私の「スキすぎてごめんなさい」Another story
書き進められるかなぁ、なんて思っていたけれど。
一年間思ってきたことを形にしていると、なかなか止まらないものです。
今日は、SHIORIさんへの「スキ」がここまで
ノンストップ状態だったので、いったん深呼吸。
私が一年間夢のような時間を過ごした、
おしゃれカフェで働いた時のお話です。
カフェ時代を振り返る
SHIORIさんのレシピに出会うまでは、
インスタにご飯投稿をしていたけれど、
純粋に備忘録として使ってました。
でも、大元を振り返ると、インスタを始めたきっかけは、おしゃれカフェで働いていた時に、
SNSでも発信して、少しでもお客様にお店に来ていただくきっかけになれば…、というものでした。
そのカフェは「海なし県に海を感じるカフェを」のコンセプトに、最初は純粋なカフェとして営業を開始。
諸事情により、コーヒースタンドとして生まれ変わる。
そして、そのコーヒースタンドでは、カフェ時代から力を入れてきたコーヒーと、オーナーの好きなスパムむすびを軸とした、カウンターもあるけれど、テイクアウト中心のスタイルでした。
今でこそ、世の中の流れ的にテイクアウトに力を入れるお店は多いと思いますが、5年前は時代を先取りすぎたかな?と言う気がしなくもありません。
でも、とにかくその当時、オーナーは「ここに来たい。この人に会いたい!と思われるような、ファンを作って欲しい」という事を言われていたと思います。
その時は分かるようで分からない状態でした。
#鳥羽シェフ の営むsio系列のスタッフの方は、
Twitterなど個人個人で、オリジナルの言葉や視点で世の中に向けて発信していて、そこにもファンがついているように思います。
今ではオーナーの求めていたものが、こういう事なのかもしれないと、理解できるようになりました。
当時、今よりも子育てにかかる比重が大きく、もう一人のスタッフも私よりも小さい子が居て育児真っ最中だったので、オーナーはそんな私たち合わせて営業時間も考えてくれていました。
なので、お店に立っている間は2人とも、
そんなお二人の想いに応えたい!でいっぱい。
ただ、SNSに関しては、もう一人のスタッフはやらない。私はFB中心で日記的に使っていただけ。
でも、カフェのインスタの援護になれば…と、
私なりにインスタを少しずつ始めてみたのでした。
そして、途中からは、お店のインスタも
私も書かせてもらうように。
自分の言葉で、お店のことを発信する。
それは、オーナーの思考の方向とズレてはいけないし、責任をもって言葉を発しなくてはならないから、頭フル回転でしたが、とても良い経験をさせていただきました。
スパムむすびは家でも作れるもの
コンビニで100円ちょっとで買えるおにぎり。
スパムむすびを出すと言うのは決まったけど、
一個250円前後の値段設定をして、それでも買いたいと思ってもらうには。
「家で作るものとは、なにか違う」
「なーんか、あの味にならないんだよなぁ」
って思ってもらうために、ご飯を炊く時にも、
スパムを焼く時にも、ひと手間かけて。
そして私は、スパムむすび総選挙が出来るくらい、
たくさんの種類を作る!!と、目標設定し、
日々色々な試作をしました。
甘じょっぱなマーマレード風味のスパムむすびは、
コーヒーが相性が良くなる用に微調整したり、
孤独のグルメでやっていたわさびご飯を見て美味しそう!と思えば、それをいかにスパムと組み合わせるか考えてみたり。
高菜に、揚げ玉、紅生姜、チーズ、スイートチリソースに、ハリッサ…
自分たちに出来る範囲にはなってしまうけど、スーパーやカルディで手に入れられる調味料や食材は色々組み合わせ、研究…研究の日々。
定番から変化球まで、組み合わせて美味しくなるものはないか、季節のイベントに合わせた食材なども、色々考えてバリエーションは豊富に。
さらに、そのカフェは近隣ではズバ抜けてオシャレで素敵な空間と言うのも自信がありました。
その空間はオーナーがDIYで自身で作り上げて居て、それも物凄かった!!
ヒロミさんの番組を見てると、オーナーを思い出すくらい何でもセンス良く作り上げる人でした。
今でも、その後この地域にあの場所を越えるおしゃれカフェは出来てない!と思うくらい素敵な空間だったけれど、そこは立地がとても悪いのが難点。
でも、それは言い訳にはならない。
スタッフとして、力がなかった事、今でも申し訳なく思っています。
どんなに立地が悪くても、人を惹きつける強い発信力や接客スキルがあったら補えたかもしれないから。
今だったら、違う向き合い方ができたと思います。
営業時間も子供達のお迎えに合わせなくても延ばせるし、SNSでの発信も、当時に比べたら臆する事なくできる。
そしたら、もう少し大好きだったカフェを長く続かせられたかな…と、胸がチクリと痛みます。
カフェでの日々で得たもの
でも、本当にカフェでの日々は楽しかったです。
スキな事を仕事にできるって大変だけど幸せだなぁと思いながら働いてました。
閉店の時にお客様に頂いた言葉や、
レシピ開発の経験、接客、メニュー表作り…
カフェ時代に経験した事は今でも宝だと思っています。
人と話すことが好き。
食べることが好き。
美味しい!と言ってもらうことが好き。
たくさん感じられた1年でした。
今も、遠いながらも飲食の仕事をしていますが、
子供達があと少し大きくなったら、
もっとガッツリ携わりたいと思ったりもするのですが、子供と共に私も歳をとる。
動くならば早くしなくては!!
ジレンマでもありますが…。
今は今大事にすべきことを大事に。
さて、長くなってきたので、今日はこの辺で。
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