」の第一巻にある「菊花の約(ちぎり)」というお話です。
こちら義兄弟の契りを交わした男性たちのせつない別離と信義を描いた物語なのですが、脳内で登場人物たちをイケメンに変換するとかなりの深みにはまるというか…それを言うなら、この雨月物語に収録されている他の作品も全体的に非常においしいというべきか色んな属性を網羅しているので、ついついそっち方面のいけない妄想が…ゲフンゲフン
昔は純粋に感動できていたはずなのに…そんな童心も、今じゃすっかり汚れっちまったようです(遠い目)

…と、私はこんな邪道な楽しみ方をしておりますが(笑)
人の世の無常や人間の弱さ、儚さや哀しみが描かれた非常に美しい作品だと思います。

今回もなんだか流れが二転三転しまくったというか、実にとりとめのない内容となってしまいましたが。
ここまでお読みくださった方、ありがとうございました!!

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