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なぜ文系出身の私がエンジニア採用をやっているのか

はじめに

この記事はMakuake Advent Calendar 2022の18日目の記事です。
このAdvent Calendarはマクアケ開発本部の面々が昨年もやっているものです。そのため基本的には技術記事や開発組織の記事が中心なのですが、人事である私が1日だけお邪魔しています。

改めましてマクアケで開発本部の採用担当をしています、るかです。所属は人事本部ですが、開発本部のメンバーも人事のメンバーと同じかそれ以上に関わっているので、個人的には開発本部にも所属しているくらいの気持ちでいます。

そしてそう感じるくらい、開発本部のメンバーが受けいれる姿勢を示してくれているので、それにありがたくのっからせてもらっていて、このAdvent Calendarにも参加させてもらいました。

先に結論

さて今回のテーマの本題ですが、なぜ今私がエンジニア採用という仕事をできているかというと、元エンジニアで、元別職種の採用担当で、それが合わさった結果というところが大きいです。(なんでエンジニアになったのかは後述します)

ここより先は私のキャリアの変遷と、変化のきっかけになったことを書きます。読んで得るものがある人がいるとしたら、

  • 新たなキャリアに踏み出すか悩んでいる人

  • 文系出身でものづくりへの関わり方を模索している人

  • マクアケのエンジニア採用担当がどんな人か知りたい人

くらいだと思いますが、該当する方は「こんな人もいるんだ」と思って読んでもらえたら嬉しいです。

あとはビジョンという軸で繋がっていれば、そういった掛け算のキャリアのあり方も受け入れてくれる、マクアケの懐の広さも伝わったらいいなと思っています。

語学系からエンジニアへ

ということで、私のキャリアの変遷ですが、学生時代はがちがちの文系でした。大学はフランス語をひたすら勉強する毎日でした。
それなのにエンジニアを志したのは、ものづくりを仕事にしたいという気持ちからでした。

詳細は省きますが、父親から作ったものを見せびらかされて(?)育ったので、就職を考えたときに、自分も何か作りたいという気持ちになったことは自然な流れだったと思います。その気持ちに向き合った結果、文系でも採用してくれるSIerでならエンジニアとしてものづくりができると思って、SEというファーストキャリアを選択しました。

1社目ではスマホメーカー、通信キャリア、非IT企業と客先はさまざまですが一貫してAndroidのアプリを開発していました。今でも自分が関わったアプリには愛着があって使っていたりします。

今振り返って思うのは、語学系から開発者になるのは思ったほど離れた選択肢ではなかったということ。言語の文法と同じようにコンピューター言語があって、言語の根ざす文化があるようにシステム環境がある、みたいな捉え方をしていました。

あとこれはおまけの話ですが、英語ができたほうが、変数のネーミングの質が上がるし、OSの一次情報はほぼ英語なので、英語の知識はあって無駄にならなかったなと思っています。

SIerから製造業での社内SEへ

とはいえSIer時代は自分自身の技術的なレベルは正直低かったなと思います。(特にマクアケのエンジニアと関わるようになって顕著に感じます。)ただそれでもなんとかやっていけていたのは、やっぱり人に誇れるものづくりがしたいという根幹があったからだと思います。

なので、使われる見込みのないアプリの開発や、自分が存在意義を感じられないアプリの開発に関わるうちに、どんどん仕事の意義が感じづらくなっていってしまいました。そこでITの知識は活かしつつ、もう少しユーザーのためになる仕事がしたいと思って選択したのが、製造業での社内SEの仕事でした。

製造業だとユーザーとなる社内の人はほとんど技術職の方です。そこでの社内SEの仕事は、技術職の方々がものづくりの仕事に打ち込めるように、それ以外の仕事を少しでも効率的にできるシステムづくりでした。そうやってものづくりをする人をサポートすることで、間接的に自分もものづくりに貢献できると実感できたのはこの経験があったからだと思います。

社内SEから採用担当へ

そして社内SEになったにもかかわらず、採用担当になっていくきっかけだったのは勤怠管理システムの導入に関わったことです。要件定義で労務的な知識が必要になったことで、人事制度や法律等を勉強し始めました。そのあと、自分の業務範囲を広げるうえで何をしたいかと上司から聞かれて、採用のアシスタント業務にも関わるようになり、最終的には当時の採用担当の異動と同時に正式に採用担当になりました。

これは本当に偶発的でしたが、その前に関心を持って勉強をしていたというのがポイントになりました。採用担当になってからは、それぞれの部署の仕事やメンバーの理解もより深まって、ものづくりをする人に関わっている感覚がより強くなりました。その影響で採用の仕事をこれからもやっていきたいと思うようになっていました。

最終的にエンジニア採用担当へ

最終的にマクアケにたどりついたのは、私の「ものづくり」に対しての想いがマクアケのビジョンにリンクしたから、でした。直接的にも間接的にもものづくりに関わってきた中で、ものづくりの難しさもそれに挑戦する人たちの尊さも身をもって知れていたからこそ、自分の力をそこに使う意義を強く感じられるのだと思います。

今までのエンジニアとしての経験と、採用担当の経験をかけあわせてエンジニア採用に関われることになったことは、タイミングも含めて偶発的でもあり、今までの繋がりの結果でもあると感じています。

また、ストレートなキャリアでなくても、エンジニア経験があることに信頼を寄せてくれる開発本部のメンバーや候補者さんがいることで、改めて何も無駄になっていないなと感じています。

ただの自分のキャリアの振り返りではありますが、純粋にキャリアの一例としてこんなキャリアの積み上げ方もあるんだと知って、何か行動を起こすきっかけになる人がいたら幸いです。




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