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親が嫌いなあなたへ【第四話】

仕返ししたい?

私は誰かに嫌な思いをさせることは
したくない。
嫌いな人であってもだ。
なぜなら、
意地悪とかした後、
結局、自分が嫌な思いをするから。
 
だから、仕返しする方法も、
相手を傷つけるためにしたくはないし、
自分が嫌だと思うこともしない。

親を傷つけるというより、
親が何も言い返せないことをしようと
思った。
それだけ、私は結局、親に執着していた。

親に変わってほしいと願うことは、
時間の無駄。

頑張ったね、とか言って欲しい?

うちの親は絶対言わない。
小学生五年生のとき、
ひとに褒められて、
そんなに評価が欲しいのか
と言われたことがある。
うちの親は絶対褒めない。
  褒められない🟰自分はだめな人間
 という方程式を自分で作っていたことに
 気づくには、かなり時間がかかった。

親が嫌いなら、嫌いなままで良いと思う。
でも、なぜ嫌いかは分析してほしい。
自分のために。

家族であろうが、
傷つけ合ってしまう家族もあるのだ。
表現の仕方も、受け取り方も
みんな違う感性だから、
それも当然のことなのだ。
年数を重ねるうちに、
また関係は変わっていく。
 物と物に摩擦力が起きることと同じ。
 物によって、摩擦係数も違うのと同じ。
 

距離が近い分、分かってほしいと求め合う。
それが悪いとか、間違えだとか
そういう問題じゃない。

傷付け合うのは嫌なわけで、
いつしか、お互い、
腫れ物をさわるかのように、
短い会話しかしなくなり、
いつしか孤独はつくられて、
自分を嫌いになりながら、
親を嫌いになる。
親を嫌いになりながら、
自分を嫌いになる。
私はその繰り返しだった。

なんで、親が嫌いになったのかな。
教えてほしい。

続く

※皆さま、ここまで読んでいただき、有難うございました。
 ご質問などございましたら、お気軽にお聞かせください。
 なお、すべてのご質問などにお答えしかねますが、できるかぎり回答させていただきます。

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