湯島天神にて思ったこと(コラム)

昨日は夫と湯島天満宮(湯島天神)に梅を見に行ってきました。

暖冬の影響もあり、2月半ばの昨日で境内の梅は7〜8分くらいの開花っぷり。
いつもな2月末から3月にかけてくらいに見に行くのですが、月末にはもう盛りは過ぎてそうな感じでしたね〜。

私と湯島天神の歴史?は古く、初めて湯島天神にお参りに行ったのは高校1年生の時です。
歳がバレますがもう25年以上前のことです。
当時、北関東の地方都市に住んでいた高1の女の子が、一人で都内に行くなんてそれはもう大冒険。
『間違わずに電車に乗れるかな』
『道に迷わないかな』
『遅くならないうちに帰れるかな』
……等々、不安でいっぱいでした。

実際は部活の帰りに湯島天神に向かい、夕方までには帰ったはずです。
多少いつもより帰るのが遅くなったはずですが、特に親に咎められた記憶もないので。
「友達とご飯食べてしゃべってた」とか何とか言ってやり過ごしたんじゃないかな。

何でまた、地方在住の女子高生が湯島天神にお参りに行ったのかと言いますと、好きだった3年の先輩のために受験のお守りを買いに行ったんです。
当時読んでいた10代女子向けの雑誌とかに載ってたんだと思います。
折しも季節は受験シーズンであると同時にバレンタイン。
受験のお守りを引っさげ、自由登校になっていた先輩を最寄駅まで呼び出し(今では信じられない話でしょうが、当時は全校生徒の氏名・住所・電話番号・親の職業まで書かれた名簿が配られたんです)、チョコレートを渡したのはいい思い出。

湯島天神に行く度に高1のあの頃のことを思い出すのですが、唯一思い出せないのは、

私はどうやって湯島天神までの行き方を調べたんだろうということ。

今みたいにネットで電車や道をその場で調べたりは出来ないし、雑誌に載ってるのは多分最寄駅程度。
自分で『◯◯駅から湯島駅まで××駅でこの路線に乗り換えて……』って調べたはずなんだけど、何を頼りにしたのかそれが思い出せない。
駅の路線図を見たのか、駅員さんに聞いたのか……、まあどっちもやってそうなんだけど。

昔のことだから思い出せないわけではないと思う(思いたい)。
でも、『インターネット』『スマートフォン』という便利な道具に慣れすぎて、それがなかった時どうやってたのかが思い出せないんですよね。
私は車は持ってないですが、同じようなことはカーナビとかにも言えますよね〜。

今は電車でもバスでも道でも検索で一発だけど、たまには検索禁止でお散歩行くのもいいかもなぁ〜と思った次第です。

これだけではなんなので、湯島天神の梅をどうぞ。


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