秋の新作、めっちゃ苦戦しました。
こんにちは!
Ruimemeデザイナーのいとうなるみです。
今回、Ruimemeから秋の新作を発表しました。
このブランドでは春夏秋冬それぞれで新作を発表するので、これはRuimemeを立ち上げて3回目のコレクション。
いきなり裏話になりますが、今回、今までで1番パターン&デザインに苦戦しました…!!
なんでかっていうと、春夏は主にリネン100%の生地を使うので、わりと薄手の生地が多かったんですね。
だから生地の分量をたっぷり取っても、そこまでシルエットは広がらなかった。
しかし今回秋物ということで、コットン素材、特にフランネルを多く使用しました。
リネンと違い生地感もしっかりしてハリもあるので、一歩間違うとすごく太って見えてしまう…!!
まぁ生地が違うので当たり前なんですけど、今までリネンが多かった分パターンに落とし込むのに苦労しました。
実際の生地で作る前にシーチングでトワルを組んでも、やっぱり実際の生地とは違う。
出来上がってもボツになったものもいくつかありました。泣
それでも譲れなかったのは、Ruimemeの服は「着ていて美しく見える」ことを1番大切にしているから。
着ていて太ってみえる、というのは絶対に避けたかったので、それだけは阻止するべく試行錯誤しまくったと思います。
あと個人的に「たくさんの分量の生地をウエストでぎゅっとしぼる」ようなデザインがとっても大好きなので、そのようなデザインのドレスもいくつか作りました。
だからRuimemeのお洋服は基本的に身幅がかなり大きめ。今回作ったものは、身幅が134cmのものとかもあります。
でもそれだけたっぷりと使った生地をウエストでぎゅっとしぼるだけで、スカート部分に綺麗なドレープが生まれ、より特別なドレスに仕上がるのです。
普通の既製服ではここまで生地をたくさん使っているものはあんまり無いだろうと思っています。
Ruimemeのコンセプトは「日常に着るドレス」なので、生地は惜しみなく使いたい。
だから、生地は贅沢に使いつつ、ウエストはちゃんと細く、美しいシルエットになるようなドレス達が出来上がったと思います。
今回の秋物は、そんなデザイナーのこだわりが一段と色濃くでたコレクションになりました❁
ぜひ、ご覧頂けると嬉しいです。
Ruimeme
いとうなるみ
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