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VRChatワールド巡り日記 #06 「ORGANISM」⑤

はじめに

ORGANISMはこれで最終回です。
今回はNo.4を回りました。

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ORGANISM

今回も最初の場所から暗証番号を回して入りました。
Spawn地点からでも良いんですが、前回の続き感を味わいたいので、ちょっと戻ってこちらからスタート。

待合室のようなところにあるテレビ。何も映っていません。

手前の方にあるやつ。寄り道スポットなんですが、何かのポッドでしょうか…? 気味が悪いのでそそくさと退散。

入口を進んで突き当たりを曲がると見えるこれ。何もないけど思わず「う…わ…」って言ってしまいましたw
やばいですよねこれ。絶対に何かいそう…(いなかったけど

多分大浴場。中央にあるのは大きな浴槽で、左側はバスタブですね。奥にあるのは多分寝てゆっくりできるようなやつだと思います。ゆったりできるはずの空間ですが、寝転がれるやつの上にあるのは無機質な蛍光灯で絶対にまぶしい上にリラックスは無理だし、よく考えると大きな浴槽があるのにバスタブっていりますかね……? しかもお湯は天井から伸びたパイプから出てくるのはなんか……

それから奥の方にシャワールームがあったのですが、ストレッチャーが放置されていて激ヤバ感がすごかったので、写真も撮らずに退散してしまいましたw

先に進んでいくとある手術室。手術台はなくて、代わりに椅子が置かれています。

そしてその斜め向かいにあるのがこれ。なんでしょう……
この施設はどうやら病院のようなのでおそらく病院に関わる何かのはずですが、幕も外せないので何なのかはわかりませんでした。

病院内は不気味なので早足でこちらに。誘導灯の先に病院ではなさそうな風景が見えるので安心して向かいます。

行き着いた先は不安になる空間でしたw 11:07を差した無数の時計が、好き勝手に音を発しています。

こちらも足早に出口へ。別の建物へ向かう通路…に見えましたが、氷の塊で繋がれているだけです。ここから落ちたら…まぁどこかのSpawn地点に行くだけだとは思うんですが、ちょっと怖いですね。そして行く先の建物に書かれている「СНЕГ」の文字。「雪」という意味だそうです。

その名の通り、ありとあらゆるものが凍っています。このワールドでよく見るエスカレーターですが、霜で真っ白。

廊下もご覧の通り。壁も天井も凍っています。ここまで凍っていると、空気中の水分が凍結していそうですね。

当然扉も開きません。廊下の先から風の音が聞こえます。雪が降っているような……?

圧巻の景色でしばらく見とれてしまいました。写真だとこの程度ですが、これをVRで見るとめちゃくちゃ迫力があります。この世界は何かが起こったことを予感させるようなものが幾つもありますが、ここが「爆心地」のようなものなのでしょうか?

おなじみの電話ボックスもこの通り。

突然現れた圧巻の景色に魅了されてすっかり忘れていましたが、そういえばと思い建物の廊下の終端の地点に戻ってきました。異空間に転送されたような感じです。ここがもし「爆心地」なら、ここを起点に世界が終わってしまったのでしょうかね。おそらくこのワールド内の建物は全て繋がっていますので、それもあり得るのかなぁと妄想してしまいます。

そして配管から出た水は完全に凍っています。この氷の通路はこの水が作ったものなんですかね。

病院で使われる数々の物が凍っています。

球体の中心部にやってきました。白く光る木と、上部に輝くオレンジ色の空間が印象的です。画面奥に見えるベッドに近づくと、心電図のような音がします。

光っている物の正体はこれ。おじさん……ですかね?

そして奥の方にあるドア。のぞき窓から光の瞬きが見えますが、氷に覆われていて中までは見えません。そしてドアの上部にはあの電光掲示板が。今度は何も表示されていませんが、各地点のスタートにあったものですので、ここはまた新しい地点なんですかね。

ドアの傍にあったボタンが押せたので押すとドアの中へ… と思ったら暗い空間を延々と落下していきます。

底に光が見えてきました。出口かと思いきや…

あれ…………?

よく知っている場所のはずなのに、何が起こったかわからずしばらく立ち尽くしてしまいました。3人称視点で見ているのでここがどこなのかは一目瞭然ですが、知っている場所の、絶対に自分では登れない場所からの視点だったので、かなり混乱します。

No.0 ――
新しい地点にあるはずのこの電光掲示板ですが、このワールドのSpawn地点の電話ボックスにもあったとは… 何度も来ていた場所なのに、全然気がつきませんでした。

電光掲示板の下に書かれている「ЭЛЕКТРОНИКА 7」の文字。これも気になったのでGoogle翻訳で調べてみましたが、「エレクトロニクス 7」とのこと。メーカーか製品の名前でしょうし、あまり意味はなさそうです。

そして前回の記事で書いた、この文字の横にある絵、今回はなんでしょうね。「ORGANISM」という単語の意味は「生き物」。消化管や心臓、脳等の臓器が描かれていたことを考えると今回も生き物に関するものだと思いますが、こういう形の臓器は思い当たりません。この形で生き物に関わりのあるものはと考えると、精子でしょうか?

毎回来ていたこの場所ですが、よく見ると随所で見かけたものがちりばめられています。これはNo.2で見た光るボトルですね。ある意味衝撃的な結末を迎え、ちょっと放心状態になっている心に、ある種の「懐かしさ」を思い起こさせます。

最初の地点にあるもの
No.2にあったもの

こちらのラジカセはNo.3にありました。そこではオールドファッションな音楽を奏でていましたが、ここにあるラジカセからは伸びきったカセットテープから流れるような歪んだ音がします。

最初の地点にあるもの
No.3にあったもの

このワールドはまっすぐ進むだけではなく様々な「寄り道スポット」がありました。このボトルやラジカセはワールドを進む上では知らなくても全く問題ないオブジェクトです。ただ、せっかく用意されている寄り道スポットに寄り道をしていたことで、ワールドを回り終えた時の余韻を楽しむことができました。

おわりに

ORGANISMシリーズは一旦は終わりです。本当に良い作品でした。最初は少し不気味だと感じて気分が悪くなったりもしましたが、今ではどことなくノスタルジックな気持ちになれる場所です。高級感溢れる美しいワールドとはほど遠く、薄暗く、きれいではないはずなのに、美しさを感じてしまう不思議な場所です。

そしてなんとこれには「エピローグ」なるものがあるんですね。

実は一度だけ行ったことがあります。みんなでここのワールドで8Kの写真を撮ったら、何人かがクラッシュしたと言うので「8Kチャレンジ」として遊びに行きました。

ネタバレになったら嫌なので記念撮影以外には何もしませんでしたが、ここにはもう一度訪れていろいろ見て回りたいですね。

それではこの辺で!