神々と肩を並べるには、たったひとつのやり方しかない

こんばんは。
開いてくださりありがとうございます。

サルトルの「嘔吐」を読み始めました。
まあ骨が折れる折れる。わたしは彼の実在論を濃く摂取出来ると思いこの本を手に取りましたが、中身はなんだか思ったより文学的でした。というかわたしはそもそもサルトルの思想(実存主義)自体に対して「なるほどですネ....まあちょっと、わかります」くらいの感触なので、この本がわたしにとって特段口当たりが良いかと聞かれるとまあ別にそうでもないだろうという感じなのですが、なんせ考えながら読んでしまうのでかなり疲れます。

ただ読んでいて思うのが、サルトルはめちゃくちゃに「生」の人だなと。正直彼の思考はそのままニヒリズムに陥り自死を選んでもおかしくはないと思うのですが、そうではないところが面白いポイントです。ハイデガーとは似たようで逆を行くような不思議。人間って本当、どうしようもなくキモいな。食って働いて寝とけ。でもそうじゃないから面白いですね。ああ面白い。もっといっぱい考えてグチャグチャになれ。そしていつか自滅してほしい。

「過去とは、所有者の贅沢だ。 過去を整頓しておくには一軒の家を持つことが必要だ。 私は自分の身体しか持たない。」

学生だったわたしにはこの言葉がすごく不思議で何だか好きで、これに相反する思想も知りたいと思い15歳くらいから哲学的な書物も読み始めたりしましたが、まあこういう本ってわたしにとってマジでずっとつまらないんですよね。「正直本を読むんじゃなくて直接話したいんだけどな」と思ったことが何度もありました。だからこの言葉が「嘔吐」の中にあると知りながらも、今になって読んでいるのです。

今はね、つまらなくて、ちょっと面白い。

まあ哲学書狂いの奴っておもんねーなと思う瞬間は割とあるので(口悪)、こちらも、嗜む程度に読み進めようと思います。

ではでは。おすすめの思想が有れば是非。
読んでくださりありがとうございました。
またあしたね~。

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