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旅行だけじゃわからない地域との関わり方!【おてつたびレポート】

7月16日~7月28日まで長崎県壱岐市にある女将がパワフルな平山旅館おてつたびのプログラムとして働かせていただきました。
今回はそこでの2週間ほどの全く知らない土地で実際に旅館業を行いどうだったか?私の体験したことをこのnoteにまとめようと思います!

この記事を読んでいただきたい方はこちら!!!!
・おてつたびに興味があるけどなんか勇気がでないなって方
・何か新しい挑戦をしたい方
・平山旅館ってどんな感じ?って知りたい方
・長崎県壱岐市に行ってみたい方

おてつたびとは

一次産業や宿泊業などがメインで、人手不足のお仕事と若者をマッチングさせるプログラムです。学生の時は時間があるけどどこかに行きたくてもお金がない学生は沢山いる中で、実際に現地で働き働いた分お金を頂けて、宿泊費や食費・交通費をカバーできるという形です!
イメージとしてはリゾバに近いかもしれませんが、もっと地域に密着型のイメージです♪

参加前の心境

 コロナが流行り出した頃に私は今年度休学を決めました。今まで自分を大切にして自分らしく生きてきたのかな?という不安や、このままでは自分は社会に出てすぐに死んでしまいそうだという恐怖もあり、今年度は1年間休学を行うことを決意。
そしてずっと好きだった地域について発信することをここで決めます。
ですが疫病がここまで広がるとは当時は思っていなかったのでどのように地域の魅力を発信していこうか?と自宅でうずうずしながら考えていました。
 その時に「おてつたび」と出会い
このプログラムに関心がとても沸いて、きっと参加したら気仙沼で見た「人との距離が氷のように解けていく瞬間」みたいに私がときめく瞬間をまた生で見れるかもしれないと思いきっと私が大切にしたい事が見つかるきっかけになると思い参加することを決めました。

1日の流れ

仕事の流れとしてはこんな感じです!
9:00   出勤
9:00‐9:30 朝ごはん

※平山旅館で飼育している鶏から取れたての卵を卵かけご飯として頂きました!
9:30‐14:00 チェックアウトした部屋の掃除or朝食の食器洗い
14:00‐14:30 昼ご飯※お昼ご飯の時間は変動します!

14:30‐17:30 休憩

17:30‐22:00 仲居or食器拭き

22:00‐22:30 夜ごはん

どれもだいたいこんな感じの生活で、多少その日ごとに時間は変動しました!またほかのおてつたび先がこれを一緒かというと全く違うと思ってください。

感想

始めてお会いした時は、正直割とそっけない感じで冷たいな~と思ったのが第一印象。
『ここで2週間か…やっていけるのかな?』と不安になりながらも耐えようと決め、めげずに頑張ってました。
※漁師町ということもあり、よそ者に対しては冷たいというか、言い方がきつい部分もあるのかなと勝手に考察してみました。(笑)

時間がたつにつれて、同じ仕事を一緒に取り組んでいくごとにどんどんじわじわと距離が縮まっていく感じがして、
会話がもっとリラックスしてふざけるようになったり、雑談が増えたりなど距離が縮まっていく感覚がしました。
「あんだけ初めは帰りたい!」と思っていたけけど、どんどん距離が縮まっていくと…
気が付かないうちに「あと何日しかない」と数えるようになりました。
でもなぜか最後の日、
私はさみしい気持ちはなく
「なんだかまたくるんだろうな」と思うようになりそんなにさみしくない気持ちでした。
『いつ帰ろうかな…」「誰を連れて行こうかな?」って考えているからきっとまたかえるんだろうなと思います!

いつか自分が社会人になり余裕のある生活を送れるようになったら、お母さんを自分の給料でここに連れていきたいな~ってずっと思いながら帰りの飛行機に乗りました!

参加してみてのアドバイス

まず第一に考えておいてほしいことは
「よそ者に対して初めから優しい地域なんてほぼない!」

そこに私たちが訪れる前から移住した方が関係性を構築してくれている所はやさしくされるかもしれないけど、それは先輩の方々が何年の時間をかけて結果を残してくれたからこそ心を開いてくれているということを忘れてはいけません。私達はよそ者(風)であることを理解しましょう!

理解してからは

ここの土地の方の人間性や関係ってどうなのか?とか、ほかの土地と比較したらもっと面白いと思います!
言い方がぶっきらぼうなツンデレタイプもいるので、勝手に第一印象で決めつけるのはもったいないのでへそを曲げずに自分の気持ちをコントロールしましょう!

そして自分がどのポイントにときめくのか?を考えながら地域と関わると自己分析にもなるし、生きていく上で大切にしたい根本的なことが分かると思います!めちゃくちゃこれおすすめなので皆さんもやってみてください♪

地域に馴染むために必要なこと

①大きな声であいさつ(知らない人にも)
②ハキハキ話す
③たくさん食べる
④たくさん飲む※お酒が苦手な方は飲まなくてOK、飲みの場にいて話をすることが大切!
⑤最後にメッセージや、お手紙を渡す(感謝を伝える)
⑥心の中でおいしい!とか感情があってもしっかり言葉や表情で伝えないと伝わらないからしっかり表現しよう!
⑦わからないことは自分から聞く
⑧愛嬌はまじであったほうがいい!

私が地域と関わる上で意識している事はこんな感じです!先輩の背中を見ながら盗んできたことをここにそっとまとめておきます。(先輩かっこいいな…)
まだまだな部分もありますが、感謝とか想いはしっかり伝えていかないともったいないから地域と関わるときは意識的にやったらいい関係性になれるかもしれません!

今回意識したこと

地域に馴染むために自分を押し殺すのではなく、自分の大切にしている感性を一番大切にして自分に対して無理をしないで活動をしていました!
前までだったらとりあえず最後までお酒の場にいるとか、自分が今回は聞きたい話聞けたら体調の様子を見て自分のことを大切にしながら今回は退席するとか、関われたことによって本当の自分と関わってもらえた気がしてうれしかったです!
でも今までは全員に好かれようと思っていたけど、そうではなく自分の感性を揺さぶる方との時間を大切にして全員にハマらなくてもいいってことを学べました。

自分らしさを見つけられた充実した旅になったのも
おてつたびや受け入れて頂いた平山旅館の皆様のおかげです~!
ありがとうございました!!
またかえります~♪