ナクシャトラ*宿曜教の神話
宿曜教は西洋占星術がインドに伝わり、仏教やインドの神話の世界感が取り込まれました。中国に伝わった際に仏教僧、不空三蔵が中国語訳をした為に仏教占星術とも呼ばれるようになりました。
宿曜占星術は二十八宿と二十七宿とに分れていますが、二十七宿は牛宿が除かれたものとなっています。
二十八宿が採用されていた唐の時代に疫病が蔓延した為、祈祷をしたところ牛頭天王が現れ、「牛宿は余の住居である。それを無断で乱用されるのは迷惑であるから疫病を起こして人民を苦しめているのだ。」と告げたそうです。そこで牛宿を除き二十七宿にしたところ疫病が止んだという神話が残っているそうです。
実際には月の満ち欠けは27.32日である事から27日宿で合わせたのでしょうが変更する時には理由が必要だったのかもしれませんね。
【参考文献:山北篤監修 魔法辞典】
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