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ウィルソン

2月19日(月)
 労働。目が回りそうなくらい忙しい。業務量が多いこと以上に自分の脳の容量を使いすぎている気がする。パソコンのウインドウを開きすぎているみたいな。ウインドウ閉じ。閉じ。を意識。
 帰って、U-NEXTで「アステロイド・シティ」を観る。映画館で観たときけっこう寝てしまい、「目覚めたければ眠れ〜」のシーンで目覚めたのはある意味でウェス・アンダーソンの思うツボだったのではないか、と思った。初見のときは「"型"を意識しすぎちゃうか?」と思っていたが、様式美が確立されているのはそれはそれで凄いことやと思い直した。

2月20日(火)
 労働。今日は郵便物当番なので午前と午後に1回ずつ"郵便物集まり部屋"に課から出す封筒やら何やらを持って行き、自分の課宛ての封筒やら何やらを取って戻る。立って歩くとちょっと頭がすっきりする。普段からお散歩休憩タイムをとりたい。

2月21日(水)
 久しぶりに気が向いたので昼の弁当を作って出勤する。適当に、気分で、料理をしたりしなかったりできるのは一人暮らしの良いところ。可もなく不可もない弁当。
 夜は家で「アフター・ヤン」を観る。去年、映画館でも観た。家族ダンスバトルのシーンでやっぱり泣く。静かで、きれいな空気が流れている映画だ。

2月22日(木)
 労働。再来週に海外出張があり、ばたばたし始めた。1週間居ない間の仕事を前もって片付けておくとか無理ちゃうか? へろへろ。
 夜、恋人と「夜明けのすべて」観にいく。良かった。自分もパニック持ちなので、発作がどんなふうに描かれているのか観てみたくもあり、それを観るのが怖くもあった(人の発作の様子を見ると、なんとなく自分も誘発されそうな気がするのだ)。発作のシーンはやはりちょっとしんどかったが、なんとか耐えた。
 主人公の2人が、恋愛関係にならないところがよかった。病気はあくまでそれぞれの苦しみだし、自分でうまく付き合っていくなり、寛解に向けてできることをしていくしかない。その中で、余裕があれば助け合う、という関係の人がいるのはとても幸せなことだ。

2月23日(金)
 休み。少しだけ海外渡航の準備をして、アプリとか入れた。あと家で「キャスト・アウェイ」を観る。先週のまんじがためで高橋翔さんの「ウィルソーーーン!!!泣」のモノマネがおもしろかったため。自分が無人島に行かされたら、生きていられるやろうか…と、うっすら考えながら観た。たぶんすぐ死にそう。
 夜は恋人と外でごはん食べる。牡蠣の松前焼きが美味しかった。

2月24日(土)
 メトロでビクトル・エリセの「エル・スール」を観る。静かで、やっぱりちょっと寝た。調べると、本当はもっと長い話だったはずが、製作費の関係で途中までで終わらせざるを得なくなったらしい。私はこの終わり方が良いと思った。
 いったん帰って準備して、クマゴローカフェの裏の鮭座で読書Barイベント。初めてなのでなんとなく手探りで準備して手探りで始めて、結果、友達だけ来てくれてのんびり過ごした。クマゴローカフェでは酒の渦(日本酒飲み放題イベント)をやっていて、日本酒も少しもらったり。友達以外の人が来なかったので、ただ本を並べた飲み会っぽくなってしまったけどまあ楽しかった。そのあといつも行くカフェとバーにも行って、恋人に送ってもらってべろべろで帰宅。

2月25日(日)
 疲れているのか周期的なものなのか、朝に目覚めた時の気持ちの落ち込みがすごい。布団から出たくないしこのまま死にたいと思いながらうだうだする。起き上がると少しマシになる。昼から休日出勤なので支度して出る。あまり行かないスーパーで、ずっと切れていた洗面所の電気を買えたのでよかった。仕事の内容は言えないが、進行がグダグダした場にじっと座っていなければならず、しんどかった。終えて帰る。
 夜は恋人が来てくれて家飲み。TVerで「マツコの知らない世界」の昭和歌謡特集を観る。よかった。

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