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アガスティアの夢

ヤシの葉に誰かの人生を書く、
そんな人生の夢を見たのはいつだっただろう。

私は自分の過去生で無くとも、
オーバーソウルで無くとも、
色んな人の人生を産まれてからこの世を去るまで、(時には去ってからも)
それを明晰夢で体験しながらこれまで生きてきた。
小さい頃からずっと。

だから覚えていないことの方が多い。



アガスティアの葉を画像で見た時、
うん?見覚えがある、と思い、
しばらく考えていた。
確か、葉っぱだけど書いて書簡として長持ちするものだったから、よく使われてたような、、、
瞑想をして、葉っぱの主幹が同じグループのように人もそうなっていて、誰かがこういう名前でこういうことをしてという情報が降りてくるからそれをひたすら書いた、そんな誰かの人生をふっと思い出し始めた。

どこの誰だか知らないが、いづれこの情報が必要な人が求めに来る、悠久の時を超えてこのこの葉がまた次の葉を生やすが如く、際限なく続く。

そんなに沢山書けるスペースは無いが、それで充分なのだと、リシと呼ばれた男は思っていた。次々に書簡を作らせ、手元に10は新しいものを用意させ、目を開いたまま誰かの人生の書くべき簡素な文が身体に染み込むのを待った。風が心地よかった。

いつか誰かの役に立つもの。
今の私に、何も役立たない。
今の君たちにも役立たない。
ただ、保管してくれ。
一つの枝から採れた物を一つのタバにして。



アガスティアの葉を残すに至ったその真意。さらに奥義、、、、

まだ思い出せず、、、。
思い出すのは、数ヶ月掛かるかな。

思い出せずに終わるか、、、、、。


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