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親が嫌いなあなたへ【第一話】


文中に、空欄があります。
〇はひらがな1文字が入ります。
たとえば、文中①はひらがな3文字が入ります。
当ててみてね。

親が嫌いなのに、家にいるって辛いじゃん。
私がとった方法はね、
親に①〇〇〇しないことにした。


小さい頃は働けないから、お金がない。
高校生になっても、バイト禁止だったから(やれば良かったと思うけど、人が怖かったからやらなかった)、お金がない。
雨風をしのぐためには、家は必要なんよ。
ご飯は食べたいし、服を買ってほしいし、
洗濯もしてもらいたいし、
なんなら学校に行かせてもらいたいじゃんね。
 学校に行きたいというのも微妙で、かと言って仕事をすること、つまり人が怖かったから、居場所がなくて学校を選択せざるを得なかった。

だから、どうしようって考えた。
いつかこの家を出るんだ、
その時までは、
学生としてやるべきことをやろうと。
 これまた、しんどい。
 勉強したくないから。笑
 でも、問題が解けると嬉しかったよ。
いつか、親を見返してやろうって。
いつか、親に言いたい言葉、
「あなたから②〇〇〇〇〇〇〇。」
これが本当の復讐、本当の仕返しだと思った。

殴らないで
叩かないで
みんなの前で私をコケにしないで
私にも一応プライドがあるんです。
生まれてきて、どうもすみませんでした!
って叫んでいたし、
親の何が嫌なのかも考えた。
生活に必死すぎる母親の空気が嫌
それに無言になる父親が嫌
妹を可愛がる母親が嫌
両親の喧嘩の論点がずれていて、
聞いてらんない
とか。
私と母親と、一緒に車に乗って出掛けて、食事したら、普通は車で帰ってこない?
母は、食事が終わった後、私に、
一人で帰って、私はこれから仕事なのって。
え、何キロあると思ってんの?
そういうことは先に言ってくれないの?
私の時間とか気にしないんだ、
とか
外食して、食べたいものを注文して、食べ切れなかったものを私が要らないと言うと、怒り出し、不貞腐れる。
挙げ句のはてには、私にデブと言う。 

母親なら、こうすべきじゃないの?
こうしてほしかったってあるって気付いた。

つまり、わたしは、親に①〇〇〇していたんだな。と気付いた。

ある日、私と妹と母が受験結果を見に、サンシャインで時間潰しをしていたところ、占い師さんに呼び止められた。

妹と私の手相を見て、彼女はこう言いました。
お母さんを許してあげてね。
私は涙が止まらなかった。

続く

※みなさま、ここまで読んでいただき、有難うございました。
 ご質問やご相談、感想などございましたら、ご遠慮なくお聞かせ願います。

 すべての質問などにお答えはしかねますが、今後の勉強にさせていただければと思います。


第一話 答え①きたい②おそわりました

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