500Wで15秒温めた時のぬくもりがほしい

はじめに

こんにちは‪(´・ᴗ・` )‬
電子レンジを使って500Wで15秒温めたいことがあまりにもありすぎるのですが, 一般的な電子レンジは10秒刻みでしか時間を設定できないんですよね。
とはいえ1の位を切り捨てて10秒だけ温めるとちょっと足りず, 20秒温めるとなんかちょっと多いみたいな感じでいつも悶々としていたのですが, 中学理科の知識を使って解決できたのがちょっと嬉しかったので書きます。

欲しい熱量

日常生活で(私は)全然使わない熱量(単位: J(ジュール))に登場してもらいました。

500Wの出力で15秒温めたい時に与えられる熱量は

500[W]×15[s] = 7500[J] 

要するに私がほしいのは7500[J]のぬくもりです(?)

ちなみに10秒温めた時と20秒温めた時の熱量はそれぞれ

500[W]×10[s] = 5000[J]
500[W]×20[s] = 10000[J]

になりますので, 5000[J]だとぬくもりが足りず, 10000[J]だとぬくもりが多すぎるというわけです。

200Wでやってみることにする

我が家の電子レンジには500Wの他に200Wの出力もできるので, これを使ってなんとかできないか考えます。

7500[J] / 200[W] = 37.5[s]​

200Wで37.5秒温められれば万事解決なのですが, さっきより難易度が上がりました。というかそもそも, 500Wで15秒温められれば万事解決なところを"5秒"という設定ができないがために悶々としていたのに, "7.5秒"なんてもっと無理な話です。

ということで37.5秒に一番近い40秒温めることを考えます。
ここで得られる熱量は

200[W]×40[s] = 8000[J]

ほしかった熱量より500[J]多くなってしまうんですよね。
でもほしい熱量より2500[J]足りなかったり多かったりするとあまり良くなかったことを考えると, 500[J]って許せる範囲なのでは…? と思えてくるわけです。

500[J]ってどれくらいのぬくもり?

ところでこの500[J]という熱量, 500Wの出力で温める場合は何秒で得られるのかというと

500[J] / 500[W] = 1[s]

1秒 👀❗

1秒です。

つまり, 37.5秒で温めることを諦め40秒で温めた時に余分にかかってしまう熱量は, 500Wで1秒温めた時と同じ熱量です。
これなら許せませんかね?
私は許せます。

計算をしたらあとは実際にやってみるだけですので実際に200Wで40秒温めてみたのですが, ほしかったぬくもりが手に入ったように思います。

いかがでしたか?

悪名高いフレーズの見出しです。
「理科離れ」とかよく言われてますけど, こういうのって子供達にとっても面白いんじゃないですかね。「理科離れ」の原因って, 子供達が原因ではないのではと思った日曜の午前中でした( ˘ω˘)