育てる育てないは選択だ
ふと生活の中で思う
「子どもを育てていたら
しなきゃならないんだろうな」と思う色んなこと。
正直、しなくていいのは楽だ。
"しなきゃならない"と思う事を、私はできない。
洗濯物を2日放置しても
毎日コンビニご飯でも
好きな時間にゲームをしても
夜寝るのが遅くなっても
朝、寝坊しても
好きなご飯やサウナに
たくさんのお金を使ってしまっても
いろんな楽しいも困ったも
全部、たろう君と私の2人で完結できる。
"しなきゃならない"がまるで無い。
もう私たちは1人で生きていける年齢だから
安心して自分勝手に動くことができる。
ようやく自由を謳歌できる年齢。
自由を謳歌しようじゃないと思える。
でも。
結婚して子どもを育てることは当たり前、
子どもを育てている人は大人として一人前、
子はかすがい、子どもがいることが
家族として良い形だというイメージ
が根底にある社会。
私も社会の風潮にのっとって
子どもを育てるのは大変だよね、偉いよねと、
善人ぶって言ってしまう。
そんな私をみて、もう1人の私は、
子どもを育てない選択をした自分に対しての
固定概念や偏見を
率先して固めているなぁと呆れる。
私は当たり前じゃない選択をして、
大人として一人前でなくて、
家族として良い形ではないと
自分自身にも大切なたろう君に対してさえも
烙印を押している。
こんな自分では、最大限に人生を謳歌できない。
大切な人も裏切ることになりかねない。
実際には何も分からないけれど、
人間1人を1人で生きていけるまでに
心も身体も健やかに育てるのは
死ぬほどの労力が必要になると思う。
大変に違いない。
でも、人を育てることは選択だ。
選択したのだから、しているだけ。
それは凄い⇔ダメ、偉い⇔愚かだなんて
分け方では分けられない。
決められたことじゃなく、
全ては自由な選択肢からの選択だ。
どれを選んでも、他者を傷つけることさえなければ、
人間がしてはいけない事なんて何もない。
当たり前の選択なんてない。
子どもを育てる選択もそうなんだ。
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