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ガバガバの王子様

 テニスの王子様とは設定がガバガバすぎてドルチェ&ガッバーナなのである。

 例えばこれ。昔自分が怪我させてしまった千歳の目を思いやって死角側に撃たなかった橘さんがカッコいいというシーン。

 「右目の死角、左サイドに打たんかった」

 ん、右目の死角って右サイドじゃない?普通右目が見えなかったら右側見えないですよね。どういうことなのでしょう。
 もしかしたら橘から見て左に撃たなかったのかな?と思って調べたら違いました。バリバリ左側(千歳から見て右側)に打ち込んでます。しかも全球。

 千歳のフォームがバックハンドのフォロースルーということは右側に打たれている証。

 もしかするとテニプリの世界では右目が見えなかったら死角が左に発生するのかな?と思い調べましたが、越前の時はちゃんと左目を怪我した時の死角は左側でした。

 橘さんは自分が怪我させた右目の死角を存分に狙い続ける、非常に厳しいお方だということが証明されてしまった。勝負の世界とは甘くないものなのである。

画像:テニスの王子様35巻、5巻

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