貝木(物語シリーズ)の言葉に助けられた話

囮物語の「なでこメドゥーサ」で, 貝木が撫子に「俺は金が好きだ。金は大事だがかけがえのないものではないからだ。」と言っていた台詞が印象的で, 私もそう思って暮らしている。

ちょっといろいろな事情があり原則残業0を目指して仕事をするようになってから1年が経った気がするけど, それを目指すにあたって不安だった人事評価の相対的低下は, この言葉に助けられた。
業務時間で評価されるわけではないけど, 同じ業務効率で同じ能力を持った2人が, 片方は8時間/日, もう片方は10時間/日働いた時, より多くのコミットメントができるのは確実に後者の人間だし, だからこそこれまで減らしたいと思っていた残業は減らせずにいた。
残業を減らしたらめちゃくちゃ良くなったので, 私が得られた効果について興味があれば下記の記事に。

金も健康も大事だけど, 金は貝木の言う通り「かけがえのないもの」ではないから, もし評価がこれまでより相対的に下がって昇給幅が小さくなったり,  昇給ができなかったりしても, それはどこかで同じ物(=金)が取り戻せるかもしれない。

でも健康は一度失うと, もし仮に取り戻せたとしてもそれは以前とは違う「健康のような何か」なわけで, 場合によっては取り戻せないかもしれないし, 要するに同じ物を取り戻せる可能性が極めて低い。

ならどちらを取るかは自明だよねと思って残業0を目指すことに踏み切った。

ちなみにありがたいことに幸運に恵まれ, 人事評価に影響はなくこれまで通り仕事をしています( ˘ω˘)