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私はスピリチュアル系でも
宗教を持っているわけでもありません。
でも 身体は器だと 母をみていて思うのです。

8月3日は母の命日でした。
あの暑い日に母は解放されて旅立っていきました。
母の病気は進行性核上性麻痺。
難病指定5の治療が確立されていない病気。
転びやすくなり、
動きにくい足が急に走るように動き、手をついて身体をかばえず、顔面から転倒する。
歩けなくなる。
腕が動かなくなる。
瞼が開かなくなる。
声が小さく、言葉が減ってくる。
喋れなくなる。
食べられなくなる。
呼吸が出来なくなる。


そうして亡くなっていきました。
進行性核上性麻痺は認知症を伴うことが多いらしいですが、母の場合は脳はハッキリしていました。耳もとても良かったので闇に閉ざされた数年の間 母は自分の中だけで生きていたのです。

母の最後に兄弟三人で立ち会うことが出来て、母が息を引き取る瞬間泣いていた私ですが「やっと自由になれたね。早く生まれ変わってね。」そう思っていました。

私はスピリチュアル系でも
宗教を持っているわけでもありません。
でも 身体は器だと 母をみていて思うのです。

仕事をしながら私たちを育てくれた昭和の母ですが、まだまだやりたいことがたくさんたくさんあったようで
もし生まれ変わる事ができたら
後悔しないでたくさんやりたいことをやってほしいと思うのです。

いつ病気になるか、
いつ死ぬか
いつ動けなくなるか分からないから、

明日でいいか

出来るようになったら


先延ばしにしないで
やりたいことをやると
この母をみて決意するアラです。


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