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2019/12/7 シティS2茨城参加レポート

お久しぶりです、アキヤマです。

今回はタイトルにもあるように、12/7にWonderGOOひたち野牛久店様で開催されたシティリーグシーズン2に参加してきたので、自分の思考の整理および記録用に記事を書こうと思いました。自分向けのメモという形になっているので、レシピの解説などは簡単になりますが、もしよろしければお付き合いください。

まずは、今回のシティリーグの結果からお伝えすると、参加者64名で、予選3-2の13位でした。3連勝からの2連敗ということで、オポネントはよかったので、CSPを手に入れることはできましたが、目標としていた予選抜けおよびCL京都の優先権を手に入れることはできませんでした。終わって振り返ってみても、勝てた試合は自分に運が向いていて、負けた試合は順当に負けたので、実力不足を痛感しました。

本記事の構成は以下のようになっております。


デッキ選択の経緯と理由

今回のシティリーグひたち野牛久は、S2で最初のシティリーグであり、拡張パック「ソード」「シールド」の発売翌日ということもあり環境はよく分からない状態でした。そんな中でも、新弾のカードとしては、「ザシアンV」のスペックが非常に高く、既存のカードプールでも最高峰のカードパワーを持つ「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下3神)」との相性も非常にいいため、発売前から大きな話題を呼んでいました。

自分も全てのカードリストが出る前から3神ザシアンを仮組みし、回してみたところ、とても強く、安定感もあり、そのポテンシャルを高く評価していました。

シティ5日前に、全てのカードリストが出て、「モスノウ」「モルペコV」など、面白い性能をしたポケモンがいると思い、いろいろなデッキを試してみたものの、3神ザシアンに安定して勝てるデッキが思いつかず、逃げの選択肢にしていた3神ザシアンを使おうと決めました。

自分の中での環境考察は以下のように考えていました

Tier1

3神ザシアン

Tier2

ピカゼク

レッドパーフェクション

Tier3

ラプラスV

カビゴンV

コントロール(ピジョン、フラージェス等)

メルカリザシアン

この中でも3神ザシアンは全体の試合の半数くらいはマッチすると思っていたので、3神ザシアンを使う以上ミラーに強く出れる構築であることは必須だと考えていました。そんな中で実際に使用したデッキレシピが以下のものになります。

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各カードの枚数と採用理由

以下、常体で文章を書かせていただきます。

今回のデッキは、3神かザシアンが確実にスタートし、初ターンに3神に手張り、ザシアンのふとうのつるぎを使うこと。ミラーを強く意識し、早く後続を作ってカスタムキャッチャーで裏のザシアンを狩るために、グッズを大量に引き込めるヤーコンを採用し、相手より先に動くことをコンセプトに作成。

ポケモン:6

・ザシアンV:3

このデッキのメインアタッカー、特性、ワザともに優秀。2枚使うことが多いのでサイド落ち考慮で3枚。

・アルセウス&ディアルガ&パルキアGX:3

基本的に最速でオルタージェネシス(追加効果あり)を打ってアルティメットレイまで打つ。先行でも後攻でも確実にエネの手張りまでしたいので、スタートが弱くないし、2枚使う試合もあるので、サイド落ち考慮で3枚。

グッズ:32

・クイックボール:4

先行でも後攻でも、確実に3神とザシアンを1体ずつは並べたいので、4枚。中盤はヤーコンの前に山札からポケモンを回収する為にも使う。

・タッグコール:2

3神かマオスイレンをサーチする。1ターン目に3神をサーチしたり、ヤーコンの前に山からマオスイレンを救出するために使う。

・カスタムキャッチャー:4

グレートキャッチャーでは、引っ張れないポケモンを引っ張るために採用。ポケモンキャッチャーは信用していないのでカスキャ4枚。コイントスに自信があるならポケモンキャッチャーでもいいと思う。

・グレートキャッチャー:1

後ろのGXを引っ張るときに使う、自分の構成上、3神をワンパンできないので、ミラーではあまり使わなかったし、シティを通して確か1度も使っていない。デデンネを採用しているデッキ等に対して強いし、1枚で使える強みがあるので、1枚は採用していいと思う。あとは環境に合わせて増やしたりする

・ポケギア3.0:4

今回はジラーチを不採用にしたので、サポートに触ってデッキを安定させる為に4枚採用。

・ポケモンいれかえ:3

ジラーチや逃げ0ポケモンがいないため、少し厚めに3枚。ザシアンにソーサーを打つために、別のザシアンや3神を前に出していれかえたり、ブレイブキャリバーの反動で動けないザシアンをいれかえる。

・ふつうのつりざお:1

早い段階でヤーコンを打たざるを得ない状況で、落ちた水エネや必要なポケモンを回収する為に保険で1枚。アルティメットレイを打つ前に山にエネが少ないときに打ったりもする。

・エネルギーつけかえ:2

万が一、1ターン目に3神に手張りできなくても2ターン目にオルタージェネシスを打ったり、上振れた時に、後1オルタージェネシスを狙う為に採用。ちなみに後1オルタージェネシスを決めたことはない。

・リセットスタンプ:2

だいたい3神が最初に倒されるので、その返しに打つ。ミラーでは、カスキャを揃えられないように相手のサイドが減ったタイミングで確実に打ちたいので、2枚採用。

・メタルソーサー:4

手張りもアルティメットレイもなしで、ザシアンを1匹作りたいし、万が一アルティメットレイが打てずに3神が倒れたときのリカバリーで必要なので、最大枚数の4枚。過剰だと感じることは特になかったし、4枚でいいと思う。

・鋼鉄のフライパン:2

今回は当たらなかったが、炎と当たったときの弱点対策や、ザシアンの耐久を上げるカード。ミラーで、先に動けたときに、オルタージェネシスを打たれなければ相手のザシアンのブレイブキャリバーを耐えるのも強かった。基本的にザシアンにはフライパンを持たせたいので、できれば3枚採用したかったが枠の都合もあり2枚。

・げんきのハチマキ:1

オルタージェネシス後のザシアンが230+30+10で270を出すために採用。戒めの祠のほうが使い勝手がよく感じたが、今回はヤーコンを採用した都合で、ハチマキを採用。マッチアップの相手による部分もあると思うが、あまり使わなかった。

・エネルギースピナー:2

ヤーコンを採用したので、トキワの森ではなく、スピナーを採用。1枚だと、2ターン目までに水エネに触れないことが多かったので、2枚。

サポート:10

・博士の研究:3

最強の縦引きサポート、このデッキは手札に抱えておかないといけないカードがそれほど多くないので、割と打ちやすい。最初3枚で試したらちょうどよかったので3枚、この辺は感覚だと思う。

・ヤーコン:3

ミラーの際に強いと思った動きが、「カスタムキャッチャーで先に裏のザシアンを狩る」というもので、そのために必要なのは、アルティメットレイなしでザシアンを作ることなので、そのために必要な札(カスタムキャッチャー、メタルソーサー、つけかえ)を手札に抱えながら山の上から7枚見てグッズを回収できるヤーコンが強いと思い採用。このデッキは、3神、ザシアンを合計3体以外のポケモンは使わないことも多いので、グッズ以外のトラッシュもそこまで痛くないのも強み、たまに、7枚ともグッズだと気持ちいい。3枚で試したらちょうど良かったので3枚。別に4枚でもいいと思う。

・シロナ:2

早い段階でどうしても切れないカードが手札に溜まったときに打ちたかったので採用。純粋にドローソースの枚数を増やすという意味でも採用した価値はあったと思う。2枚で充分だと感じたので2枚。

・マオ&スイレン:2

タッグコールから触れる、ポケモンいれかえであり、唯一の回復ソース。ミラーでは、相手の3神のアルティメットレイに合わせて回復したい。ヤーコンで落ちると比較的困るカードなので、ヤーコンを打つ前にはできればタッグコールで回収したい。1枚では足りず、3枚は過剰に感じたので2枚。

スタジアム:1

混沌のうねり:1

ヤーコンを採用した都合で、スタジアムはあまり積めないと感じたが、ピカゼクのサンダーマウンテンなど、どうしても割らないといけないスタジアムを考慮し、1枚だけ採用。サーチ手段もない中で、1枚だけ採用するのもどうなのかと思っていたが、これがないと負けていた試合があったので、いれてよかった。ヤーコン採用とはいっても、ヤーコンは最大3回しか打たないので、2枚くらいスタジアムをいれてもよかったと思った。

エネルギー:11

基本水エネルギー:3

試合によっては1枚しか使わないが、エネルギースピナー込みで2ターン目までに触れる枚数で調整した結果3枚になった。3神に水エネを2枚つけると鋼エネに余裕がでるので、できれば2枚つけたい。

基本鋼エネルギー:8

メタルソーサーなどを考慮して、ストレスを感じないで回せる最低ライン。最初から8枚で調整したが、過不足は特に感じなかったので8枚のまま、手札にたくさんきたときは、クイックボール等でトラッシュに送りたい。

不採用カードの検討

・ジラーチ(ねがいぼし)

デッキの潤滑油であり、メタルソーサーを打つときに前に出して逃がしたり、ブレイブキャリバーの反動を解除する為にいれかえて前に出したり、便利な部分は多かったが、初ターンに、ジラーチスタートして、3神とザシアンをサーチするよりも、3神かザシアンがスタートして、もう1体をサーチするほうが楽だと思った。また、ミラーで4-2でサイドを取られたり、3-2-1みたいな取られ方をするのも嫌だったので不採用。採用しても強いカードだと思う。

・アブソル(あくのはき)

ベンチスペースには余裕がある上、環境に多いジラーチに刺さっているので採用を検討したが、スタートをザシアンか3神にしたかったので不採用。

・ガラルジグザグマ(かんしゃくヘッド)

ザシアンがオルジェネ後に3神をワンパンするための+10を乗せる為に採用を検討、スタートが嫌だったので不採用。

・グズマ&ハラ

タッグコールがエネルギーになるので強いカードだったが、ハンドコストが多くなり、ドローが不十分になってうまく展開できない部分が気になったので今回は不採用。それに伴い、トキワの森、戒めの祠、特殊エネも不採用。


当日のマッチアップ

①3神ザシアン 先 6-5 ○

先行を取って、3神に手張りをし、ザシアンをおいてふとうのつるぎで番返す。相手は3神を置かないでガラルジグザグマや、ハチマキ、戒めで打点を補助しながら、ザシアンで殴ってきたので、そこからお互いにサイドを取り合って、最後は相手のポケモンキャッチャーが2裏で、なんとか勝ち。フライパンが早い段階でつけれていればもう少し楽に戦えたがうまく触れなかった。

②3神ザシアン 後 6-5 ○

後攻だったが、先行1ターン目に相手が3神を置けずに、ザシアン手張り特性で番返ってくる。自分は3神とザシアンを置いて3神に手張りができたので、相手はザシアンで殴るルートを選択。そこからはサイドを取り合い、相手のミラー意識のカードに苦しめられたが、この試合はうまくフライパンがつけれたので、押し切って勝ち。構築のレベルは相手の方の方が高かったように感じたし、勝てたのは、デッキの回り含め、運が良かったと思う。参考になる部分もとても多かった。

③3神ザシアン 先 6-5 ○

先行1ターン目に、3神に手張り、ザシアンの特性まで使って番返す、お相手は、3神をおかずに、ザシアンだけで殴ってくるルートを選択。途中、戒めの祠を張られ、このまま番を返したら前の3神が落ちてそのまま殴られて押し切られる…となった時に、トップが混沌のうねりで、張り替え、それによって相手のプランが崩れてなんとか押し切って勝ち。先行を取り、うまく回っていたのに、うねり引けなければ負けというところまで追い詰められたので、相手の構築やプレイングが本当に上手で、参考になる部分がとても多かった。

④ガラルタチフサグマ 後 4-6 ×

3戦目に隣でやっていたのは見ていたので、マッチングを見て割りと絶望した。相手ヤミラミVスタートだったので、ヤミラミが下がる前にザシアンで取って2、オルタージェネシス打って、その後カスキャ2回でサイドを取りきるプランを立て、後2でザシアンで殴りたかったが、後1のふとうのつるぎでエネがつかず。ソーサーやつけかえがあったので、チャンスはあると思ったがそれもマリィで流れ、後2で殴れず。先3でジグザグマやタチフサグマの特性でザシアンにダメカンを置かれ、ヤミラミに先にザシアンを取られてしまい、そこの返しでなんとかヤミラミを取り、その後オルタージェネシスを打ち、1度カスキャを揃えて裏を狩るも押し切られて負け。ベスト8に入った方だったが、ここまで完成度の高いタチフサグマがいることに素直に感動した。

⑤レッドパーフェクション 先 0-6 ✕

相手アカツキネクロズマ初手でザシアンが置けず、3神に手張りして返す。相手後1でミュウミュウに溶接工で1エネ貼って、ブースターGXのヒートステージでミュウミュウに2エネ加速。先2で水エネ触れず、後ろザシアンに手張りして、追加なしのオルタージェネシス。後2でフレアドライブGXで前の3神が倒され、前のミュウミュウには大きなお守りがついていたこともあり、ザシアンで倒せずに、そのまま押し切られて負け。多分こっちがうまく動けていても勝つのは難しい試合だったと思う。おおきなお守りを考察段階で完全に失念していたので、構築レベルで負けていた。


まとめ

今回のシティは、新弾のパックの発売翌日、カードリスト発表から5日という短い期間でどこまでしっかりとした考察ができるのかが勝負だったと思っています。自分は早い段階で逃げの選択肢にしていた3神ザシアンに対して、強くでれるデッキを思いつくことができず、せめてミラーに強い構築を意識して組んだつもりでしたが、今思い返しても、対戦相手の方の構築の方が明らかに質が高く、構築を組むという部分でも、自分の実力不足、アイディア不足を痛感しました。それでもなんとか勝てたのは、リストが出てからの5日間、平日にも関わらず、毎日練習ができた環境があり、その中で、対3神ザシアンを何度もやって、自分なりに自信を持ってプレイできたからだと思います。いつも一緒にポケカをしてくれている身内の皆さんには本当に感謝しています、ありがとうございます。

今回も、CL京都の優先枠を取ることができず、悔しい思いをしましたが、運良く、CL愛知の抽選に通り、参加できることになりました。CL京都の優先権を獲得するチャンスを与えてもらえたので、あと約2週間、CL京都の優先権を目標に、考察、練習を頑張りたいと思います。最近は、勝利へのこだわりを強く意識するようになりましたが、自分が一番大切にしている「ポケモンカードを楽しむ」という部分を忘れることなく、真剣に向き合うことで勝負の世界を楽しみたいと思います。

自分向けの記録用という位置づけの文章であるということもあり、拙い文章であったと思いますが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。