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【茶室る庵】野良派こそ喫茶去を旨に


【喫茶去】

久々に、丸亀町壱番街ドームの 「ものいち」の川口屋さんで赤い漆のお皿を買ったので、水無月を買って帰って茶室る庵へ。

軸を「喫茶去」にかけかえ一服いただく(一服ではすまないけどさ。笑)。








喫茶去は、「まぁ、茶でも一服のんでいきなはれ」という意味。

この言葉の元になった「趙州禅師」の話がなかなかおもしろい。

趙州禅師は、どんな客人が来ても「喫茶去」と答え一服の茶をふるまう。それに対し寺の院主が、初めての客人ならばともかく、どうして誰にでも「喫茶去」というのですか?と聞くと、禅師は院主に「喫茶去」という。

妙な忖度などせず、客人の貴賤・貧富・賢愚・老若、職業なども関係なく、ただ無心に真心込めて茶を点てるだけと禅師はいいたかったんだと思うよ。

たとえ道具は粗末で、お茶や菓子は十分なものでなくとも、茶室のなかでは、すべてが平等で、楽しくあることを、野良派としては大事にしたいね。

風が通りすぎる茶室る庵は涼しく、小さい庭のどくだみが良い感じです。

また、お寄りくださいまし。

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