無印テニプリ強さランキング

①全国大会終了時点における実力で、1セットマッチシングルスで考えている。なのでシングルス選手と対戦していない人、最終的な実力を計測できない人とかは出せてない。例えばブン太・ジャッカルはダブルス選手な上に全国終了時点で関東よりパワーアップしてる描写があるのにその詳細な実力が計測できないため出せてない。
②基本的に「天衣無縫の極み」>「百錬自得の極み」=「才気煥発の極み」>「無我の境地」と考えるが、使用者のレベルにより一概にそうと言えない場合もある。
③普遍的な強さでみたランキングなので、3位が5位に勝てないみたいな相性はある。

20位:石田銀(四天宝寺3年)

 佰八式波動球、相手は死ぬ。
 テニプリにおける絶望を最初に体現したのはこの男だろう。「ワシの波動球は108式まであるぞ」は「私の戦闘力は53万です」に通ずるものがある。
 108式まであるくせにたったの23式で河村を客席の最上階までぶっ飛ばしてるためバケモノ級の強さに思われがちだが、実は彼に限らずパワープレイヤーには明確な弱点があり、「左右に走らせてハードヒットさせない」「曲球を使いスイートスポットで捉えさせない」という攻略法があるらしい。例外は金太郎と樺地だが、彼らはパワープレイヤーと言うよりは全てのスペックが高すぎて必然的にパワーも高いだけであって、パワー(しか取り柄がない)プレイヤーとはちょっと違う。パワー忍者です。
 一応銀は「サーブがすでに波動球」らしいが河村がちゃんと返してるので、サーブ波動球は壱式未満の破壊力しかないことが伺える。河村の普通の片手波動球と同じくらいなのかな?そうであれば比嘉中の知念とかも返してるので、サーブの波動球には絶対的なものはなさそう。
 銀のサーブに力負けせず左右に走らせるレベル…って言われてもなかなかピンと来ないが、なんとなくでランク付けするとこの辺が妥当かなって思う。仮にちょっとミスって銀にハードヒットされてもそのポイントは見逃せばいいだけなので、銀に6-4で勝つとかならそこまで難易度高く無いのかな〜とも思う。

19位:平古場凛(比嘉中3年)

「ハブ」と「縮地法」はなかなか強い。「縮地法」だけで不二のトリプルカウンター全てに対応できることや、「大ハブ」は新テニで高校生に通用したこと、そして不二でさえ「ハブを返したところで縮地法の餌食になるだけだ」と大した突破口を見出せてなかった。
 でもほんとは「蜻蛉包み」でエース取れるZE☆河村とのダブルスだったので、不二だけがハブを「蜻蛉包み」で返したところでそれがどうした感あるから奥の手にしたのかもしれない。
 平古場と相対するとハブだけでなく縮地法も対応しないといけないという難易度から、銀がギリギリ勝てないラインに設定した。最初は白石のすぐ下に銀かな〜って思ってたけど銀に勝てそうな強いやつ結構いてビックリ。
 トルネードスネイクをあっさり強打する切原赤也にはハブも有効打にならないかもと思いこの位置に。

18位:切原赤也(立海2年)

 悪魔だけにね☆(´・ω・`)

 不二と戦った時がピークとかいう悲しい生き物。凄まじい集中力で不二と緊張感のあるラリーをしていたシーンはカッコいい。不二が目見えなくなるまでは3-0不二リードだったけど。
 関東では結局真田、越前、不二より格下だったのが悲しい。全国ではそのメンバーには更に差つけられてるし、準決勝では立海レギュラー最弱だったことも判明、全国決勝では覚醒した海堂に蹴散らされる始末である。やったことと言えば変色して奇声を上げながら乾を病院送りにしたくらい。あれ?コイツどこが強いんだ?
 まあ、乾やクラウザーが避けられないほどのボールのキレとコントロールはあるし、トルネードスネイクくらいなら楽に返せる実力はあるのでこの辺りに。こうして書くとやっぱり雑魚狩りのイメージ強いな…強者に対しての実績が無いためこの順位で妥当かも。

17位:柳蓮二(立海3年)

 世にも珍しい越前の本気の応援を引き出した乾の奮闘、その乾の奮闘を引き出した柳蓮二の強さ。そうこのコマは柳蓮二そのものと言っても過言では無いのである。
 正直言ってそんなに強いイメージも実績も無いため、それなりの実績がある木手よりは下ということに。
 余談だが新テニで赤也をボコボコにしている。同じ学校な上にダブルスまで組んでおり、データ集め放題なので当たり前といえば当たり前である。データの無い相手への対応で考えたら赤也とそんなに大差なさそうだけど、その条件は逆に柳に不利すぎる。他に強そうな奴もいないので仲良く18位と17位に放り込んだ。大した実績もないのに立海レギュラーってだけでそれなりのランクに入れるのは正直抵抗ある。

16位:木手永四郎(比嘉中3年)

 実は割と強い。百錬なしの手塚に4-0リードしてるので、関東時点での跡部や不二、ジローなども木手には勝てないことになる。彼を関東大会に放り込めば越前真田と並んでトップ3だろう。
 さらに新テニでは特に新技があるわけでもなくGENIUS10を追い詰めている。大ハブ、縮地法、ビッグバンの強さ侮り難し。何気に実績はあるんだよね。
 ただし百錬の倍返しに為す術無くやられているので、レーザーやトルネードやジャイロの理不尽な猛攻にも耐えられないだろうとこの順位。

15位:柳生比呂士(立海3年)

 彼の一撃必殺「レーザービーム」は、あの黄金ペアが一球も返すことができなかった。青学No. 1の動体視力とアジリティを持つ菊丸が返球できないとはなかなかレベルが高い。ダブルスでも的確にコートを射抜いてくるので、シングルスだとなおさら撃ちまくりだろう。さらに彼は曲がるレーザー「レーザースネイク(仮)」を打てることが判明。なんやこいつ最強やんけ…
 でも新のペアマッチでは素の仁王といい勝負する程度だった。仁王には「レーザー」があんまり効かないんだろうか。レーザーがあんまり効かないって何?仁王がイリュージョンしていなかったのも謎だし、この2人はお互いに対面デバフ特攻があるんだろうね(適当)
 さすがにBIG3の柳よりは下に置きたかったが、もう既に仁王とかいうバランスブレイカーがいるためどうでもよくなった。「菊丸と大石が5人がかりで一度も返球できなかった」これだけでも充分な実績だと思う。
 海堂とほぼ同格に見てるが、「ジャイロレーザーはレーザーより速い」ことと体力オバケであることを考慮し、海堂よりは一段落ちる結論になった。

14位:海堂薫(青学2年)

 青学レギュラーで全国大会にフル出場した選手は3人いる。手塚、越前、そして海堂である。さらに言えば海堂は関東氷帝戦から全国立海戦までぶっ続けで試合に出てる唯一の選手でもある。まごうことなき2年世代の柱である。多感な海堂です。
 体力が売りの彼だが、実はジャイロレーザーとトルネードスネイクの決定力の方がヤバい。立海レギュラー切原・柳を2人まとめて翻弄した実力はかなりのものである。
「スタミナオバケな上にスネイクで相手の体力を削れるため長期戦に強い」というコンセプトに、レーザーとトルネードという爆発力まで手に入れてしまった。短期決戦と持久戦、どちらにもスイッチできまさに無敵である。(無敵とは言ってない)
 ────が、橘があっさり返した丸井の妙技を返せない。忍足がタイブレークで完封した向日のアクロバティック、越前がボコったピヨシートのボブ術ラッシュをギリギリまで止められない。自身の技であるトルネードを一氏にコピーされて返せない。など、対応力という点においては色んな試合に共通して難が見られる。持ち前の粘り強さでギリギリでどうにかすることは多いが、貫禄勝ちみたいなものは彼にはみられないためあまり高い格は感じられない。
 しかしその点を鑑みても、立海レギュラーを1人で蹴散らす強力な決め球があること、バケモノ体力の持ち主ということは無視し難い強みなので14位。大した欠点が見られない白石の下にランクイン。
 よく考えたら全国で海堂が負けたのは立海戦だけ。その立海戦も海堂自身は互角以上に闘ってたので実質全国負けなしということで。

13位:白石蔵之介(四天宝寺3年)

 彼の順位は、心の瞳不二>千歳≧百錬手塚≧仁王イリュージョン百錬手塚>決勝不二>白石という式からである。不等号について一つずつ見ていく。
 心の瞳不二がぶっちぎりなのは間違いない。この式の中だと「才気」「百錬」を同時に無効化する水準は心の瞳不二のみである。
 そして千歳≧百錬手塚については手塚が「才気」に覚醒するまでは千歳優勢だったため。
 百錬手塚≧仁王イリュージョン百錬手塚も別に問題は…ある。準決勝時点ではできなかった「手塚ファントム」の存在である。まあこの式では「ファントム」はそこまで関係ないので大丈夫。(仁王がファントム以外の技でも不二をボコってたため。千歳>不二の式が作れたらそれでいい)
 仁王イリュージョン百錬手塚>決勝不二については3-0不二リードから4-5仁王リードになるくらいの差があるためOK。「心の瞳」であれば話は別なので、その指摘を省くために上の式に組み込んでる。
 そして「心の瞳」に覚醒する前にはすでに「星花火」は完成してるので、決勝不二>白石。あと白石は進化したトリプルカウンターも結局攻略できてなかったし。
 式をざっくり整理すると最終的には不二>千歳>白石ということで13位。

11位:千歳千里(四天宝寺3年)

 だいたい白石で述べた通り。百錬手塚、千歳、橘は三つ巴みたいな相性の輪になってるイメージあるので同ランクとして扱ってもいいのかもしれない。

11位:橘桔平(不動峰3年)

 彼には「才気」でも読めない技、「暴れ球」がある。「暴れ球」を存分に使い舐めプもしなければ千歳に負けることは無かったと考えられる。それはつまり橘>千歳>百錬手塚と言え、無我の奥の扉を2つとも超越している。
 ────と思ったけど、来る場所がわかれば千歳でも返せた「暴れ球」を、「ツバメ返し」すら倍返しにした百錬で返せないとは思えないのだ。
「百錬自得の極み」は怪しいが「才気煥発の極み」には勝てる、「極み」を1つは攻略できるレベルということで11位に。だいたい「百錬」「才気」使いと同じくらいの強さかな。

10位:樺地崇弘(氷帝2年)

「無我の境地」の奥の扉、「百錬自得の極み」は5ゲーム観察すれば会得できた。「極み」レベルはギリギリ5ゲームでコピーが可能なのだろう。手塚戦では「百錬」をコピーして手塚をボコりにボコった。
 ただ、コピーに5ゲームもかかった点に樺地の限界がうかがえる。仮に全国終了時点の手塚とやったならば、「百錬」をコピーされたら「才気」を発動されて負けるだろう。もう一度5ゲームもかけてコピーなど悠長なことはできない。
 無我の奥の扉のうち単体ならば圧倒できるが、ダブル極みには確実に対処できない。しかし橘と違って「極み」のどちらか選ばずに対処できるということで10位。

9位:遠山金太郎(四天宝寺1年)

「百錬自得の極み」「才気煥発の極み」が使えなければ弱いというわけではなく、真田弦一郎のように無我を使わなくてもダブル極みへの対抗は可能である。そう考えると金太郎は「才気」には「大車輪山嵐」で相手の腕をへし折れば対抗可能、中学生最高のポテンシャルと無尽蔵の体力ならば「百錬」ともいい勝負するかもしれない。
実際、「才気」が読めなかった「暴れ球」を見切り完璧に返球している。また"倍返し"という特性のため緩急をつけることで対応が可能な「百錬」に対し、金太郎はいつでも馬鹿力を発揮できる。
 手塚の「百錬自得の極み」を見、そして自ら「才気煥発の極み」を闢いた千歳がそれでもなお「遠山金太郎が天衣無縫の極みに最も近い」と確信するほどなのだから「百錬」「才気」レベルよりずっと強い可能性がある。
 ダブル極みへの実績は無いが匹敵する実力は窺えるということで、樺地以上としてランクイン。

8位:跡部景吾(氷帝3年)

 最初は金太郎と同率にしようと考えていた。それは跡部=準々決勝越前=準決勝越前=金太郎という式からである。跡部と越前は結果的に越前が勝ったが100以上ものタイブレークスコアなら互角と言っていい。
 そして跡部と越前の試合をよく考えると越前は「氷の世界」と「タンホイザーサーブ」になすすべなく3ゲーム+2ゲーム取られている。「氷の世界」には「越前ゾーン」をぶつけてしのいだに過ぎない。幸村戦で判明したように「越前ゾーンを使える」ということが普遍的な強さにはなっていないため、跡部=準々決勝越前という式はたまたまその時にしか使えないメタが働いたおかげであり、メタられた上で互角ならば実力的には跡部の方が上と言える。ということで強さランキングならば金太郎<跡部が適切だろうと考えた。
 「百錬」「才気」に対して「氷の世界」がどの程度通用するのかは不明。「才気」が橘の「暴れ球」を見切れなかったように、死角を突く「氷の世界」ならば通用する可能性もある。しかしそれは逆もまた然りと言え、やはりハメ技同士は直接ぶつからないと答えが出ない。こんな感じでダブル極みへの実績は無いためこの位置に。

7位:仁王雅治(立海3年)

 この7位というラインはある意味で大きな境界線になっている。「百連自得の極み」「才気煥発の極み」のダブル極みに対する実績がある者が7位以上となっている。
 幸村が「仁王は俺にもなれる」と言ったのはテニプリ七不思議のひとつ。七つで足りるかなこの作品。

6位: 不二周助(青学3年)

 不二周助の手塚超えについては諸説ある。その議論の元となる仁王戦を今一度確認すると、

不-仁
3-0
↓ 手塚イリュージョン
4-5
↓ 才気vs心の瞳
6-5
↓ 白石イリュージョン
7-5win!

 手塚になってから才気を使うまでのスコアを集計すると1-5と圧倒している。そして本物の手塚ならここで零式サーブ4本で終わっている。さらに詳細は5位で述べるが、手塚を相手にすると「零式サーブ」と「ファントム」だけで詰む。俗に言うクソゲーなのである。不二なら「蜻蛉包み」で「ファントム」の回転を消せばいいとは思うが仁王戦でちゃんと「ファントム」も「ゾーン」も決められており、もしかしたら効果が無いのかもしれない。不二が手塚に勝つには決め手が無いのである。
 ───という論もあるだろうが、「才気煥発」vs「心の瞳」からは不二は目を閉じたままコードボールを連発し2ゲーム連取している。しかも「才気」「百錬」を同時発動している仁王を相手に高度なラリーをしている最中にである。コードボールならば球威が失速し「ファントム」「ゾーン」の回転も無駄だろう。ボールに触れることができなければ「百錬」の倍返しもやりようがない。更に「才気煥発」は「心の瞳」で封じており、この「心の瞳」をゲーム開始時からやっていれば不二有利でゲームが進むと見てもいい。
 ────という反論もあるだろう。しかし手塚が「ファントム」を打ってネットに出たらどうなるだろうか。コードボールには簡単に対処できるし、ロブか「白鯨」でも打とうものなら「ファントム」の餌食である。詰み。
 よって不二は手塚には及ばないと判断する。分かりやすいため今回は直接対決で考えたが、持ってる技の強さが違いすぎるためランキングとしても適切な形に落ち着いたと思う。さらに不二は真田の「風林火陰山雷」の対応も決め手がない。
「才気」「百錬」を同時に対処できるレベルだが真田・手塚クラスには一歩及ばずということで、6位にランクイン。5位あたりから人外魔境になってきてテニスさえさせてもらえないので、真人間としては頂点という誉れとしての6位である。

5位:手塚国光(青学3年)

 最初は真田と同率4位を考えていた。しかし「雷」と「林」に何もできないこと、「ファントム」も「零式サーブ」も決定打にはならなかったことから5位。
 しかしこの男、真田戦では確認できるだけでも「ファントム」を少なくとも20球、「零式サーブ」を4球打っている。これがどういうことかと言うと、普通の相手ならばラリーをさせることなく6ゲーム取ることが可能なのである。スペランカー体質なところが弱点っぽいフリをしておいて、対面しただけで詰みなのである。詰みな男ね。また「百錬」「才気」「手塚ゾーン」「零式ドロップ」の攻略も求められるため、難易度は更に跳ね上がる。
 余談だが「越前に勝った唯一の中学生」とよく言われるが、ドライブBすらできない頃の越前に勝ったのがどうしたって感じである。たぶん不二弟でも勝てる。

4位:真田弦一郎(立海3年)

 めっちゃ強いゴリラが4位にランクイン。「雷」「林」の併用で手塚すら完封できるというポテンシャルから4位になった。恐るべきは「風林火陰山雷」の対応力である。
「雷」は使いすぎると反動が〜とたまに聞くが手塚戦では35球撃ってる。並の相手なら8ゲーム連取できる(1勝+2ゲーム分)ことになるので1セットマッチくらい余裕である。
 だけど五感奪ってくる大魔王や主人公チートバフには勝てなかったよ…

3位:幸村精市(立海3年)

 4位以下を雑魚扱い出来るラスボス。サムライドライブも初見で返したし、最後あたり天衣無縫に食らいつき始めてたのはさすが。

2位:越前リョーマ(青学1年)

 最もインパクトある画像を用意できるのも主人公だからこそである。

1位:越前南次郎(一般人)

王子様たちも所詮中学レベルよ。大人を舐めるな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?