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K-POPファンは何故ランナーになったのか

2021年12月21日のお昼間にランナー界隈で沼入りの経緯をぽつぽつと話すツイートが散見された。

その中にプリチャンとWake Up,Girls!を知らないでこの界隈に来た人はいるのか?というツイートがあったためにこのような空リプを残した。

するとFF比からは珍しい量の反応を頂いた。中々パンダの様な扱いをされる事がなく正直に言うと少し楽しくなってきたので、何故K-POPアイドルのオタクがRun Girls,Run!(以下、RGR)のライブに足を運ぶまでに至ったかを考えてみることにする。

尚、それを語る上でどうしても海の向こうのアイドルと比較する表現が出てくるがそれは私の文章力のなさ故にそのような手段をとっており、どちらかに優劣をつけるものではないということを念頭に置いていただきたい。


私のオタク遍歴

誰が興味あるねんという感は書き出した今も拭えないが、これがあると私がRGRにハマった道筋やどこに魅力を感じたのかが理解しやすいので書く。恥ずかしいけれど、書く。

・中学生
ももいろクローバーZにハマる。円盤は買うが現場に参加したことはなし。
ここで生歌でのパフォーマンスに軽率に落ちるようになった気がする。

・高校生
LDHファン、ジャニオタ、そして所謂オタクが皆仲が良いという特異な環境に身を置くことになり刀剣乱舞を通して男性声優を知る。
この声優からニッポン朗読アカデミーなどを通してRGRの先輩であるi☆Risを知り、ツイッターをフォロー。(これで男性声優が絞れてしまうんだよな……)

・大学生
男性声優を推しつつもK-POPにハマる。

・現在
コロナ禍でK-POPの現場が激減。燻っていた時にRGR個人Twitterが開設され、i☆Risメンバーのリツイートからお顔を知り今に至る。

大体このような流れでRGR、アニメコンテンツを知る土壌が固まり、アイドルのどういう所に胸を打たれるのかというところが形成されている。


K-POPオタクが何故日本の女性アイドルにハマったか

もはやK-POPを知らないという人は限りなく0に近いと言える時代になったのではないだろうか。コンビニに行けばBTSのパッケージの商品が並び、テレビをつければ歌唱している姿を見ることも少なくない。

その露出量と比例する様にK-POPアイドルに憧れる人は年々増え、国の内外を超えて事務所の門を叩く。事務所に所属して"練習生"になるためである。

私はこの練習生という文化が日本のアイドルと差別化する上で大きく関わっていると考えている。
というのは練習生である期間は歌もダンスも100点を常にマークし、いつ来るかわからないデビューの時まで脱落することなく選ばれ続けなければならない。それ故に寝る暇も惜しんでレッスンに励むのである。成長過程の時期にそれはあまりにも酷であり、私自身もその努力を美しいと評するのは苦手であるが、その体制が変わらないのは韓国のアイドルが『常に完璧を求められる』からである。

日本のアイドルと韓国のアイドルを対比する表現として『成長過程を応援する日本』『完成品を楽しむ韓国』というのは表現の差さえあれどよく使用される言葉である。

一糸乱れぬダンス、CD音源の様な歌唱、これらを当たり前に享受していた私は日本のコンテンツにはもう合わないのではないかと思っていた。

そうRun Girls,Run!に出会うまでは(←これめっちゃ言いたかった…)

Run Girls,Run!という声優アイドル

最初は前述した通りリツイートで流れてきたお顔があまりにタイプだったからということにすぎない。

そこからYouTubeで「Run Girls,Run!」「厚木那奈美」を日夜検索する日々が始まるのだが、ここで声を大にして言いたい。

パフォーマンス動画をもっとアップしてくれ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

声を大にした後に言いにくいことを言うのは高低差で耳がキーーンとなるが、私が1番RGRに対して心が動いたのは知らない人が勝手に上げていたTIFのパフォーマンス動画だった。本当にごめんなさい。

熱い日差しの中、無観客にも関わらず笑顔で歌を歌い、踊る3人を見た時に「えっ」と言葉が漏れた。

こんな環境でこんなに激しく踊っているのにこんなに歌える人がこんなに知られてないことがあるのか!?!?!?!?
これってかなりレベルが高いんじゃないのか!?!?!?!?

まだまだ成長過程であるという点でRGRは「日本のアイドル」像と重なるだろう。だがそれだけでなく「見るものを黙らせる完成度」もそこにあったのである。ここがK-POPオタクに響いた。

i☆Risのライブ動画はプリパラを見ていたことやツイッターをフォローしていることから目にすることがあり、パフォーマンス力の高さは知っていた。でもRGRは?????

ディスコグラフィーを確認しに行き、ライブDVDが無いことに絶望した。

公式のパフォーマンス動画が(限りなく)無い上に!!!!!!!!!円盤で追いかけることもできないなんて!!!!!!!!どうしたらいいんだよ!!!!!!!!!!!!!

本垢ツイートより


オンラインライブ ランガリング・リンクライブ♪最終公演が収録されているドリーミング☆チャンネル Blu-ray+CD盤を買った。

(ちなみに購入はこちらのリンクを貼ろうとしたらエラーが起きていたのでRGR公式さん…!!!!になっている)

ここで少しフォローをするとランガリング・リンクライブのダイジェストが上がっているのはかなり高アシストであると感じる。

ハマる時に何より大切なのは、燃え上がっている炎に対して焚べる薪がたくさんあることである。

私は幸運にも(?)パフォーマンス動画をたくさん見ることができたし(現在は削除されている)
厚木那奈美さんがアップしている踊ってみた動画をまとめた本数で見れたことは現場に行くに至った大きな要因になっている。


また、dアニメストアで「Run Girls,Run!のらんがばん!」という冠バラエティー番組を見れたことも炎を大きくした一因である。

男性声優を推していることもあり声優のバラエティを見るのは初めてではなかったが、正直笑えたことはなく、共感性羞恥で死ぬのがオチだったことからあまり期待はしていなかったのだが。






らんがばん!#10〜#11のピュアリーモンスター回、これめちゃくちゃ面白くないですか!?!?!?!?

メンバーはそれぞれ何を担当しているかという問いに対して林鼓子さんは歌唱、厚木那奈美さんはダンスであるというのは共通認識であるように思う。
森嶋優花さんに対しては意見が分かれる所であり、それは彼女が多才であるからだと感じているが、私個人としてはセンスの良さを挙げたい。

全ての回において笑いの打率は高いのだが、この回の森嶋優花さんの「ぴっぴっぴ」の切り返しは本当に声を出して笑った。
親にも見せたし、親も爆笑したし、とにかくうちの血筋に響いた。
この子達バラエティできるんだ!?益々好感度に拍車がかかった。

当時の私は森嶋さんをこの様に評している。

正直今は頭の回転が速い…というのは…違うのではないか…と…感じている…(……。)
だがこう感じたことこそ森嶋さんのトークのセンスが光っていたからではないだろうか。
センス、うーん。なんというか、養殖は天然を超えられないんだなというのが一番近い表現かもしれない。この天然モノすごすぎる。とにかく私はこれ以降森嶋さんが口を開くたびにわくわくしている。おもしろすぎますこの子。


話が少し横道に逸れたが、らんがばん!でトークを回すのは林、後ろから支えるのが厚木、ぶち込むのは森嶋の流れが綺麗に見え、話題の多さ、転換するスピードにより蛇行トークではあるもののしっかりバラエティが成立していたことも非常に魅力的にうつった。

こうしてずぶずぶと沼に浸かり、人生で初めて女の子を応援するようになる。
何の文脈も知らず、ただ顔面で飛び込み、気がついたら1人のランナーが誕生していた。

これから先プリチャンやWUG新章を見ることもあるかもしれない。
それでも私は顔面入りの人間なので結局推しのアイドルとしての姿以外には鈍感で居続けるだろう。

過去を軽視しているわけではないけれど、こういう人もいるんだなと面白がっていただければ幸いです。

最後に

運営さん、お願いですのでパフォーマンス動画を載せてください。練習着で踊っている様なダンス練習動画でもいいんです。
MVがフルで見れるのはめちゃくちゃありがたかったです。avexのチャンネルなのはちょっとめんどいけど仕方ないよね…
YouTubeコンテンツ、1ヶ月に1本でもいいのでコンスタントに更新されてると布教しやすいし未来のランナーの燃料になると思います。
よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ここまで長々とお読み頂きありがとうございました!!!!!!!!!!!!!

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