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#76. 想い

昨晩、少し時間があったので、妹と一緒にお酒を飲みながらWESTの出てるLOVE MUSICを見た。

何の曲だったかは忘れてしまったが、2人して手をバンザイして、番協かのように両手を左右に触れながら笑って見てた。

自分が好きなものを見れること、それを妹と一緒に見れること、そして何よりも楽しそうな私を見てる妹がとにかく幸せそうだったこと。

「嬉しそうだね、私も嬉しいよ」と言うと、妹は満面の笑みで、「やっと姉ちゃんにも、私にとっての嵐みたいに、苦しい気持ちにならずに楽しめる好きなグループが出来たんだね」と言っていた。

そんな幸せな夜が明けて今朝。とにかくWESTを一瞬でも多く摂取していたい、が、直近のコンテンツを見終えた私の目に何度も入ったのが

明星の1万字インタビューだった。
デビューの時の苦しみを読む。ドームのアンコールで関ジュ曲のイントロにジャスミンが沸き上がり、ペンラを翳す姿を思い出す。

シゲの発する閑也の発する、努力、俺、頑張る、を思い出す。

何事でもそう、世の中にある全ての素晴らしいものが、それを生み出した人、世に知れ渡るまで支えてきた人の苦しみ、悔しさ、汗と涙でできている。

日本版 NEWS WEEKを手に取り、数ページか、と、パラパラめくる。目を通す。

目を通しているうちにふと、忘れないんだろうな、この瞬間、と思った。

自軍が海外に行って、本屋さんに立ち寄らなくなり、久しぶりの本屋さんで遥か遠くの自軍の活躍、言語の異なる現地ファンが語る言葉を読む。

健気だ。胸がいっぱいになってしまって、なんだかちょっとだけ涙が出そうで、大切にレジに持っていった。

自分やっぱりトラジャがアメリカにいて、寂しいんだな、と思った。

どんなグループもデビューできずに去るjr.も、そしてどんな人にも、その人のために捧げられる沢山の感情があるんだなと思った。

苦しい気持ちにならずに好きでいられるWESTに私が出会えたのは、苦しい気持ちの中でも応援し続けたジャスミンのおかげ。

だからきっといつかトラジャを寂しい思いをせずに好きになれる人が沢山あらわれるその日まで、

ちょっとだけこの寂しさと仲良くして、静かに帰国を待ち続けようと思う。

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