私の「スキすぎてごめんなさい」vol.1
前回は、私のライフワークとなっている、SHIORIさんのレシピを作って毎日投稿するようになったきっかけについて書きました。
今回は、もう少しその時期の私の心境などを。
子供達との当たり前じゃない日々
私には子供が2人いて、5年生の娘、4年生の息子。
年子のママです。
私は、子供達が学校に行っている間、週4で働く
パート主婦という生活スタイルです。
2人が一斉休校により、毎日家にいるようになりました。お留守番ができない歳でもない2人。
でも、世の中の急激な変化、生活の変化の中で、
2人が感じる不安も大きいと思うし、そんな中2人で
ずっとお留守番させているのも忍びなく、
2時間ほど仕事に行って帰る、その代わりに
行く回数を増やす…そういう形で休校期間の基本的な生活が始まりました。
その時に私が考えた事
私は、下の子が幼稚園に入ってすぐにパートに行き始め、当時は体力仕事を選んだので、日々体力の限界…幼稚園児2人のお世話と家事とに追われ、
あまり2人の相手を出来ずに4年近く過ごしました。
途中、どうしてもやってみたかった「オシャレなカフェの店員」とのダブルワークの時期もありました。
しかし、カフェは一年ほどでオーナーの意向で閉じられる事となり、再び体力仕事一本になりました。
そして、体も悲鳴を上げた所で社会復帰第一弾となる仕事を辞め、デスクワークのパートへと仕事を変え、2年近く働いたものの、諸事情により再び転職。
現在の職場は、家からほど近く。
理解のある上司と環境に恵まれ、「2時間で帰る」と言う私の働き方も良しとしてくれました。
それまで接客業だった事もあり、土日のどちらか、もしくはどちらとも仕事に行く事も多かった私。
突如として始まった子供達の休校生活は、
これまでどっぷり子供達と過ごせなかった私への、
「子供達とどっぷり過ごしなさい」と言うメッセージのように感じたのです。
こんな経験は普通では考えられない。
どっぷり子供達と向き合えるのは、実は幼稚園に行くまでの短い間なのに、小学生も高学年を迎える2人とたくさんともに時間を過ごせる。
捉えようによっては、すごい貴重な時間にできる。
とは言え、もちろん出かけたりは出来ない。
家の中で、何が出来るか
家の中で出来る遊びも限界があります。
勉強して、ゲームして。おしゃべりして。
時々おひさまを浴びに散歩する。
それ以外で私が2人と共有できること。
それは「食べる事」
幸いにも我が子たちは私に似て、
美味しいものを食べるのが大好き。
私たちの「スキ」の共通点です。
これまで、「料理したい」と言われても、
一緒にキッチンに立つ、教える余裕がなかったから
なかなか出来なかった。
でも、今なら私にも時間と体力に余裕がある。
ならば、ご飯作りに2人も参加してもらおう。
コミュニケーションのひとつとして、料理をする。
それは、とても良い時間となるに違いない。
私はそう考えました。
共有する
一緒に料理をする。
それまでは、「これをこうしてね」と、私がお手本を見せて、やってもらう。
それがセオリーだったけど、SHIORIさんの動画を一緒に見ることから始めました。
動画自体が笑顔に溢れるものだから、
一緒にくすくす笑いながら見て、じゃあやってみようか!となる。
一度一緒に見てるから、子供達も「SHIORIさんは、こうやってたよ」とか、「もう一回見てみよう」と
自発的に動くことが出来る。
私もこうして!ああして!と言わなくてもいいから、イライラもしにくい。
(とはいえ、全く怒らずと言うわけにもいかないのですが…汗)
これまでだったら「さっきも言ったじゃない」とか語気も強めに言いがちだったけど、つまづいたら、
「もう一回見てみようか」となるので、朗らかに進められる。
※こちらの記事を2人に読んでもらったら、結構怒ってたよの、ツッコミが入りました笑
こんなに良い教材はなかなかありません。
作る喜び、食べる喜び
そうして共に作ったご飯が食卓に並び、
席につき「いただきます」すると、
2人の目が輝きました。
「これは、私がやったよ」
「これは、僕が切ったやつ!」
出されたご飯を食べるより、参加して出来上がったご飯は、2人にとっても話題の宝庫。
そして、食べると「おいしい!!」
実感のこもった「おいしい!!」です。
「ただ出されたものを食べておいしい」から、
「参加型のおいしい」になったのです。
休校の間、ご飯を作り食べること。
その事を3人でたくさん共有しました。
我が家の新しい「当たり前」が生まれた日々。
料理を通して、効率よく動く事や、
優先順位の付け方など、日々の暮らしにも役立つ事をたくさん教えることも出来た良い時間となりました。
さて、長くなってきたので、今日はこの辺で。
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