iPadProで絵を描き始めて10カ月、僕の所感
iPadPro2018を買ったのが去年の暮れ。その後紆余曲折ありながらも絵を描いてきたのでその所感を書き残します。
絵を描くハードルが下がった
まずは自身の中で一番の課題だった「絵のモチベーション」について。
詳細は以前のnoteに書いてる。
これに関しては現在そこそこ回復しているので安心している。
取り回しが楽で、好きなタイミングで絵が描ける。
決して、所かまわず絵を描きだす人間になっている訳ではないけど、それでも
「お前はいつでも絵を描けるんだぞ」とプレッシャーをかけることはできる。
そのプレッシャーが良い方向に還元しているのなら、この板にいくらお金がかかっていようが、
「絵描き」としての存在を残してくれた事に心から感謝したい。
左手デバイスの話
左手デバイスについては選択理由の項目として
・かさばらないこと
・無線接続であること
以上の点から「8bitdo zero2」を選択した。
左手デバイスを使い越すなこと自体が初めてだったので最初は戸惑っていたが、現在はキーの数が足りないと思うくらいには使い倒してる。
「接続中ソフトウェアキーボードが表示されない」という厄介な問題が生まれているので、切り替えも検討している。
保護カバーを作ったらすごくよかったという話
持ち運ぶにあたって特に意識したのが「いかに軽くするか」だった。
特にカバーに関してはサードパーティー製のものでは満足できず、Blenderでモデリングした後、業者に依頼して自作した。
課題点は残しつつもかなり良いものが仕上がったので満足している。
ただし、一回の出力で安めのカバー一つ買うのと同等の金額がかかるので、結果的に4~5000円はかかってる。
コストパフォーマンスが良い、とは言えない
ここまで書いてきて時点で色々なところにお金がかかってきているが、更にクリップスタジオの月額料金や、アップルペンシルの先端替え芯と、一度買えばずっとそのまま描き続けれる訳ではない。
「クリップスタジオ」は板タブ時代から過去使ってきたツールで、機能面を考慮すると現状、これ以外のツールの使用は考えられないほどよくできてるソフトではあるのだが、windows版が買い切り2万が選択できるのに対して、iOS版は月額払いのサブスクリプションしか存在してない。
漫画を描くのだったら年間7800円かかるのだからなかなかの金額、せめて買い切り購入済みのユーザーに対しての特別待遇料金を設けてほしいと思ってる。
今はProじゃなくてもいい
そもそもiPadProじゃなくていい、今度出るiPad Airはすごくいい。
絵を描くのが目的ならカメラ機能なんてスマホにあればいいし、昨今のマスク生活の中、顔認証機能なんて邪魔になるだけだ。
アップルペンシル2だって使えるし無線充電できる。スペックもProのものより上がっているのでProの面目丸つぶれである。
今からiPadPro買って絵描こうと思ってる人がいるなら、今すぐその購入ボタンを押すのを止めて、Airが出るのを待ってほしい。64GBで6万円だ、Proより4万安いぞ。
あと、ちょっとでもデータ通信を使う予定があるならケチらずにsimが刺さるタイプのものを買ったほうが良い、格安simでいいから(ポケットWifi持ってるならそっちでもいい)
総評
「iPadを使って絵を描く」
数年前では想像もできない用途ではあったのだけど、様々な企業の尽力のおかげで今こうやって絵を描いてる自分がいる。スマートな使い方とは程遠いけど。
僕はまだインターネットお絵描きマンで居られそうだ。
絵を描くということ
モチベーションの低下にはやはり色々な原因があるんだけども
「好きなものだけ描いてもいいんですよ」
と自分に言い聞かせるようになってから、自分の好きなものしか描かない人間になりつつも、またこうやって筆をとれるようになった。
ありがたいことに、それを見てくれて応援してくれる人がいる。その声で満足してる。自分が満足できる範囲に届いているのなら、それだけで幸せだと思った。
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